▲Vモーショングリルとキックアップしたウエストラインによって、プチセレナのような装いに仕上がる公算が大きい、次期デイズルークス。もちろん、マイルドハイブリッドや、プロパイロットも搭載されるだろう ▲Vモーショングリルとキックアップしたウエストラインによって、プチセレナのような装いに仕上がる公算が大きい、次期デイズルークス。もちろん、マイルドハイブリッドや、プロパイロットも搭載されるだろう
▲こちらは次期eKスペース。eKクロスの流れを受けて、両側スライドドア採用の背高ワゴンにもダイナミックシールドが織り込まれる。併せて車名はeKスペースから、eKクロススペースに改名される見通しだ▲こちらは次期eKスペース。eKクロスの流れを受けて、両側スライドドア採用の背高ワゴンにもダイナミックシールドが織り込まれる。併せて車名はeKスペースから、eKクロススペースに改名される見通しだ

日産と三菱による、スーパーハイトワゴン

日産が主導権を握って開発された、新型日産 デイズ/三菱 eKは、先代よりも違いが強化され、それぞれのブランドに見合ったキャラクターに仕立てられた。続いて登場する背高ワゴンも両社のタッグにより、ホンダ N-BOXやダイハツ タントを射落とす、高い商品力の持ち主になりそうだ。

6年ぶりに一新されたデイズ/eKは、プラットフォームやエンジンが新開発され、軽自動車初のプロパイロット(eKでは、マイパイロットと命名)も盛り込まれた意欲作だ。

日産は、お約束のハイウェイスターを、三菱は斬新なSUVテイストのeKクロスを中心に据えている。

さて、次に予定されているのは、背高ワゴンのデイズルークス/eKスペースの刷新だ。

すでに両者の合弁会社である、NMKVが企画を進めており、2019年度内のデビューが有力視されている。
 

▲現行日産 デイズルークス。2013年東京モーターショーで先行披露され、翌14年2月に発売された▲現行日産 デイズルークス。2013年東京モーターショーで先行披露され、翌14年2月に発売された
▲三菱 eKスペースもデイズルークスと同様の13年モーターショーデビュー、14年発売。2016年には、燃費不正問題を受けて、両車とも販売が一時的に中断されたが、その後カタログ燃費が訂正された▲三菱 eKスペースもデイズルークスと同様の13年モーターショーデビュー、14年発売。2016年には、燃費不正問題を受けて、両車とも販売が一時的に中断されたが、その後カタログ燃費が訂正された

2019年東京モーターショーでお披露目か

デイズルークス/eKスペースは、ホンダ N-BOXが幅を利かせている、背高ワゴン市場に斬り込もうと、2014年2月に発売された。

現行モデルと同じく、世代交代後もデイズ/eKとシャシーを共有するため、ホイールベースは現状より、65mm伸ばされるだろう。

延長分は、後席のレッグスペースと荷室に充てられる見通しだ。

エンジンやCVTなどのパワートレインも、デイズ/eKにならって刷新される。

カタログ燃費は、新型デイズ/eKほどではないものの、現行モデルを上回ることは想像に難くない。

中でも、2.7psのモーターとリチウムイオン電池が備わる、マイルドハイブリッドモデルは、25km/L突破に期待できるかもしれない。

また、先進安全装備では、衝突被害軽減ブレーキと、踏み間違い防止アシストに加えて、車線逸脱警報、逸脱防止支援システムが加わるだろう。

デイズと同じく、デイズルークスはハイウェイスターを中心とした、バリエーション展開になるだろう。

一方のeKスペースは、ダイナミックシールドと、SUVテイストをeKクロスから受け継ぎ、車名もeKクロススペースに改名される。

まさに小さなデリカD:5といった装いになりそうだから、三菱ファンには楽しみな1台に違いない。

2019年度内のデビューが予定されているが、正式発表に先がけて、今秋の東京モーターショーで、プロトタイプが先行披露される可能性が高い。

日産と三菱の両ブースで実車を確認できるチャンスだ。

※2019年6月28日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年3月
■全長×全幅×全高:3395×1470×1775(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3
 

text/マガジンX編集部
photo/マガジンX編集部、三菱自動車