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絶滅危惧車の5代目ミラージュは、一度歴史に終止符を打ったモデルだった!
2018/09/07
ハッチバックにはV6エンジンが搭載されることはなかった
三菱 ミラージュは一度、絶版になったモデルだ。初代は1978年、三菱初のFFコンパクトカーとしてデビューし、後にコンパクトセダンも投入された。
そのデビューはセンセーショナルで、映画『未知との遭遇』(スティーブン・スピルバーグ監督作品)とのタイアップまで行った。
そんなミラージュは5代目までフルモデルチェンジを遂げながら、だんだん三菱自動車におけるポジショニングがあやふやになってきた。
そして2000年に日本では販売終了となり、一度は24年の歴史に終止符を打ったのだった。
ちなみに現在販売されているミラージュは2012年に復活を遂げた名称だが、それまでのCセグメントからAセグメントへと変わり、よりコンパクトな車となっている。
1995年、5代目となるミラージュは、「ランサー」とともに次世代のベーシックカーとして3ドアハッチバック、4ドアセダンともにフルモデルチェンジ。
4ドアセダンは実質「ランサー」と同一のモデルとなったが、「ランサー」にラインナップされない3ドアハッチバックは先代よりも全長を80mm短縮し、いっそうコンパクトになって投入された。
新開発の1.5L DOHCエンジンは、低~中速のトルクアップと低燃費化を実現。4ドアセダンに搭載した1.5L MVVエンジンは、空燃比の希薄限界制御を採用したことで話題を呼んだ。
また、V6ガソリンエンジンは1.6Lから1.8Lに排気量をアップすることでよりトルクフルになり、“新世代の小さな高級車”をうたっていたことが記憶に新しい。
トランスミッションは5速MTと4速ATを組み合わせていた。なお、4速ATにはFTOで好評を博していた「INVECS-II スポーツモード4AT」を採用し、イージードライブと走る楽しさを実現させていた。
最近でこそ、どこのメーカーも採用しているが、ATでもシフト操作ひとつでギアを選択できる、あの機構だ。
なぜ、三菱自動車が特許申請しなかったのか、もしくは特許申請できなかったのか、個人的には謎に感じている。
そんな5代目ミラージュもいつの間にか、原稿執筆時点(8月31日)ではカーセンサーnetに1台しか掲載されないほど、レアな存在となってしまった。
個性派だったりレアな車を求めている読者は、手軽に差別化を図れる1台としてご一考いただきたい存在だ。
ちょっとでも気になった方は、中古車物件をチェックしてみてほしい!
photo/カーセンサー、三菱
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三菱 ミラージュ(1995年10月~2000年8月生産モデル)この記事で紹介している物件
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