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SHARE751馬力! BMW「XM」をACシュニッツァーがカスタマイズ。史上最強のMに挑みました
独自のチューンで「XM」の魅力を引き出す
ACシュニッツァーは2024年3月22日、BMW「XM」をベースにしたチューニングモデルを発表しました。XMの魅力を最大限に引き出した同車は、ボディにはシルバーの専用エンブレムが与えられ、ACシュニッツァーからリリースされたことがひと目で分かるモデルになっています。
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M社の専用モデルとして誕生したXM
これまでにも、さまざまなハイパフォーマンス・モデルを生み出してきたBMWのM社。そのM社の専用モデルとして誕生したXMは、ひと目それを見た瞬間から、そのパフォーマンスを直感的に意識させられるモデルだ。M社専用のモデルといえば、誰もが知るのは3.5Lの直列6気筒自然吸気エンジンをリアミッドに搭載したM社のファーストモデル「M1」が有名な存在だが、そのM1とXMの間には、40年以上の時を経て受け継がれたものがある。それはテールゲートのセンターではなく、リアウインドウの左端と右端にツインで備わるBMWのエンブレム。それがM1へのオマージュであることも説明の必要はないだろう。
対して、キドニーグリル・アイコニックグローと呼ばれるダイナミックな造形のグリルをメインにデザインされたフロントマスクや、シャープなラインで構成されるサイドビューの美しさは、これもまたXMの魅力である。ちなみにパワーユニットのシステムはPHEVで、最高出力で489psを発生する4.4LのV型8気筒ガソリンターボエンジンに、197psのエレクトリック・モーターが組み合わされ、システム全体では653psの最高出力と、800Nmの最大トルクが得られる仕組みになっている。
今回紹介するのは、このそもそもスポーティなフィニッシュであることに関して異論はないだろうXMに、さらにBMWチューニングのトップブランドであるACシュニッツァーが、独自のモディファイを加えたものである。彼らによれば、それは「技術的な洗練と美的なエレガンスの完璧な共生の結果」であるという。はたしてその言葉が意味するものは何なのか。さっそく彼らの最新作、「XM by AC Schnitzer」の詳細に迫ろう。
「AC5フローフォーミングホイール」はBMWの大型SUV専用に開発
放たれるオーラが、さらに強く、スパルタンなものになったと感じられるエクステリアは、もちろんその基本シルエットにこそ変更はないものの、ACシュニッツァーのエアロダイナミック・コンバージョン・キットによって完成されたものだ。このキットの内容は、フロントスプリッター、フロントサイドウイング、リアルーフウイング、リアディフューザー用フィンによって構成されるもので、それらのコンポーネントはすべて、高速走行時のダウンフォースを増大させるという確かな機能を持つ。
さらにボディにはシルバーの専用エンブレムが与えられ、外観からでもひと目でACシュニッツァーの作品であることがBMWのファンには認識されるだろう。
標準のホイールと組み合わせて使用するスペーサーは、トレッド幅を前後ともに20mm拡大し、ハンドリングを最適化する。装着されるホイールは、こちらも最新世代となる「AC5フローフォーミング」。バイ・カラー、もしくはグロッシー・ブラックの2タイプから選択が可能な23インチ径だ。
ベースとなるXMも同様に23インチ径のホイールを組み合わせるが、ACシュニッツァーはBMWの大型SUV専用に開発されたもので、デザインは従来のダブルスポークの進化型ともいえる斬新なもの。センターの五角形のハブキャップと、そこから放射状に伸びるダブルスポークは、非常に印象的な新しいダブルY字デザインとなった。タイヤサイズはフロントに295/35ZR23、リアには335/30ZR23が選択されているが、これはXMが採用する275/35R23、315/30R23と明確な違いがある。
パワーユニットのシステム出力は最高出力で751ps、最大トルクでは900Nmに向上。約100psのエクストラを得たパワーを受け止めるフットワークにももちろんACシュニッツァーの手は及んでおり、前後で20~25mmのローダウンが実現するスプリング・キットが、よりダイナミックなドライビング・エクスペリエンスを提供する。史上最強のMに挑んだACシュニッツァー。彼らの存在はBMWファンの中ではもはや欠かすことのできないものなのだ。
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