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SHAREイタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
掲載 carview! 文:編集部 12
イタリア語で「12気筒」を意味する812の後継モデル
5月3日、フェラーリがV12を搭載する新型フラッグシップ2シーターを発表しました。
「812スーパーファスト」後継となるこのモデルの名は「12 CILINDRI(ドーディチ チリンドリ)」。もうお気づきの通り、イタリア語でドーディチは12、チリンドリはシリンダー(気筒)。ベタに言えば「12気筒」という名を冠した、フェラーリの“12気筒愛”への決意表明のようなモデルで、ベルリネッタ(クーペ)とスパイダー(オープン)が同時にデビューしています。
>>フォトギャラリーで12チリンドリのベルリネッタとスパイダーを比べる
・・・過去に日本語に馴染みにくいフェラーリモデル名というのはパッと思い浮かばないのですが、「ドーディチ チリンドリ」が今後どのような愛称(略称?)で呼ばれるようになるのか興味深いです。雑談はこの辺にして、ざざっと概要を見てみましょう。
812後継であることからもお分かりの通り、エンジンをフロントミッドに搭載するFR(後輪駆動)で、搭載エンジンは自然吸気かつ非ハイブリッドと“12気筒愛”あふれる建付け。65度のバンク角をもつV12は、2002年発表の記念碑的モデル「エンツォ」に初搭載されて以降、フェラーリV12モデルに受け継がれる名機F140型の系譜にあたります。
その6.5L V12エンジン「F140HD」は技術的には812スーパーファストの高性能モデル「812コンペティツィオーネ」に搭載されたユニットに近く、チタン製コンロッドやDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングされたピストンピンの採用も共通。さらにNAエンジンでははじめて、3速と4速でトルクカーブを電子制御する吸気トルクシェーピング機能の「ATS」が搭載されました。
・最高出力|830ps/9250rpm
・最大トルク|678Nm/7250rpm
・レブリミット|9500rpm
・トランスミッション|8速DCT
エンジン出力などのスペックは812コンペティツィオーネと同値。812スーパーファストと比較すると、最高出力(800ps)は30ps上回り、最大トルク(718Nm)は40Nm下回り、0-100km/h、0-200km/h加速と最高速度はイーブンとなっています。一方、ギアが1段増えた8速DCTは812コンペティツィオーネ比で30%も高速化されました。
<次のページに続く>
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みんなのコメント
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2024/5/21 15:34365GTB/4DAYTNAへの原点回帰ともとれますね。
デイトナに始まりデイトナに終わるつもりなのでしょうか。。。-
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2024/5/22 10:09結局リスクを負いながらV型多気筒エンジンをどこまで残せるか、という瀬戸際まで来ているんだよね。
フェラーリ、ランボルギーニ、AMG以外は消滅しても良い。あまり良いもの残せてないからね。
ボローニャまでLB744の発表見に行って実際に開発陣のインタビュー聞いたけど、世の中的にハイブリッドで
静音による車庫出しが可能になったりカーボン+アルミの動体性能でモーターで走れるのが凄い。
次世代スーパーカーだなと思った。
フェラーリも意欲的にV12を継続しているし、傑作のAMGはパガーニ他採用し続けられる程評価が高い。
一部購入層にだけ届けば良い商品になる事で良いんじゃ無いのかな?-
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