CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/f524248d1fff9e51f4b2063b5bc92b3fade51ea1/
SHARE新型ボルボC40に試乗。これからはもうBEVでいい、いやBEVこそがいいのでは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:伊達軍曹 41
C40はXC40ベースのサステイナブルでエシカル(倫理的)なBEV
ボルボは2030年までに全モデルを電動化させる最初のプレミアムブランドとなり、2040年までにはクライメートニュートラル(気候中立=人、企業、団体などが活動により排出する温室効果ガスを、その吸収量やその他の削減量を差し引いて総排出量を算出し、実質ゼロにするという取り組み)も実現させると公表している。
ボルボ「C40 Recharge」は、そんな流れのなかで登場したボルボ初のピュアEV(BEV)。今回はその4輪駆動ツインモーターモデルであるボルボ「C40 Recharge Ultimate Twin Motor」に試乗した。
結論としてボルボ C40 Rechargeは、エンジン搭載車にあまりにも慣れ親しんだせいでBEVおよびBEVが中心となる未来社会について「あまり好きになれないだろうな……」と思っていた筆者を、「これからはもうBEVでいい、いやBEVこそがいいのではないか?」と変心させることに成功したクロスオーバー車であった。
ボルボ C40 Rechargeの基となっているのはコンパクトSUVの「XC40」だが、衝突吸収フロント構造の一部であるエンジンを持たず、代わりに500kgの高電圧バッテリーを備えるピュアEVの宿命として、正面構造は完全に再設計された。
ボディサイズは全長4440mm×全幅1875mm×全高1595mmで、類似する部分もあるXC40と全幅はほぼ同寸だが、全長は15mm長く、全高は69mm低められている。そのフォルムは「ボクシーなXC40」に対して「クーペライクなC40 Recharge」と評することができるだろうか。エクステリアでは、ピュアEVであることを静かに主張する「グリルレスのフロントまわり」が目を引く。
インテリアデザインはXC40のそれを踏襲しつつ、スカンジナビアの風景から着想を得た「フィヨルド・ブルー」のカーペットを使用。そしてスウェーデンはアビスコ国立公園の山々を再現したという、バックライト付きの半透明パネル類などを採用している。
……というよりも、クソまじめな会社であるボルボが「サステイナブルでエシカルな(倫理的な)」観点から完全レザーフリー(本革不使用)インテリアを初採用したということのほうが、より伝えるべきトピックであろうか。そしてインフォテイメントシステムはボルボがGoogleと共同開発したもので、我々が日常的に使っているGoogleマップやGoogleアシスタントを、C40 Rechargeの車内でもシームレスに使うことができる(※これはかなり良かった)。
パワーユニットは、C40 Recharge Ultimate Twin Motorの場合は車名のとおり、前後の車軸に各1基のモーターを搭載。システム最高出力と最大トルクはそれぞれ408ps/660Nmとなる。駆動用リチウムイオンバッテリーの総電力量は78kWhで、一充電あたりの航続距離は485km(国土交通省申請値)。普通充電と急速充電の双方に対応しており、空の状態から11kWの普通充電では約8時間、6kWの普通充電では約13時間で満充電に。150kWの急速充電を利用した場合は約40分で80%までの充電が可能になる。
いささか前説が長くなってしまったが、とにかく横浜の街にて、ボルボ C40 Recharge Ultimate Twin Motorに乗ってみることにしよう。
-
- 新車価格(税込)
-
699.0 〜 739.0
-
- 中古車本体価格
-
400.0 〜 619.8
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
スポーツ
2024.05.30
「オコンはチームプレイヤーになれない」その悪評が生まれた過去の遺恨と改善策。場合によってはF1シート喪失の可能性も?
-
業界ニュース
2024.05.30
トヨタ新型「ランドクルーザー“ プラド”」発表! 旧型デザインの「カカドゥ」も超カッコイイ! パワフルな上級エンジン搭載の「カクカクSUV」豪に登場へ
-
業界ニュース
2024.05.30
ベスパから「LX 125 ABS」の2024年モデルが登場!クラシックベスパのDNAを受け継ぐモダンな1台
-
業界ニュース
2024.05.30
スバル大崎社長「水平対向エンジンを磨き続ける」 トヨタ&マツダとの共同会見で力強く明言
-
業界ニュース
2024.05.30
4月乗用車ランキング、トヨタ・シエンタ首位、2位にはアルファードが浮上!(SUV・軽自動車を除く販売台数ランキングTOP20・2024年4月)
-
業界ニュース
2024.05.30
日産が新型「コンパクトSUV」発表! 「小さな高級車」な上質内装がイイ! 横一文字テールも新採用の「キックス」に注目集まる
-
業界ニュース
2024.05.30
ランボルギーニ「ウルス」に初のPHEV 新型「ウルスSE」日本上陸! トータル800馬力 最高時速312kmの“スーパーSUV”
-
業界ニュース
2024.05.30
6速MTのみ!? トヨタ新型「SUV“ミニバン”」発表! タフ顔が圧倒的な「イノーバクリスタ」上品仕様!「GX+」印でに登場に反響アリ
-
業界ニュース
2024.05.30
「はい、それ違反でーす」エンジンかけたまま車から離れる、コンビニなどでやりがち。
-
ニューモデル
2024.05.30
車の撥水加工を衣類にも! プロ仕様の撥水力を実現した超撥水スプレー「さよならビッショリ―」
-
業界ニュース
2024.05.30
[5年間無事故無違反の証] ゴールド免許の維持に影響しない軽微な交通違反×5件
-
ニューモデル
2024.05.30
S耐24時間オールナイトFUJI、3日間で過去最高の延べ5万4700人が来場!
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.30
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
-
コラム
2024.5.29
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540
-
コラム
2024.5.29
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?
-
コラム
2024.5.28
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ
-
コラム
2024.5.28
【566から】アウディA4&A5スポーツバックに特別仕様車「マイスターシュトュック」新設定
-
コラム
2024.5.27
【ビンボー臭さゼロ】なVW製新型キャンパーの“デザイナーズ感”。日本メーカーも出してほしい
-
コラム
2024.5.27
【買えないアルヴェル】横目に“500安+6人”で売れるレクサス「LM」が気にする兄弟の動向
-
コラム
2024.5.26
【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
-
コラム
2024.5.26
【マツダが明言】本当だった次期「CX-5」計画! ハイブリッドはTHSのマツダチューン版が濃厚