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- ホンダならではのクーペスタイル
ホンダ アコードハイブリッド 「ホンダならではのクーペスタイル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 5
- 燃費
- 4
- 価格
- 2
ホンダならではのクーペスタイル
2022.11.25
- 年式
- 2020年2月〜モデル
- 総評
- アコードはシビックと並ぶホンダの看板モデル。北米に続いて日本に導入された10代目はハイブリッドのみ。新世代プラットフォームにパワフルかつ経済性にすぐれるe:HEVの組み合わせは上質な乗り味をもたらした。
- 満足している点
- ミドルクラスセダンとしては上質に仕立てられており、装備内容も充実している。日本ではホンダの最上級セダンとなるだけに後席の座り心地にも配慮。クーペスタイルでありながら背もたれの角度を傾け、シートバックの高さを50㎜延長するなど、着座姿勢の適正化が図られている。座面や背もたれのフィット感は良好だ。後席シートヒーターも標準。
- 不満な点
- クーペのようなフォルムは悪くないのに、いまひとつ垢抜けないのが気になる。ホンダに限らず、セダン系の売れ行きが不振なのはSUVの大胆で迫力あるデザインに太刀打ちすることが難しいから。
- デザイン
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3
- ホンダが得意とするクーペスタイルは先代よりも全長を短く、全高を抑えてホイールベースを延長した。低重心や安定感を印象づけるプロポーションとなり、Aピラーの下端を後方に引くことでロングノーズ化。流れるようなフォルムは悪くないが、インパクトという点においては物足りなさも。
- 走行性能
-
4
- 普段使いではモーター走行の割合が高く、発進時にアクセルを強めに踏み込んでもモーターのみで力強く加速する。高速道路への合流などではエンジンも回転を高めて力強い加速が得られる。そういう場面ではエンジンの存在が明らかだが、通常、アトキンソンサイクルの2リッターエンジンは発電が主体で乗り味はまるでEVのようだ。
- 乗り心地
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5
- アコード初採用の「アダプティブダンパーシステム」はスポーツモードを選ぶと路面のトレース性が高まり、パワーの出方も機敏になる。乗り心地はコンフォートモードがしなやかで快適。タイヤは235/45R18サイズを装着するが、路面の継ぎ目や舗装の荒れた状況でも突き上げをうまくいなしてくれる。後席の居心地もよく、広さの余裕も十分だ。
- 積載性
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5
- トランクルームの荷室容量は573リットルを確保。先代の424リットルから容量を一気に増やしたのは制御用ECUと一体化した電源ユニット(IPU)を後席下に収めたから。広さではカムリ(524リットル)を上まわり、ハイブリッドセダンではトップレベルにある。一体可倒式のトランクスルーも備わっている。
- 燃費
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4
- WLTCモード燃費は22.8km/L。数値ではカムリのほうが良好だが、ミドルクラスセダンがこれだけ走れば納得がいく。シビックe:HEVと比べてもモード燃費では1.6km/Lの違いしかない。
- 価格
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2
- アコードはEXのみの1グレード。465はカムリWSレザーパッケージよりも高価。インテリアの質感、高級感ではアコードが一枚うわてだが、売れ行きではカムリの圧勝だ。出来れば買いやすいグレードを設定して欲しかったが、北米では11代目アコードが発表され、導入時期は未定ながら日本を含めグローバルで販売される予定だ。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 中古車本体価格
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54.1 〜 345.0
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- 新車価格(税込)
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465.0
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