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ランドローバー レンジローバー 「「富裕層の足」として、これ以上のモノはそうそうないはず」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 伊達 軍曹(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 5
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
「富裕層の足」として、これ以上のモノはそうそうないはず
2023.2.8
- 年式
- 2021年11月〜モデル
- 総評
- 最高のSUVであるレンジローバーを、ジャガー・ランドローバーのスペシャル部門が「さらに最上の一台」へと仕立て上げた最上級グレード。デザインも走りも、そして各部の仕立ても「さすが!」としか言いようのないものであり、一般人はさておき、富裕層にとっては「最高に素晴らしい毎日の足」になるだろう一台。
- 満足している点
- 「すべてに大満足!」というのが正直なところ。ゆっくり走ってもスポーティに走らせても、乗り味の良さは世界トップクラス。というか、走らずに後席に座っているだけでも癒やされてしまう。さすがは高級車オブ高級車である。
- 不満な点
- 特にない。個人的には「どう考えても手が届かない価格」が不満だが、それは、この車の想定ユーザーには関係のない話だ。
- デザイン
-
5
- そもそもボディ表面の凹凸が少なく、さらにはきわめて小さなパネルの継ぎ目などによってフラッシュサーフェイス化されたボディは「上質の極み」と言えるニュアンス。そしてジャガー・ランドローバーのビスポーク部門である「SVO」が仕立てたインテリアは「英国貴族の館のよう」と言うほかない。細かな部分まで、すべての意匠が洗練されている。
- 走行性能
-
5
- パワーユニットは最高出力530psのBMW製4.4L V8ガソリンツインターボエンジン。2000rpm以下でもきわめてトルクフルだが、3000rpmを超えると怒涛の力感が炸裂する。また巨体ではあるが、4WSの恩恵によりパーキングスピードでは驚異的なまでに小回りが利く。
- 乗り心地
-
5
- 2000rpm以下ぐらいのレンジで走っている際には「大海を行く大型客船のような乗り心地」と感じられる。そして3000rpmを超えたぐらいのレンジに入ると「ソフトではあるのだが、同時に引き締まってもいる」という、なんとも絶妙で最高な乗り心地に変化する。
- 積載性
-
5
- 荷室容量は5人乗車時でも818L。後席をたためば1841Lまで拡大できる。広大なだけでなく、さまざまな操作を電動にて行うことができるため、広義の積載性能も抜群と言える。
- 燃費
-
3
- カタログ燃費は公表されていないが、まぁここはレンジローバーという車に期待すべき部分ではない。ただ、高速道路を定速巡航する際の燃費は、さほど悪くはない。
- 価格
-
4
- 車両本体価格は2568で、一般的にはそのほかにも数十単位のオプション装備を多数選択することになるはず。とはいえ、評者の尺度ではなく富裕層の尺度で計るのであれば、このクオリティに対しては「リーズナブル」だと言えるはず。
- 伊達 軍曹
- 自動車ジャーナリスト
- 外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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- 新車価格(税込)
-
1835.0 〜 3267.0
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- 中古車本体価格
-
108.0 〜 4200.0
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