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マセラティ グレカーレ 「マセラティの新しい流れ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 3
- 価格
- 2
マセラティの新しい流れ
2023.9.13
- 年式
- 2022年5月〜モデル
- 総評
- スポーティなSUVが欲しいけれどポルシェ・マカンじゃあ普通過ぎるし……なんていう人にオススメしたい1台。特に「トロフェオ」は、過激な走りとSUVの実用性を楽しめる「1粒で2度おいしい」モデルですね。
- 満足している点
- 後席やラゲッジスペースが広くて、想像以上に実用的なこと。それでいて「レヴァンテ」ほどは車体が大きくないから、トータルでのパッケージのバランスがいいです。もちろん、走りの性能や楽しさはいわずもがな。
- 不満な点
- 意外に車体が大きく、特に2mに迫る全幅はちょっと覚悟が必要です。自宅や行動範囲の道と駐車場が狭くなければいいですが。あと、「GT」や「モデナ」のパワートレインは、決して力が足りないわけではないのですがマセラティという響きから期待するエモーショナル感としてはやや薄味なような……。
- デザイン
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4
- まごうことなくマセラティ。あくまでスポーティでエレガントなスタイルは、SUVとなっても変わりませんね。全体のプロポーションはスポーツクーペのようだし、独特のフロントグリルやいかにもスポーツカーっぽいフラットなヘッドライトなど個性がたまりません。
- 走行性能
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4
- 2.0Lの4気筒ターボエンジンを積む「モデナ」や「GT」は十分な動力性能といえるものの、マセラティと考えれば少し物足りない気がします。パワー的にもフィーリング的にもですね。……でも、そんな人のために存在するのが3.0LのV6エンジンを積む最高峰モデルのトロフェオ。トロフェオのパフォーマンスといったら、アクセルを踏めば踏むほど爽快で、あまりの色気に骨抜きにされそうなほど。ハンドリングはシャープで、その点もマセラティという響きを裏切らないですね。
- 乗り心地
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4
- スポーツカーブランドのSUVとはいえ、乗り心地は快適そのもの。しなやかなサスペンションがしっかり動くから、上品な乗り心地です。意外だったのは後席の広さ。実車に接する前は「コンパクトボディ」だと思っていたので後席はそれほど広くないと考えていました。しかし実際には、全長4860mm×全幅1980mmとそれなりの大きさ。トヨタ「ハリアー」よりも一回り大きいのです。だから後席が広く、かなりくつろげます。
- 積載性
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4
- 「乗り心地」の項目で触れた車体の大きさは、積載性にもメリットをもたらします。荷室容量は550L〜570Lで十分な広さ。マセラティながらステーションワゴン的に実用性を求めて使うのもいいですよね。
- 燃費
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3
- カタログ燃費は欧州の計測値で約9〜11.5km/L。かつてのマセラティに比べれば望外の領域ですね。特にGTやモデナは排気量2.0Lの4気筒ターボエンジンなので常識の範囲内の燃費だし、日本の税制でも自動車税がそれほど高くない(トヨタ・ハリアーのガソリン車と同じ)なのは魅力。
- 価格
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2
- 900強からのプライスは、マセラティとしてはかなり身近なもの。V6エンジンを積むトロフェオではその倍近いプライスとなりますが、530psエンジンと考えれば割安?
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 中古車本体価格
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798.0 〜 1740.0
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- 新車価格(税込)
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896.0 〜 1476.0
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