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マツダ ロードスターRF 「ソフトトップと同じ魅力とRFにしかない魅力を併せ持つ電動オープンロードスター」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西川 昇吾(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 2
ソフトトップと同じ魅力とRFにしかない魅力を併せ持つ電動オープンロードスター
2023.6.19
- 年式
- 2016年12月〜モデル
- 総評
- ソフトトップ譲りのシャープで楽しいハンドリング、人馬一体を感じるドライブフィール、そして美しいエクステリアデザイン、便利な電動オープン機構、のびやかでトルクフルな2.0Lエンジン…。このように特出すべき推しポイントはたくさんある。ただ、ロードスターという枠の中で考えると高いと感じてしまう人はいるだろう。他にはない魅力にロードスター「RF」としての個性を感じて、その金額を出せると思えるかがキーポイントと言える。
- 満足している点
- ソフトトップと共通の部分となるが、まさに人馬一体を感じる運転フィーリングが何よりの魅力。また複雑な電動オープン機構を備えていながらも、軽量な車重をキープしているのが素晴らしいと感じるポイントだ。リア斜め横から見たスタイリングが美しいのも注目すべきポイントと言える。そしてトルクフルで高回転域まで回しても楽しいフィーリングの2.0Lエンジンも魅力的なポイントだ。
- 不満な点
- 不満なポイントはやっぱり値段。ソフトトップよりも複雑な電動オープン機構を採用し、さらに高性能なエンジンを載せているとはいえ、FRスポーツとしての利便性と速さに対するコストパフォーマンスを考えればGR86/BRZの方が上と言える。また、スタイリングは美しいが、先代モデルのRHTのようなフル電動オープンを求めていたファンも少なくないのではないだろうか。
- デザイン
-
5
- これはソフトトップも同じだが、歴代ロードスターのイメージを踏襲しつつ魂動デザインをうまく取り入れて、ロードスターらしさと現代のマツダらしさが融合しているのが素晴らしい。また、年々厳しくなる衝突安全性などをパスしながら、切れ込むような低いノーズを実現できたことは称賛に値する。そして電動オープン機構が備わったRFの特徴である、ファストバック部分は美しいの一言に限る。Cピラーからリアフェンダーにかけての造形を見ると、「クーペバージョンも見てみたい」と思わせる。
- 走行性能
-
5
- ソフトトップと比べて重たくなったことは確かだが、歴代ロードスター共通のシャープなハンドリングは健在だ。2.0Lエンジンはソフトトップよりもトルクがあるし、大幅改良で高回転域まで回して楽しいロードスターになった。ソフトトップ同様に年次改良で様々なポイントが少しずつ改良されているのも見逃せないポイント。特にパワステのフィーリングは確実に良くなってきている。
- 乗り心地
-
5
- 乗り心地はソフトトップと同じくスポーツカーとしては優れている。ドライバーに適切なインフォメーションを与える良く動く足回りは、副産物として乗り心地にも寄与しているイメージだ。また、RFになるとクローズド時の遮音性がグッと良くなるため、車内の快適性も一段と高くなる。全体的な乗り心地のイメージも、ソフトトップに比べて心なしかラグジュアリーな雰囲気がある。
- 積載性
-
3
- 電動トップを有していながらソフトトップとほぼ変わらない積載性なのは素晴らしいと言えるだろう。しかし、ソフトトップもそうだが、2シーターオープンということを考えても積載性はあまり高いとは言えない。先代モデルのトランクがRHT含め広かったイメージがあるため、ここは現代ND型のウィークポイントと言える。また、室内の収納が少ないのも難点と言える。
- 燃費
-
4
- 軽量なソフトトップには劣ってしまうが、WLTCモード15.8km/Lという燃費性能はスポーツカーとして考えたら良好。これはひとえに、軽量な車重とスカイアクティブテクノロジーがあってこその燃費性能だろう。電動化に頼らず機械としての効率を求めた結果の燃費と言えるのではないだろうか。
- 価格
-
2
- 正直言って高い。ソフトトップも少し高いかなと感じてしまうが、上級のグレードになると400に届こうかという価格設定になる。オープンモデル、しかも電動オープンとなると仕方ないのかもしれないが、利便性やスペックを考えれば正直高いと実感してしまうのは否めない。
- 西川 昇吾
- 自動車ジャーナリスト
- 1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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- 新車価格(税込)
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379.6 〜 430.9
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- 中古車本体価格
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145.0 〜 489.8
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