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三菱 RVR 「扱いやすさや取り回し性に配慮した実用コンパクトSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 2
- 価格
- 3
扱いやすさや取り回し性に配慮した実用コンパクトSUV
2023.7.23
- 年式
- 2010年2月〜モデル
- 総評
- エクリプスクロスよりもひとまわり小さなコンパクトSUV。現行モデルは2010年にデビューし、改良を重ねながら現在に至る。SUVとしては取り回しにすぐれ、実用性では最新モデルにひけをとらない。価格的にも230台からと買いやすい設定だが、デビューから13年が経過しているだけに新鮮味は薄れてしまっている。
- 満足している点
- 全長は短めでも室内空間の使い勝手はよく、4人乗車時でも狭さはなく、ラゲッジルームの使い勝手も良好。足まわりもこのクラスでは贅沢な4輪独立サスを採用し、乗り心地と安定性を高いレベルで両立させている。2023年2月には後側方車両検知警報システム、後退時車両検知警報システムをMグレードに標準装備したほか、メーカーオプションのサイド&カーテンエアバッグを全車に標準装備、ターンランプ付きドアミラーがMグレードに装備されるなどの改良も行われている。
- 不満な点
- エンジンは走行性能と環境性能に配慮したMIVEC(可変バルブタイミング機構)を採用するが、パワーは平均的なもので、燃費性能も物足りない。運転支援機能についてもACCやステアリング支援が未設定。
- デザイン
-
3
- 2010年のデビュー当初から基本ボディは変わっていないが、2017年に“ダイナミックシールド”を採用してフロントマスクを一新。さらに2019年にもデザインを刷新し、エクリプスクロスやアウトランダーと共通性のある迫力あるマスクとなった。内装デザインは落ち着いていて、さほど古さを感じさせない。2019年8月以降のモデルにはスマートフォン連携ナビゲーションを設定するなど、モダンな仕上がりを見せている。
- 走行性能
-
3
- エンジンは139馬力、172Nmの出力を発生する1.8リッターガソリンのみ。とくにパワフルという印象ではなく、日常で使うシーンにおいては必要にして十分な動力性能は確保されている。
- 乗り心地
-
4
- 足まわりは前ストラット、後マルチリンクの4輪独立式。やや硬質な印象を受けるが、ペースを上げるとフラットで落ち着くタイプ。操舵フィールもしっかりとしていて安心感を感じさせる乗り味だ。見た目から想像するよりも後席は広く、2段階のリクライニング機構も備わっている。
- 積載性
-
3
- 後席を使った状態でも奥行きがあり、6:4分割可倒式の後席を前倒しすることで1.5mほどの奥行きが出現する。フロア下にはラゲッジアンダーボックスが備わり、濡れた荷物を積んだりする際に便利だ。
- 燃費
-
2
- WLTCモード燃費はFFで13.8km/L、AWDで12.8km/L。1.8リッタークラスのガソリン車としてはやや物足りず、さらなる向上を期待したい。
- 価格
-
3
- 注目したいのは最上級グレードのブラックエディション。フロントグリルやルーフレール、18インチアルミホイールなどをブラックでコーディネートし、内装も撥水機能を備えたスエード調素材×合成皮革のシート、レッドステッチの本革巻きステアリング&シフトノブなどの専用アイテムをそろえて260.48。AWDでも283.25と、300以下で購入可能。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
230.7 〜 283.3
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- 中古車本体価格
-
29.0 〜 380.0
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