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- とんでもないコーナリングマシン
ルノー メガーヌ ルノー・スポール 「とんでもないコーナリングマシン」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
とんでもないコーナリングマシン
2023.9.13
- 年式
- 2018年8月〜モデル
- 総評
- 興味を持ったら買っておくべき1台。ルノーのスポーツモデルとして、最高傑作といっていいでしょう。ルノー・スポールの組織変更に伴って今後は「R.S.」の新型は出てこない見込み。つまり最後の「R.S.」なのです。とはいえ今後もメガーヌにスポーツモデルが登場する可能性はありますが、このクルマのようにパワフルな純ガソリン車で……というと難しい。残念なのは、ルノー・スポール社(現アルピーヌ)の本拠地であるディエップ工場製ではないということくらいでしょうか。
- 満足している点
- とにかく走り。単に速いというのではなく、運転していて「最高に気持ちいい」と思えるクルマ作りはさすがです。コーナリングが楽しく、峠道を走っていると「直線になるのが残念」と思わずにはいられないほど。
- 不満な点
- なにかありましたっけ?
- デザイン
-
4
- 流麗なデザインはデビューから時間が経っても古さを感じさせませんねぇ。個人的なお気に入りはフェンダー。鍛えられた筋肉のように丸みを帯びた張り出しが美しすぎます。
- 走行性能
-
5
- なんといっても旋回性能ですよ。こんなにスムーズにグイグイと向きを変え、さらに旋回中のニュートラルステア感といったら、まるでレールの上を走っているかと思うほど。なんというコーナリングマシンなのでしょうか。ハンドリングオタクには最高のクルマですね。個人的には「毒を食らわば……」の精神(使い方が間違っているような気もしますが気持ちが伝われば…)で、サーキットに特化したより高い走行性能の「トロフィー」がオススメです。
- 乗り心地
-
3
- FF量産車としてニュル最速ラップも記録したスポーツモデルだから乗り心地が悪い……かと思いきや、そうでもないのはさすが。確かにサスペンションは硬いのですが、ダンパーの質がいいから「カドがとがっておらず丸い」状態で衝撃に不快さがなく、フラットライド感が保たれるのも乗り心地への印象をよくしていますね。ちなみに「トロフィー」とベーシックな「R.S.」ではサスペンションの味付けが異なり、後者のほうが乗り心地はいいです。
- 積載性
-
3
- サーキットで速いスポーツモデルながら、パッケージングはCセグメントの2ボックスハッチバックで実用車そのもの。つまり、しっかりとラゲッジスペースも確保されていて日常生活では困りません。大型スーツケースも2個なら積載可能。
- 燃費
-
3
- メチャメチャいいわけではありませんが、性能を考えれば納得できるレベル。WLTCモード燃費はEDCモデルが11.3km/L、MT車が11.4km/Lで、高速道路なら13km/L程度は走ります。十分じゃないでしょうか。
- 価格
-
3
- デビュー時は、ベーシックモデルなら新車価格450程度で買えました。今にして思えば、バーゲンプライスでしたね。最終モデルはそこから100(スズキ「アルト」の新車1台分!)ほど上がっていますが、急激な物価上昇や為替レートを考えれば仕方がないでしょう。とはいえ、買う価値があるクルマです。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
-
- 中古車本体価格
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34.0 〜 649.0
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- 新車価格(税込)
-
559.0 〜 659.0
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