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スズキ ワゴンRカスタムZ 「新しくて懐かしい!? 熟成された6代目は新シリーズのカスタムZに注目せよ!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 5
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
新しくて懐かしい!? 熟成された6代目は新シリーズのカスタムZに注目せよ!
2023.9.15
- 年式
- 2022年8月〜モデル
- 総評
- 2017年に登場した6代目ワゴンR。デビュー当初も3つの顔をそろえていたが、22年8月の仕様変更で登場したのが従来のFZ系に代わる新シリーズとなるカスタムZ。現在の軽市場の主役はスライドドアが付いたスーパーハイトワゴンだが、普段の足としては使い勝手がよく、価格も150前後とコスパに優れる。デビューから6年以上が経過している現在(2023年9月)でも、商品価値の高さは相変わらずだ。
- 満足している点
- ボディが軽いおかげでNAでも十分な力強さ。ターボは高速走行や上り坂でも力強い走りが得られる。操縦性はスポーティと言うよりも穏やかさのあるセッティング。乗降性もよく、普段使いにはピッタリのモデルと言える。
- 不満な点
- デビューから5年目のテコ入れとなるモデルで、ワゴンRシリーズではもっとも幅広い層に支持されるフロントマスクが与えられたように思う。残念なのはFXシリーズやスティングレーにも新たなフロントマスクを与えてもよかったのではないか。そのほうが全体的に新鮮味を増して、選択肢がさらに広がったと思う。
- デザイン
-
3
- 新デザインのフロントマスクはかつて(4〜5代目)のスティングレーをイメージさせる精かんなもので、現行スティングレー顔が馴染めないような人にはちょうどいい選択肢。現在の3つの顔の中ではもっともハンサムで、いかにもカスタムらしいまとまり。リヤはスティングレーと同タイプのバンパーを装着。インテリアはブラックを基調に、インパネカラーパネルやドアアームレストに専用のブラウンメタリック加飾を施している。
- 走行性能
-
4
- マイルドハイブリッドを採用するNA(自然吸気)エンジン搭載モデルは「ハイブリッドZX」。発進時はモーターアシストの恩恵もあってアクセルをさほど踏み込まなくても軽やかな加速が確かめられる。普段使いにはまるで問題なく、ストレスを感じさせない走りだ。高速道路でも80km/h前後で流れるような状況においては軽快感は失われないものの、上り勾配やさらに速いペースになるとモアパワーが欲しくなる。そういうシーンで乗る機会があるならターボエンジンを搭載し、余裕ある走りが得られる「ハイブリッドZT」を選びたい。
- 乗り心地
-
4
- ベーシックなFXと比べると前後にスタビライザーが装着され、オプションのアップグレードパッケージを選択するとタイヤは15インチとなる。より安定した乗り味はそれらの影響もありそうだが、路面によっては硬質な印象を受けるかもしれない。ただし、基本的には乗り心地に配慮したセッティングと言える。静粛性も日常使用するようなシーンでは耳障りになるようなノイズはうまく抑えられている。居住空間も広く、大人4人乗車でも狭さを感じさせない空間を確保している。
- 積載性
-
5
- ワゴンRは収納スペースが充実しており、インパネや前後ドアにはトレーやポケット類が豊富。なかでもリヤドア左右に設置されているアンブレラホルダーは、長さ90cm程度の傘を立てて収納出来るのが便利。ラゲッジルームは実用的なスペースが確保されており、後席は左右別々に倒すことができる。後席背もたれを倒すとフラットなフロアが得られ、さらに助手席を倒せば長い荷物を積み込むことが可能だ。
- 燃費
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5
- ボディが790〜800kg(FF)と軽く、マイルドハイブリッドを採用するおかげでハイトワゴンではトップレベルの経済性を確保。WLTCモード燃費はハイブリッドZXでは25.2km/L、ターボのハイブリッドZTで22.5km/Lの経済性だ。高速8割+一般道2割の走行における実用燃費でも本格ハイブリッド並みの21km/Lという経済性を得られた。
- 価格
-
5
- ハイブリッドZXが147.4、ターボのハイブリッドZTが163.35。4WDは+12〜13ほど。全車速追従機能付きACCをはじめとする先進安全機能も充実。カスタムシリーズは見た目にもスポーティに仕立てられており、スライドドア付きのスーパーハイトワゴンよりもリーズナブルな設定も見どころだ。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
155.1 〜 183.4
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- 中古車本体価格
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0.1 〜 300.0
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