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- この内容がこの価格?コスパ高し
トヨタ カローラスポーツハイブリッド 「この内容がこの価格?コスパ高し」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 3
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
この内容がこの価格?コスパ高し
2023.1.11
- 年式
- 2018年6月〜モデル
- 総評
- それにしても、とてもバランスがいいクルマですね。走り、快適性、燃費、そして価格。素晴らしくまとまりのいいクルマです。今どきのトヨタのいいところが全部詰まって、ギュッっと凝縮された感じといっていいのではないでしょうか。納得の1台です。
- 満足している点
- 燃費の良さ。走りの良さ。そしてよく考えてみると車両価格も内容のわりにリーズナブルなこと。いまどきCセグメントのフルハイブリッドモデルが250万弱から手に入るなんて、よくよく考えてみるとちょっとした奇跡のように感じませんか?
- 不満な点
- 後席足元はあまり広くないですね。ところで、カローラシリーズのなかで、あえてステーションワゴン(ツーリング)ではなくハッチバックを買う理由はどこにあるだろうか?……という気がしなくもないですが、きっと気のせいでしょう。走りはワゴンよりもハッチバックのほうが軽快ですしね。
- デザイン
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4
- クリーンなフォルムながら、スポーティな雰囲気と躍動感があって軽快な雰囲気。まとまりがいいですね。全幅は日本向けのカローラセダンやツーリングに比べると45mmワイドなグローバルサイズですが、とはいえ1790mmと1.8mは切っているので自宅もしくは行動範囲によほど狭い道や駐車場がなければ困らないです。
- 走行性能
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4
- このモデルになって走りの実力が大幅アップ。車体のふらつきなどがグッと減って、運転していると安心感が違うし疲れにくくなっています。ところで、カローラスポーツ(セダンやツーリングも同時)は、2022年10月の改良でハイブリッドシステムを刷新しました。エンジンは同じですが、モーターやバッテリーなど電気系のユニットを刷新。それは、ひと足先に「ノア」や「ヴォクシー」に搭載されたユニットですね(いわゆる“第5世代THS”)。その新ハイブリッドの進化幅は大きなもので、モーターのパワーもアップしていますが必要な時に電力もドバッと送れるようになったことでアクセル操作に対する反応がかなり良くなっています。ドライバビリティの向上幅は相当なものですよ。
- 乗り心地
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5
- この世代のカローラは、デビュー当時のトヨタ車のレベルを大幅に超えた走行性能と乗り心地のバランスが自慢。乗り心地に関して言えば、とにかく車体の揺れが少なくて乗員が上下左右に揺すられないのがいいですね。例えばドライバーは、視線のブレが少ないのを実感できるでしょう。いっぽう同乗者にとっては、快適さに加えて酔いにくいのもメリットですね。
- 積載性
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3
- 荷室容量は352L。9.5インチのゴルフバッグは2個積めます。ライバルである「シビック」の452Lに比べると少ないですが、シビックは車体がひとまわり大きいので、当然といえば当然かもしれません。ちなみに最新の「ゴルフ」は380Lですね。注目したいのは床。高さを上下2段に調整できるだけでなく、オプションで左右を4:2:4で分割して開ける珍しいタイプも用意します。これは床下の荷物を取り出す際などに意外と便利。
- 燃費
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5
- WLTCモードで27.2m/Lから30.0km/L。もう言うことなしです。いま、トヨタのハイブリッドはいくつかの方式がありますが、燃費でいえば1.8Lエンジンを組み合わせたTHS(昨今はTHSという呼び方をやめて「シリーズパラレル式」と言っている)がベスト。もちろん、カローラスポーツのハイブリッドモデルに積んでいるのもそれです。
- 価格
-
5
- ベーシックな「X」が246で、最上級の「G“Z”」ともなれば289です。「カローラのハッチバックも高くなったなあ」と思う一方で、ハイブリッドを組み込んだCセグメントハッチバックが246から買えるという事実は客観的に考えると結構安いかもですね。また中間グレードの「G」以上は実質的にナビもついているわけですし、そのうえ18インチタイヤまで履く「G“Z”」もよくよく考えるとリーズナブル。シビックのハイブリッドよりは100以上安いわけですから……。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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247.0 〜 297.8
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- 中古車本体価格
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87.8 〜 395.6
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