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トヨタ カローラスポーツハイブリッド 「この性能とこの燃費で「この安さ」というのはちょっと驚異的」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 伊達 軍曹(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
この性能とこの燃費で「この安さ」というのはちょっと驚異的
2022.12.21
- 年式
- 2018年6月〜モデル
- 総評
- ハンドリング性能や超高速域での安定性、あるいは操舵フィールのようなものが、同セグメントの世界的定番である「フォルクスワーゲン ゴルフ」以上であるとは思わないが、その差は、以前と比べれば格段に接近してきている。そしてカローラ ツーリング ハイブリッドには「価格の安さ」と「燃費の良さ」といい確実なアドバンテージがある。ドイツのアウトバーンを走らせるならさておき、日本の公道を走る分には「何かとジャストな魅力」にあふれている。
- 満足している点
- デザインはガソリン車と同じだが、体感するパワー感はさすがにガソリン車以上。また燃費も、同グレードのガソリン車と比べるとリッターあたり10km/L以上優秀。この差は正直デカい。
- 不満な点
- これと言って大きな問題点や懸念されるポイントはないが、強いて言えばカローラ ツーリング ハイブリッド同様、ダッシュボードの中央上部にいきなりそびえ立っている大型モニターは、見やすくはあるのだが、端的に言ってちょっとダサい。
- デザイン
-
4
- エクステリアとインテリアのデザインはガソリン車と同じ。すなわち、そもそも低重心かつワイドなシルエットであり、スリムなヘッドライトやサイドまで回りこんだ低いフロントフードなどにより、そのワイド&ローなフォルムを強調している。悪くないデザインと言っていい。
- 走行性能
-
4
- 駆動方式はFFのみで、パワーユニットは最高出力98psの1.8Lエンジンに、同95psの電気モーターを組み合わせている。2022年10月の一部改良で電動モジュールが刷新された。エンジンが稼働する際の振動は少なく、モーターとガソリンエンジンの力が渾然一体となった加速時のフィーリングもリニアで大人びている。そしてTNGAのコンセプトに基づくGA-Cプラットフォームも剛性感は十分ゆえ、「スポーツ」の名に恥じぬ軽快な走行フィールを日常的に堪能できる。
- 乗り心地
-
4
- こちらも新世代のGA-Cプラットフォームが効いているのか、乗り心地は良好。道路の小さな継ぎ目を乗り越える際も、そして何らかの大きな入力があった際もサスペンションはよく動き、ドライバーと助手席パッセンジャーに不快な思いをさせない。ただし後席の快適性は今ひとつ。
- 積載性
-
4
- 荷室容量はガソリン車と同じ352Lで、5人乗車時でも9.5インチのゴルフバッグ2個を積載可能。4:2:4分割のアジャスタブルデッキボードは荷物に応じて荷室床面の高さを2段階に調整できる、なかなか便利な装備といえる。
- 燃費
-
5
- WLTCモード燃費は、ベーシックグレードでは30.0km/Lだが、最上級グレードではさすがに27.2km/Lになる。それでも、「このクラスの走りっぷりがいい車」のなかでは抜群の省燃費性能であるといえよう。
- 価格
-
4
- 最上級グレードである「G“Z”」でも車両本体価格は289で、シンプルでベーシックな「G“X”」であれば、わずか246。先進安全装備も全車標準装備となるハイブリッド車のなかでは「十分以上に安い!」と言っていいだろう。
- 伊達 軍曹
- 自動車ジャーナリスト
- 外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
-
- 新車価格(税込)
-
247.0 〜 297.8
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- 中古車本体価格
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87.8 〜 395.6
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