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- スポーティーさがある3列シートMPV
トヨタ ウィッシュ 「スポーティーさがある3列シートMPV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西川 昇吾(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
スポーティーさがある3列シートMPV
2022.1.21
- 年式
- 2009年4月〜モデル
- 総評
- もう2度と出てこないと言われる類のクルマは多いが、もしかするとこのウィッシュもその類かもしれない。3列シート車としては走行性能が比較的良好な部類と言えるので、3列シート車を強いられるがハンドリングやスポーティーな雰囲気も譲ることが出来ないという人に検討して欲しいモデルと言える。
- 満足している点
- 3列シートMPVとしては全高が低く、スポーティーな雰囲気があり旋回時の安定性やフィーリングもそこそこといった具合な点が良いところと言える。3列シート車はスライドドアが主流となってきている現代では代わりのないモデルであると言えよう。
- 不満な点
- もう中古車でしか購入方法がない点はしょうがないが、中古車市場に流通する1車種と考えた際に、あまりインパクトや注目度が大きい車種ではないと言えるであろう。買う時も売る時もあまり得したという気分がない車種と言えばそれまでだが、ポジション的には中途半端と言えるかもしれない。
- デザイン
-
4
- 初代、2代目共に3列シートを有するミニバンとしては全高が低く抑えられていて、走りへの期待感が持てるデザイン。特に初代はスポーティーな印象を強く受ける。3列シートが必要だけれどもあまりファミリーライクな雰囲気があるクルマは嫌だ、という人にとっては良いデザインと言えるのではないか。
- 走行性能
-
4
- 全高が比較的低いためハンドリングや旋回時の安定性は3列シートMPVとしては高い部類であると思う。ステーションワゴンレベルとまではいかないが、一般的なミニバンに比べればとても優秀。全高の低さもだが、現代で言えば比較的コンパクトなボディサイズも影響しているのではないかと思う。
- 乗り心地
-
4
- バリバリの現行モデルたちと比べてしまうと分が悪いものの、ステーションワゴンに近いボディ形状も相まってか、剛性や静寂性に比較的優れており乗り心地は良好な部類と言える。よりボディ剛性を高める努力が現代のように施されていればもっと良かったかもしれない。
- 積載性
-
4
- さほど大きくないボディサイズと低い全高なので積載性はあまり良くはない。しかし、そのような不利な条件を踏まえて考えてみると健闘している方ではないかと思う。3列目シートはあくまでもエマージェンシー用として考えた方が良く、普段は3列目シートは倒しておくという使い方が一番無難であろう。
- 燃費
-
4
- 絶版モデルであるので、最新の現行モデルと比べてしまうと燃費性能は劣ってしまう。しかし、ハイブリッドなどが用意されていない3列シートMPVとして捉えると、比較的良好な燃費性能を誇る。もし中古車で購入しても「燃費が悪い」という不満はそう多く出てこないはずだ。
- 価格
-
3
- 絶版モデルであるため中古車価格で見ることになるが、元の価格帯が200〜250程度であったことを考えると(初代と2代目で若干の幅はあるが)お買い得感がある中古車車種となっているとは言えない。値落ちの幅としては平均的な部類と言えると思われる。
- 西川 昇吾
- 自動車ジャーナリスト
- 1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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- 中古車本体価格
-
17.0 〜 149.9
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- 新車価格(税込)
-
190.6 〜 259.3
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