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SHARE マクラーレンは第6戦マイアミGPで今季マシンMCL38にアップデートを投入する。チーム代表のアンドレア・ステラは、アップデートは“違いが分かる”レベルである一方で、2023年に行なったほどの規模ではないと説明した。
マクラーレンは昨年のオーストリアGPからの3戦でアップデートを連投した。空力パーツのほとんどを入れ替え、シンガポールGPでもさらなる改良を行ない、中団グループから一気に上位グループへと進出。シーズン後半戦はレッドブルの後ろでフェラーリやメルセデスと表彰台を争った。
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2024年シーズンも序盤戦を終えた時点で、マクラーレンは上位グループに留まり、コンストラクターズランキングではメルセデスの上3番手につけている。
ただ今年2月に行なわれたMCL38の発表会では、チームが既により有望な開発プロジェクトを進めており、ローンチバーションには間に合わなかったと説明していた。
アップデート第1弾はマイアミGPに向けて準備中で、ステラ代表は目に見えた変化になると明かした。ただ、2023年シーズン中に行なわれた“総入れ替え”にはならないと示唆した。
「今回は、昨年オーストリアやシンガポールで行なったふたつのアップデートほど大きなモノではないが、それなりのステップになるはずだ」とステラ代表は語った。
「違いに気づくはずだ。それ以上のことは言えない。そうでなければ数字について話すことになるからね。だからヒミツにしておくよ」
「おそらくオーストリアやシンガポールほど大きくはならないだろうけど、目立つはずだ。風洞の数値やコンピューターシミュレーションなど、我々の予想通りであればね」
「過去12ヵ月間、この相関関係の的中率が良かったとはいえ、常にサプライズはあり得る」
マクラーレンの主な弱点は、低速のロングコーナー、タイヤデグラデーション(性能劣化)、空力効率。この3領域は今シーズンに向けてオフの間も取り組みが行なわれ、マイアミでのアップデートはこうした弱点解消に向けた最初のトライとなる。
とはいえ今シーズン、マクラーレンは事前予想とコース上での結果が釣り合わないレースを経験しており、苦戦が予想された中国GPではランド・ノリスが2位表彰台を獲得。その一方で、昨年ノリスとオスカー・ピアストリがダブル表彰台を獲得した日本GPでは今年、苦戦を強いられた。
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