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SHARE リバティメディアのグレッグ・マフェイCEOが、同社の2024年第一四半期の収益に関する会見の中で、4月1日に買収を発表したMotoGPについて発言。独占禁止法に関する規制当局の承認がまだ下りていない段階であるため詳細は話せないとしたものの、MotoGPを盛り上げるための良いアイデアを持っていると示唆した。
F1のオーナー企業であるリバティメディアは、4月1日にMotoGPも買収することを発表。これにより同社は、四輪レースの世界最高峰であるF1と、二輪レースの世界最高峰であるMotoGPの両方を、傘下に収めることになる。
■COTA、リバティ傘下のF1とMotoGPの同時開催は“可能”。しかし実現の「可能性は低い」と推測
マフェイCEOは電話会見で、買収したMotoGPに大きな可能性を感じていることを明らかにした。
「4月にMotoGPの買収を発表でき、とても嬉しく思っている。この資産の魅力的な特質、つまり素晴らしいレースが行なわれる世界的なレベルのスポーツであるということを、繰り返し申し上げたい」
そうマフェイCEOは語った。
「例えば今季最初の4戦で、7チーム10人のライダーが表彰台に上がった(※編注:スプリント含む)。そして勝者と2位の差の平均は約1秒だ」
「今週の月曜日には、2027年までの新しいテクニカルレギュレーションが発表された。これにより、さらに接戦のレースとなることを期待している。そしてこの新しいテクニカルレギュレーションにより、より多くのオーバーテイクが生み出されることが期待されている」
さらにマフェイCEOは、レースを観戦に訪れる観客の数が増えていることにも言及。リバティメディアが関わることで、それをさらに引き上げることができると考えている。
「観戦者数も非常に好調だ。たとえばポルティマオで開催されたポルトガルGPは、前年比で41%観客数が増加した。ヘレスで開催されたスペインGPは、2015年以降最高の入場者数を記録している」
「このスポーツは素晴らしいものであり、我々リバティには、世界中での知名度を高めるためのサポートができるだけの経験があるんだ」
リバティメディアによるMotoGPの買収に関しては、同社がF1も傘下に収めていることから、独占禁止法に抵触するのではないかとして、規制当局の承認を得ることが必要不可欠な状況となっている。マフェイCEOは、現在もその承認が下りるのを待っている状況ではあるものの、その間に各方面から多くの関心が寄せられているとも明かした。
「MotoGP買収を発表した後、放送パートナーになる可能性のある会社、OEM、サイトなどから非常に多くの関心が寄せられた。それはどれも興味深いものだ」
「規制プロセスの性質上、我々はそれらを我々自身と我々の計画の間で策定していくことになる。しかし、規制当局の承認が得られるまでは、ガンジャンピング規制(買収の手続きが完了する前に、当事者間で行なえない行為を規制するもの)に抵触するのを避けるために、具体的なことはできない」
「ただ、我々は計画を立てている。我々には、本当に良いアイデアがいくつかあると思うし、それがうまくいくことを願っている。そしてそれが実行できる許可を得られることを望んでいる」
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