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6.5リッターV12搭載のフェラーリ新型モデル『12チリンドリ』登場。スパイダーも同時デビュー
フェラーリは5月3日、V型12気筒自然吸気エンジンをフロントミッドに搭載する新型モデル『Ferrari 12 Cilindri(ドーディチ・チリンドリ)』を発表した。
イタリアを代表する高級車ブランドのアメリカ上陸70周年を記念し、フロリダ州のマイアミビーチでお披露目された同モデルは、マラネッロ発の新しい2シーター・ベルリネッタ(クーペ)だ。なお、フェラーリは『12チリンドリ』のオープントップである同スパイダーも同時に発表している。
835PSを誇る新型12気筒エンジンを発表。アストンマーティンの“V12新時代”の幕開け
12チリンドリは、1950~60年代に世に送り出されたフェラーリの伝説的なグランドツアラーのインスピレーションを受けており、エレガンスと汎用性、そしてレースから生まれた走りの興奮を共存させることで“跳ね馬”の2シーターに課せられた使命を体現する。
スポーティーさと品格が宿るエクステリアデザインは、クリーンなラインで構成された。なかでもボンネットは流麗な造形でフロントフェンダーと一体化しているのが特長だ。また、シンプルでありながら調和のとれたラインの中に速度に応じて“ロー・ドラッグ(LD)”と“ハイ・ダウンフォース(HD)”のふたつの仕様を可能にする可変空力デバイスを設け、比類ないパフォーマンスを保証している。
フロントヒンジのボンネットの下で最高出力830cv(830PS)を発生するV型12気筒自然吸気(NA)ユニット『F140HD』は、フェラーリが誇る最新V12エンジンの進化版だ。最高回転数が9500rpmに引き上げられた同エンジンは最大トルク(678Nm)の80パーセントを2500rpmから発揮することができ、低回転域であっても優れたスロットルレスポンスを提供する。
専用に開発されたインテリアではドライバーシートはもちろん、パッセンジャーシートにも快適性が約束される。注目は3つのディスプレイで構成された新しいヒューマン・マシン・インターフェースの導入で、中央の10.25インチスクリーンと15.6インチのドライバー用に加え、パッセンジャー側にも8.8インチのディスプレイが用意されている。これにより同乗者もつねにドライビング・エクスペリエンスに関与でき、コドライバーのような感覚を味わうこと可能となっている。
ベースモデルである12チリンドリからの重量増加がわずか60kgに抑えられたスパイダーは、オープンエアのスタイルとコクピット後方に見られるふたつのフィンが特徴的。ルーフは14秒で開閉でき45km/hまでは走行中でも稼働可能だ。
340km/hをマークするトップスピードは両モデル共通で、スパイダーは0-100km/h加速で100分の5秒クーペから遅れるが、そのタイムは2.95秒と驚異的だ。0-200km/h加速のタイムはクーペが7.9秒、スパイダーは8.2秒となっている。
■フェラーリ12チリンドリ、12チリンドリ・スパイダーの主要諸元
全長×全幅×全高4733×2176×1292mmホイールベース2700mm乾燥重量1560kg(スパイダーは1620kg)重量配分フロント48.4%/リヤ51.6%(スパイダーは47.8%/52.2%)燃料タンク容量92リットルトランク容量270リットル(スパイダーは200リットル)フロントタイヤ275/35 R21 J10.0リヤタイヤ315/35 R21 J11.5トランスミッション8速デュアルクラッチF1 DCT電子制御SSC 8.0:TC、eDiff、SCM、PCV 3.0、FDE 2.0、EPS ABS Evo、6Dセンサー、高性能ABS/ABDエンジンタイプ65°V型12気筒 ドライサンプ式排気量6496ccボア・ストローク94mm×78mm最高出力830PS/9250rpm最大トルク678/7250rpm最高許容回転数9500rpm圧縮比13.5:1比出力128PS/L
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みんなのコメント
ネオクラシックなのか?新たなデザインを試しているのか?
ランボルギーニのほうがどのモデルでも判るようなアイデンティティがあるかと、一部のガンダムを除いて