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F1マイアミGPのスプリントでRBのダニエル・リカルドは開幕からの悪い流れを払拭するような4位入賞。F1シートに相応しくないと非難してきた人たちを「黙らせる」結果を出せたことを喜んだ。
リカルドにとって、マイアミGPでの4位入賞は2021年のロシアGP以来となるベストリザルトだ。
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スプリント予選で4番手につけたリカルドは、スプリントのスタート直後、ターン1でレッドブルのセルジオ・ペレスを交わして3番手に浮上した。リカルドはその後、ペレスにポジションを奪い返されたものの、フェラーリのカルロス・サインツJr.の猛攻を凌ぎきり、4位でチェッカーを受けた。スプリントではあるものの、RBにとってはこれが今季ベストリザルトだ。
レース後、リカルドはSky Sports F1に対して次のように語った。
「幸せな気持ちだし、パワフルな気持ちだ。予選を振り返っても、もちろん素晴らしかった。でもスプリントで証明できたことで満足感はさらに高い」
「とても良い気分だし、何人かを黙らせることができて良かった」
リカルドはシーズン開幕からチームメイトの角田裕毅の後塵を拝し続けてきたが、前戦中国GPからは復調。この理由を尋ねられたリカルドはふたつの要因を挙げた。
「中国でシャシーを変えたら、正直なところ、僕は何かを感じたんだ」とリカルドは言う。
「より感覚が鋭くなったし、クルマが与えてくれるモノにもう少し自信が持てるようになった」
「遠く離れていた訳じゃないけど、何かが足らなかった。今年の始めでユウキと比較してみても、彼が多くのコーナーでできていたことが、自分にはできないように感じていた。何かがあると思っていたんだ」
「シャシーに何かがあったんだと思う。チームはまだそう思っていないかもしれないけど、僕はそう思うんだ。そしてここ(マイアミGP)で僕らはフロアをアップデートした。それが高速域で役立ったと思う」
なおスプリントでのサインツJr.からのプレッシャーについて、タイヤを守りつつポジションを落とすリスクを避けることを選んだと説明した。
「レース中は息ができなかったよ」とリカルドは言う。
「彼らを後ろに留めるためにベストを尽くそうと考えた。タイヤがダメになったら、彼らに抜かれてしまうからね」
「1周ポジションを守るごとに、僕は背中を叩かれているような気分だった」
「それから、僕は『もういいや、とにかく攻めよう』という感じになった。タイヤが音を上げたら、それまでだってね。そしてタイヤは大丈夫だった」
なおリカルドはスプリントの後に行なわれた予選セッションでQ1敗退。18番手から決勝スタートを迎えることとなった。
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