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レッドブルF1のエースドライバーであるマックス・フェルスタッペンに対し、メルセデスは今季限りでチームを離れるルイス・ハミルトンの後任としての興味を公言している。ただそういった発言は敬意を欠いていると、レッドブルの幹部は快く思っていないようだ。
ハミルトンのフェラーリ移籍に伴って後任ドライバー探しの必要にかられているメルセデス。チームを率いているトト・ウルフ代表は、現在レッドブルに所属しているフェルスタッペン獲得への関心を何度も明らかにしていて、レッドブルが内紛状態にある中でフェルスタッペンの決断も注目を集めている。
■レッドブル内紛、ホーナー代表の勝利で終結? ミンツラフCEOが公の場で初めて支持表明
こうしたライバルチームの動きに、レッドブルのマネージングディレクターであるオリバー・ミンツラフは苦言を呈している。
「トト・ウルフや他のチームが何年も後塵を拝していることで、プレッシャーを受けていることは理解できる」
「だがトト・ウルフは自らの挑戦に集中すべきだと私は思う。そういったものはもう十分だ」
「それにリスペクトという点でも関係がある。他のチームの人物について話し続けるというのは、正しくないことだ」
レッドブルは今シーズン開幕前からチーム内のゴタゴタが続いている。ただミンツラフはフェルスタッペンが2028年までの現行の契約を破棄したいといった兆候は全く無いのだと語っている。
「マックスにはまだ長期契約を結んでいるし、彼がそれを果たしたくないといったことは無い」
「彼が移籍を考えているということを、私は全く心配していない。今は、状況が再び落ち着く事が必要だ。それがマックスの望んでいることであり、我々も望んでいることだ」
「サッカーであれF1であれ、スポーツでの長期的な成功がしたいなら、それが必要だ」
ミンツラフはフェルスタッペンがレッドブルを離れたいと思う理由が何か分かるかと尋ねられたが、彼は「いや、少なとも私には何もわからない」と答えた。
「マックスは最速のクルマを望んでいるんだ。そして我々はそれを持っている。マックスはチャンピオンになることを望んでいて、我々となら彼はベストなチャンスを得られる」
「そしてマックスは誠実な男だ。彼はクリスチャン・ホーナー(チーム代表)とヘルムート・マルコが常に自らを信頼していることを知っているし、それに感謝している」
「加えて、レッドブルは単純に素晴らしいブランドで、彼も非常に共感しているんだ。だから、彼が留まる理由はたくさんあるし、その逆の理由は無いんだ」
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