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そんなクルマあったっけ……なインテグラのご先祖! 1代で姿を消した不人気5ドアハッチ「クイント」とは
この記事をまとめると
■ホンダ・インテグラには「クイント」という先代モデルが存在した
一発屋王国! コンセプトは面白いのに続かなかった1代限りのホンダ車10選
■クイントはスポーティさと実用性を兼ね揃えた5ドアハッチバックだった
■クイントは販売が振わず、2世代あとのモデルからはその名称は完全に廃止された
1代限りで消滅した微妙なクルマ「クイント」
現在は海外専売車両としてその名を繋いでいるホンダ・インテグラ。日本国内ではタイプRを筆頭としたスポーティモデルという印象の強い1台だ。そんなインテグラの前身ともいえるのが、1980年2月にリリースされた「クイント」なるモデルである。
このクイントは、当時のシビックとアコードの間を埋める車種として、1978年に立ち上げられた販売チャンネルであるベルノ店向けの車種として登場した。
ボディタイプは5ドアハッチバックのみのラインアップとなっており、現在のプリウスのようにリヤゲートはかなり寝かせられたスポーティなスタイルであることが特徴。
そんなクイントは、スポーティでありながら1台でマルチに使える車種であることをウリにしており、ホンダ車としては初となる分割可倒式リヤシートを備え、リヤゲートはバンパー上端部から大きく開くなど、人も荷物も運ぶことができるユーティリティ性の高いモデルであることを謳っていた。
メカニズム的には、当時のシビック譲りの横置き前輪駆動レイアウトや4輪ストラットの独立懸架サスペンションを採用し、パワートレインにはアコードに搭載されていた1.6リッターのCVCCエンジンと5速MT/3速ATが用意された。
1980年2月の登場から2カ月後には最上級グレードとなる「TER」を追加し、同年6月にはサンルーフ付仕様を追加するなど、矢継ぎ早に改良を実施し、1981年9月には早くもマイナーチェンジを実施。フェイスリフトやサスペンション&エンジンに改良を加えるなどしたものの、ベルノ店という新規の販売網のみでの販売だったことや、そもそも日本国外では5ドアハッチバックが不人気だったこともあり、1985年2月に早々に終売となってしまった。
ちなみに車名のクイントとは、五人組や五重奏を意味するクインテットが由来で、5ドアハッチバックで5人乗りであることを示しており、輸出仕様ではそのままクインテットが車名となっていた。
そしてその後継車種として、1985年2月に登場したのがクイント・インテグラとなるのだが、商業的に失敗してしまったクイントのイメージを払拭するためか、3ドアハッチバックモデルを先行して販売するなどして、次世代に移行する際にはクイントの名前は外れ、単にインテグラとなったというワケなのだ。
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みんなのコメント
第3弾はバラード。初代はセダンのみで販売台数はさっぱり。2代目は新タイプのバラードスポーツCR−Xは人気となったものの、セダンはやはりさっぱり。
結局2代目バラードセダンは約3年で後発のクイントインテグラ4ドアセダンに統合される形でモデル廃止になりました。
バラスポ顔のセダンと云うのも、今にしてみれば面白い気もしますが、あの頃のホンダベルノ店は来店重視だったので販売力が弱かった。2代目前期のセミリトラ顔が懐かしいです。