CARVIEW |
日産 新型「キックス」の予想価格は319から! 日本導入時期など最新情報まとめ
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:北米日産
近年、世界中で人気が高まっているコンパクトSUV市場。日産もこの市場に新型キックスを投入し、競争をさらに激化させる模様です。
本記事では、フルモデルチェンジされた新型キックスの外観、内装、ボディサイズ、日本仕様のパワーユニット予想、走行性能、駆動方式、安全装備、運転支援、日本導入時の予想価格などを最新情報を詳しくご紹介します。
盛り上がるコンパクトSUV市場、日産も新型キックスを投入
最近、街でよく見かけるSUV。特に、日本の道路事情にあっていて運転のしやすいコンパクトSUVが人気です。
コンパクトSUVの中でも人気の車種としては、トヨタ ヤリスクロスやカローラクロス、ホンダ ヴェゼルなどが挙げられます。
最近では、ホンダからWR-Vという新しいSUVも発売されました。さらに、スズキからはフロンクスというSUVが2024年中に発売される可能性が高いです。
発売から時間が経ち、売れ行きが低迷しつつある現行キックス
現行キックスは、2020年に日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載し、日本で発売を開始。
もともと海外では2016年から販売されており、日本に輸入される際に大幅な改良を受けています。
2022年にはマイナーチェンジが行われ、4WDの追加、e-POWERの改良、そしてインテリアの質感向上がなされています。
そんな現行キックスですが、発売から時間が経ち、最近では売れ行きが下降気味です。2024年2月の登録台数は1,648台で、ライバルとなるホンダ ヴェゼルの7,520台と比べると少ない状況です。
フルモデルチェンジされた新型キックスの日本導入は2025年?
そのような状況の中、日産は2024年3月に北米で フルモデルチェンジされた新型キックスを発表しました。
日本ではまだ発売されていませんが、販売店に発売時期を尋ねると、「新型キックスについて、多くのお客様からお問い合わせいただいています。しかし、日本での発売時期はまだ決まっていません。2025年以降になる可能性が高いです。」とのことでした。
新型キックスの外観、内装、ボディサイズ
外観
新型キックスの外観は、現行モデルから フルモデルチェンジによって洗練されて、さらにカッコイイ見た目になりました。
フロントマスクは、日産の特徴であるVモーショングリルをさらに発展させた新鮮なデザインで、精悍な印象を受けます。
ボディサイドは、5ドアクーペのような流麗なシルエットで、スポーティーな雰囲気を演出しています。
後ろ姿も、力強く安定感のあるデザインで、全体のまとまりを良くしています。
内装
新型キックスの内装も、フルモデルチェンジによって大きく進化しました。
インパネには、デジタルメーターとディスプレイが並び、見やすく直感的に操作ができるでしょう。
左右方向に広々としたデザインで、エアコンのスイッチも使いやすい高めの位置に配置されています。
シートも刷新され、身体を包み込むような形状になりました。筋肉や背骨への負担を軽減することで、血行不良になりにくく、長距離移動でも疲れにくくなっているでしょう。
またホイールベースの拡大により、後席の足元空間も広々としています。全長4,400mm以下のコンパクトSUVでありながら、ファミリーカーとしても使いやすい車となるはずです。
このように新型キックス(北米仕様)は、外観のカッコ良さ、内装の質、前後シートの快適性など、現行モデルに比べてすべてがバランスよく向上しています。
ボディサイズ
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
---|---|---|---|---|
新型 | 4,366 | 1,800 | 1,630 | 2,660 |
現行 | 4,290 | 1,760 | 1,605 | 2,620 |
差 | +76 | +40 | +25 | +40 |
※寸法は全てmm。インチをmmに変換した数字です。日本仕様とは数字が異なる場合があります。
新型キックスのボディサイズは、全長4,366mm、全幅1,800mm、全高1,630mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)2,660mmです。
現行モデルに比べると、76mm長く、40mmワイド、25mm高くなりました。ホイールベースも40mm拡大されます。
新型キックスの日本仕様のパワーユニット予想
日本仕様のパワーユニット予想
・現行モデルと同じくハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載する可能性が高い。
・エンジンは現行モデルの1.2Lから1.4Lに変更され、動力性能と燃費効率が向上する見込み。
・1.4L e-POWERは、フットブレーキとの協調回生制御を行うため、ノーマルモードでも燃費性能が向上する。
日本仕様は1.4Lのe-POWER搭載か
新型キックスのパワーユニットは、北米仕様では直列4気筒2Lのノーマルエンジンですが、フルモデルチェンジされる日本仕様は現行モデルと同じくハイブリッドシステム「e-POWER」でしょう。
現行キックスのe-POWERは、直列3気筒1.2Lエンジンで発電しますが、新型はセレナと同様の1.4Lを使い、動力性能と燃費効率を向上させる可能性が高いです。
フットブレーキとの協調回生制御による燃費向上
現行キックスの1.2Lのe-POWERでは、減速時にモーター発電が積極的に行われるのはエコモードやスポーツモードのみでした。
1.4Lのe-POWERでは、協調回生制御が行われ、ノーマルモードでもフットブレーキと協調することで、減速エネルギーを効率的に回収し、燃費向上を実現します。これはトヨタやホンダのハイブリッドシステムと同様です。
コスト増加という課題はありますが、燃費向上と走行性能アップによる魅力が大きいため、フルモデルチェンジされる新型キックスにはセレナと同様の1.4L e-POWERが搭載される可能性が高いと言えるでしょう。
新型キックスの走行性能や駆動方式、安全装備、運転支援
走行性能
新型キックスは、ボディやサスペンションの設計も刷新されるため、ステアリング操作に対する車両の動きも正確になります。
後輪の接地性を中心に走行安定性も向上して、峠道から高速道路まで、現行モデル以上に安心感の高い走りを味わえるでしょう。
また乗り心地も改善され、従来よりも粗さがなくなり、重厚感が増して一層快適になるはずです。
駆動方式
新型キックスは、現行モデルと同様に2WD(前輪駆動)と4WDが用意されるでしょう。4WDは後輪をモーターで駆動する方式で、燃費悪化を抑制しています。
安全装備と運転支援
衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備と運転支援のプロパイロットも進化して、現行モデル以上に安全で快適なドライブが楽しめるでしょう。
新型キックスの予想価格は319から
現行キックスの価格は、最も安価なX・2WDで299万8600です。
キックスはタイ製の輸入車のため、メーカーオプションの自由度が低く、SOSコールやアルミホイールが全車に標準装着されています。その分、価格は高めに設定されています。
新型キックスは現行モデル以上に装備を充実させるでしょうが、コンパクトSUVは競争の激しいカテゴリーです。
価格を大幅に高めると売れ行きに影響を与えるため、新型の価格は現行モデルのX・2WDに相当するグレードが20値上げされて約319と予想されます。
フルモデルチェンジによって機能を大きく進化させながらも、価格の上乗せは抑制してくるでしょう。
競合車価格
価格の根拠はライバルの価格です。
新型キックスのライバルとなるコンパクトSUVの価格は、以下の通りです。
新型キックス ライバルの価格
・トヨタ カローラクロス ハイブリッド Z:325
・ホンダ ヴェゼル e:HEV Z:300万1900
・マツダ CX-30 XDプロアクティブツーリングセレクション:328万7900
フルモデルチェンジによって新型キックスが進化したe-POWERを搭載し、価格を320前後に抑えれば、ライバル車に対して価格競争力でリードできます。
このような価格設定も含めて、新型キックスは注目度の高いモデルになるでしょう。
そうなるとコンパクトSUV同士の競争はさらに激化し、各車商品力向上に拍車がかかると予想されます。
フルモデルチェンジされる新型キックスの情報まとめ
日本発売時期
・2025年以降(現時点では正式な発表なし)
価格
・予想価格は319から
現行モデルX・2WDの299万8600から20程度の値上げ
ボディサイズ(現行との差)
・全長: 4,366mm(+76mm)
・全幅: 1,800mm(+40mm)
・全高: 1,630mm(+25mm)
・ホイールベース: 2,660mm(+40mm)
パワーユニット(予想)
・セレナと同様の1.4L e-POWER(協調回生制御つき)
・動力性能と燃費効率が向上
外観、内装の主な特徴
・外観: 洗練されたデザイン
・内装: デジタルメーター、ディスプレイ
・シート: 包まれ感重視、長距離移動でも疲れにくい
・後席: 足元空間は十分
走行性能、安全装備、運転支援の主な特徴
・走行性能: ステアリング操作に対する車両の動きが正確になり、後輪の接地性向上
・乗り心地: 粗さが払拭され、重厚感と快適性が向上
・安全装備・運転支援(予想): 衝突被害軽減ブレーキ、運転支援プロパイロット
【筆者:渡辺 陽一郎/カメラマン:北米日産】
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
検索ワード
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
-
[PR]ハイゼット&アトレーの内外装をカスタムする SHINKE
-
[PR]ハイブリッドミニバンのパワー不足を解消する スーパーゾイル
-
[PR]ADDSETのショーラウンジ&新モデルを徹底解剖 ADDSET
-
[PR]アウトドア仕様のコンプリートカー「VW up!」が登場 imprime
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。
新車・中古車を検討の方へ
-
1位
-
2位
-
3位
-
4位
-
5位
-
PR
- 人気記事ランキングをもっと見る
-
1位
-
2位
-
3位
-
4位
-
5位
-
PR
- 人気記事ランキングをもっと見る
-
1位
-
2位
-
3位
-
4位
-
5位
-
PR
- 人気記事ランキングをもっと見る
新着記事
- 【2024年】2人用テントのおすすめ人気14選! 軽量なタイプや選び方を徹底解説
- 燃費のいい車おすすめ人気ランキング12選! 燃費をよくする方法や選び方もご紹介
- ホンダ 新型フリードの価格は250万8000〜! 燃費や納期、おすすめグレードなどもあわせて解説
- 2024年登場予定の新型車12選! 価格と発売日を予想・解説
- [PR] ハイエース&キャラバンのスーパーロングも乗用登録で快適空間に大変身|ステルス【Vol.3】
- [PR] カジュアルに寛ぎの車中泊空間を楽しめるハイエースの新車コンプリートが遂に発売!|Tスタイルオートセールス【V...
- 【2024年】トヨタ 新型プリウスの価格や燃費、内装、サイズ、買い得グレードなどを解説
- ホンダ 新型フリードの内装を写真で紹介! 内装の特徴や荷室サイズなども解説
- 【2024年】トヨタ カローラクロスの価格や内装、納期、サイズ、燃費、おすすめグレードなどを紹介
- 【2024年】レクサスの新型ラグジュアリーヨット「LY680」が登場! レクサスらしい豪華な内外装が魅力
- ホンダ 新型ヴェゼルにアウトドアテイストのパッケージ「HuNT(ハント)」が新登場! ハイブリッドシステム「e:HE...
- 【2024年3月】Amazon 新生活セールでお買い得な「おすすめ5商品」を紹介
- インドネシアで「ジムニー5ドア」を発表! 価格は約443から
- [PR] カジュアルに寛ぎの車中泊空間を楽しめるハイエースの新車コンプリートが遂に発売!|Tスタイルオートセールス【V...
- [PR] 荷物をたっぷり積めて、3列目シートの足元も広々! 8人乗り&車検2年毎の5ナンバー登録ハイエース|ステルス【...
- ダイハツ、軽自動車10車種の生産・出荷を2月26日から再開
- 【2024年】日産 新型アリアNISMOは2つのグレードを用意して今春に発売!
- 「トヨタ 新型プリウス」が大賞に! 2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤーの各部門賞やそれぞれの受賞理由とは...
- 〜! 燃費や納期、おすすめグレードなどもあわせて解説">
- 2024年登場予定の新型車12選! 価格と発売日を予想・解説
- 【2024年】トヨタ 新型プリウスの価格や燃費、内装、サイズ、買い得グレードなどを解説
- ホンダ 新型フリードの内装を写真で紹介! 内装の特徴や荷室サイズなども解説
- 【2024年】トヨタ カローラクロスの価格や内装、納期、サイズ、燃費、おすすめグレードなどを紹介
- [PR] ミニバンでは味わえない心地よい空間をハイエース&キャラバンで|ステルス【Vol.1】
- [PR] 「ジムリィ」「ジムキャリィ」「ハイエース」「エブリイ」「カスタム」「車中泊」など個性的なコンプリートカーを取...
- 【2024年】新型ミニバンおすすめ全15車種を紹介! ミニバンの選び方や購入時の注意点も解説
- 三菱の新型SUV「ASX」の予想価格は240から? 内装やサイズ、国内導入についても解説
- マツダ 新型CX-80の予想価格は500〜! サイズや内装も合わせて解説
- 【2023年最新】ホンダ N-BOX 新型vs先代型! 内装や外装、乗り心地からお買い得度まで10項目を徹底比較
- 【2023年】三菱 新型デリカミニの値段や内装、燃費はいかに? SUV風軽自動車のダイハツ 新型タントファンクロス、...
- 【2023年】ホンダ N-BOX vs ダイハツ タント価格の割安度から実用性、納期まで徹底比較
- 【2022年】ダイハツ タントVSスズキ スペーシアVSホンダ N-BOX! 人気スーパーハイトワゴンの使い勝手と推...
- [PR] 「ジムリィ」「ジムキャリィ」「ハイエース」「エブリイ」「カスタム」「車中泊」など個性的なコンプリートカーを取...
- [PR] カジュアルに寛ぎの車中泊空間を楽しめるハイエースの新車コンプリートが遂に発売!|Tスタイルオートセールス【V...
- 【SUVライバル比較】ホンダ 新型ZR-V vs 日産 新型エクストレイル vs トヨタ RAV4 vs マツダ C...
- 【2022年トヨタ 新型ノア vs ホンダ 新型ステップワゴン】大勢での移動重視なら新型ステップワゴン、燃費や先進安...
- 190E、M3などドイツの名車が参戦! 「ドイツ・ツーリングカー選手権」で熾烈な戦いを巻き起こしていたマシーン3台を...
- 【2024年】2人用テントのおすすめ人気14選! 軽量なタイプや選び方を徹底解説
- 燃費のいい車おすすめ人気ランキング12選! 燃費をよくする方法や選び方もご紹介
- 【2024年】車中泊におすすめなクルマを紹介| 危険な車中泊にならないためのポイントなどもご紹介
- 【2024年】新型ミニバンおすすめ全15車種を紹介! ミニバンの選び方や購入時の注意点も解説
- [PR] 「ジムニーは使い勝手が…」というアナタ!“ジムリィ”はいかがですか?|Tスタイルオートセールス【Vol.1】
- [PR] ハイブリッドミニバンのパワー不足を解消する
- 【2024年】釣り用クーラーボックス人気おすすめ15選! 小型から大型までサイズ別に紹介
- 新車で安い軽自動車はどれ? 価格や燃費、リセールバリューの各ランキングTOP5を紹介
- 【2024年】ソロ用焚き火台人気おすすめ12選!
おすすめの関連記事
日産 キックスの最新自動車ニュース/記事
コメントを受け付けました
しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。
買い方が選べます
- 現金またはローンで乗りたい方
-
カンタン45秒!!
MOTAの新車見積もり-
-
新車価格〜
-
- NEWお近くの新車ディーラー・販売店を探す
-
日本最大級の新車/未使用車販売店検索サイト NEWCARマッチでお店を探す
-
この記事にコメントする