CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/1e79b255e23d7a58d4a89236e581273190426963/
SHARECX-60プロトタイプに試乗。マツダが新エンジン&車台に込めた願いとは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:マツダ 148
パワートレーンはディーゼル+マイルドハイブリッドとPHEVの2種類
マツダが開発を続けてきた新型プラットフォームと新開発パワートレーンを用いた新型SUV「CX-60」のプロトタイプを、同社が山口県にもつ美祢自動車試験場(かつてのMINEサーキット)で試乗した。直6ディーゼルターボエンジン+MHEV(マイルド・ハイブリッド)、直4ガソリンエンジン+PHEV(プラグイン・ハイブリッド)という2種のエンジンを、新開発の8速ATと組み合わせて新開発のエンジン縦置き用プラットフォームに搭載した意欲作で、マツダはこのモデルで上級移行とさらなる環境負荷低減の一挙両得を狙い、生き残りをかける。
CX-60はトヨタ・ハリアー、RAV4、日産エクストレイル、ホンダCR-V、三菱アウトランダーPHEVあたりとほぼ同じサイズのSUV。マツダはこのカテゴリーにCX-5をもつが、CX-60のほうが若干大きい。CX-60はCX-5の純粋な後継モデルというわけではなく、両モデルは併売されるが、いずれは一本化されるだろう。
エンジン横置きのFWD(とFWDベースの4WD)のCX-5と違い、CX-60はエンジン縦置きのRWD(とRWDベースの4WD)となる。搭載されるパワートレーンは、3.3L直6ディーゼルターボエンジン+MHEVと、2.5L直4ガソリンエンジン+PHEVのという2種類。
3.3L直6ディーゼルターボエンジン+MHEVは、最高出力254ps/3750rpm、最大トルク550Nm/1500-2400rpmを発揮するエンジンに、電気モーター(同17ps、同153Nm)と小型のリチウムイオンバッテリー(0.33kWh)を用いた48Vのマイルドハイブリッドシステムが組み合わせられる。直6エンジン、モーター、8速ATがそれぞれ間にクラッチを挟んで直列に配置され、後輪もしくは4輪を駆動する。
メルセデス・ベンツ、BMW、ジャガーランドローバー、それにトヨタの6気筒ディーゼルターボエンジンは、軒並み最高出力300ps超、最大トルク650Nm超のスペックを誇り、車重2トンを超えるクルマに強力な加速力を与えているが、マツダのエンジンはそこまでの高出力、高トルクではない。これは狙いの違いだ。
マツダによれば、低負荷の領域を除けば、エンジンの排気量が大きいほうが回転数を下げられ、燃費率は高い。ATを自社開発するマツダは長らく6速ATを使い続け、この点で燃費に不利だったが、この度ようやく新開発の8速ATが登場。多段化によっても低回転を維持しやすくなった。さらにこのATはトルクコンバーターレスとすることで効率を高めたという。
発進直後や極低速走行時といった低負荷領域の効率の悪さはモーター駆動がカバーするという考え。その結果、正確なデータは未発表ながら「CX-3並みの燃費性能を発揮する」という表現でエンジニアはアピールした。ちなみにCX-3ディーゼル(AT)の燃費は19.0~20.0km/L。CX-60ディーゼルの車重は約1900kgというから、この燃費性能はすごい。
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
2022/4/07 13:13やはりFRのスタイリングは安定感があって良い。重量バランスも最適化できてピッチングを抑えた気持ち良い走りが期待できる。以前、某FFハイブリッドSUVに乗っていたが、フロントヘビー過ぎてピッチングが酷かったっけ。
6気筒もFRもコストはかかるだろうが、こう言った車を造るマツダを応援したい。-
ログインしてコメントを書く
-
-
2022/4/07 20:49批判が多いのー。
マツダのデザインは良くなってるよ。
ベンツやBMWの伝統的な車造りを目指してるね。
素晴らしいと思います。-
ログインしてコメントを書く
-
-
2022/4/08 01:35ここ(カービュー)にコメントを書かないほうがいいよ。
ストレス発散の為に馬鹿にして書き込む病んだ人が多いので。
カッとなって反論したら思う壺。
1人で何度も投稿できるしね。
真面目に話したい人は別な場所へどうぞ。-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
ニューモデル
2024.05.14
アウディ「Q2」 街乗りのシーンにピッタリ、シックな限定モデル発表
-
業界ニュース
2024.05.14
めちゃ流行ってる「謎のギラギラ」なんのため? 超高級車の証!? 知ってるようで知らない「キラキラパーツ」の正体とは
-
ニューモデル
2024.05.14
キャデラックの最高級SUV『エスカレード』、大胆フェイスで今夏デビューへ…デザイン大予想
-
業界ニュース
2024.05.14
「レヴォーグSTIスポーツ」と「ソルテラ」の展示&試乗に「アイサイト体験」と盛りだくさん! スバルブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
-
業界ニュース
2024.05.14
「タクシーの寿命」なぜ長い? 自家用車の約4倍も“長持ち”!? 過酷な使われ方をしてるのにガンガン走れる理由とは?
-
業界ニュース
2024.05.14
ホンダの軽商用EV『N-VAN e:』発売に先立ち、充電サポートの提供を開始
-
スポーツ
2024.05.14
トライアル世界選手権2024が日本・もてぎから開幕! 世界王者でホンダ監督の藤波貴久「“行けた!”という興奮の多さがトライアルの魅力」
-
業界ニュース
2024.05.14
ジープの人気モデルがさらに魅力を増して登場!機能装備も充実の「ラングラー」2024モデル
-
業界ニュース
2024.05.14
三菱の「4WD」何がスゴイ? “スーパーセレクト4WD”に「AYC」? 他メーカーとは違う「三菱の取り組み」とは
-
業界ニュース
2024.05.14
トラッカーカスタムの神バイク!! ホンダ「FTR250」は本物志向のドリフトバイクだった
-
業界ニュース
2024.05.14
夜の東京・お台場にヤマハ車集結!オーナーに訊いた『MTシリーズ』の魅力はやっぱり…
-
業界ニュース
2024.05.14
電動モデルの「MX-30 EV」と「CX-60 PHEV」を展示! 走りが進化したロードスターにも試乗可能! マツダ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.14
今夏、北米で発売予定の新型日産「キックス」新着フォト集! 国内仕様に期待膨らむ!
-
コラム
2024.5.14
【稀少モデル】BMWが「M4 CS」発表! 超高速クーペは2000強、日本には何台入る?
-
コラム
2024.5.12
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
-
コラム
2024.5.11
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
-
コラム
2024.5.10
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
-
コラム
2024.5.09
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
-
コラム
2024.5.09
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500でライバルは高級SUV
-
コラム
2024.5.09
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
-
コラム
2024.5.08
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!