CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/9e04c8ac47fb6e0f23833663374cb6e6799a372e/
SHAREマツダのファミリー向け新型SUV、CX-30に試乗。マツダ3を超える乗り心地だが気になるエンジンの非力感
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:マツダ
車高と車重の増加が逆に走りの気持ち良さにつながっている
走らせた瞬間、「マツダ3を超えた!」と感じた。噂のコンパクトSUV、CX-30の完成度はそれほどまでに高いものだった。そしてさらに付け加えるならば、「1クラス上のCX-5を超えたかもしれない」とさえ言える。
マツダ3と同じアーキテクチャを用いながらも、そう感じた理由の一番は、さらに極まった乗り心地の良さにある。
先に登場したマツダ3は、走り全体に漂う滑らかな感触と乗り心地の良さ、そして静粛性の高さで、欧州Cセグメントと同等以上の仕上がりと評価したが、今回のCX-30はそれをあっさりと上回った。理由は車高がマツダ3よりも約100mm上がったこと。そして車両重量も約50kg増えたことによる。
ご存知のように、クルマは車両重量が重いほどに乗り心地が良くなる。ボディの重さが、走りに重厚さや落ち着きを感じさせる要素として働くからだ。
加えてマツダ3よりも車高が高くなったことで、サスペンションのストローク量が増えたことは、路面からの入力を受け止める容量がアップしたような感覚をイメージすれば分かりやすいだろう。
これによってCX-30は、マツダ3同等の走りの滑らかさや静けさの中に、さらに優れた乗り心地の良さを加えて、クルマの動き全体に「豊かさ」が感じられるものへと進化を果たしたのだ。しかもそのレベルは、冒頭にも記したように「CX-5を超えている」と思えるものだ。
実際、CX-30の主査である佐賀尚人さんに話を聞くと、今回走りにおいて最も注力したのはまさにこの辺りの感触であり、「マツダ3と比べると、車両重量は増え、重心高が上がるので、ハンドリング面では不利な要素といえます。が、マツダ3同様の動的質感を徹底して追求した結果、乗る方によってはマツダ3を上回ると感じていただけるレベルに達することができたと思っています」と語る。
CX-30のボディサイズは全長4395×全幅1795×全高1540mmと、CX-3より120mm長く、30mm広く、10mm低い。そしてホイールベースが2655mmと85mm長いため、後席のニースペースに余裕ができる。そのサイズはまさにCX-3とCX-5の中間で、4人が快適に移動できる空間と、都市部でも扱いやすいボディサイズを持つ、マツダ期待の量販が期待できるモデルである。
今回そんなCX-30を、ドイツのフランクフルトで開催された国際試乗会で試乗した。ここでCX-30は走り初めの一般道を滑らかな感触を伴って走り出し、極めて自然な感覚で曲がっていく。そして速度域の高いアウトバーンでは、しなやかに路面に吸い付き、フラットな姿勢をキープする乗り味を見せてくれたのだ。
そして走り全体に、ドライバーの意のままに動く、極めて自然な動作が実現されていることに気づく。その感覚は、CX-30の乗り味、走り味がクラストップに位置すると断言できるほどだ。では、その他の部分ではどうだろうか?
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース
2024.05.14
パラモトライダー体験走行会にホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの国産バイク4台が初導入!「サイドスタンドプロジェクト」の活動とは
-
業界ニュース
2024.05.14
DSオートモビル フランスに息づく美と信念を体現したクルマの、はじまりから現在まで
-
スポーツ
2024.05.14
タナクが復調の2位表彰台「土曜のパンクがなければ勝利を掴めた」/WRCポルトガル後コメント
-
業界ニュース
2024.05.14
「MOTOR CAMP EXPO 2024」大阪で開催! キャンピングカーとアウトドアの祭典 6月15-16日
-
業界ニュース
2024.05.14
スズキ、2024年内「新型車」導入か!? 軽商用モデル計画も進行中!「過去最高」売上高と営業利益更新!
-
業界ニュース
2024.05.14
イロモノみたいだけど4000台近くも売ったガチの水陸両用車! 日本でも5台が販売された「アンフィカー770」は水陸両用車に人生を捧げた男の傑作だった
-
業界ニュース
2024.05.14
SUV 3兄弟の「WR-V」「ヴェゼル」「Z-RV」がそろい踏み! 「アコード」にも試乗できます! ホンダ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
-
業界ニュース
2024.05.14
ラリーも公道だけど何が違う? 「フォーミュラE」が日本初の本格公道レースとして話題になったワケ
-
ニューモデル
2024.05.14
ジープ、コマンダーの限定車「オーバーランド」発売 サンルーフを標準装備
-
業界ニュース
2024.05.14
レクサスが新型「豪華オフロードSUV」発売! どんな人が買う? ゴツデザイン採用「GX」の反響は?
-
業界ニュース
2024.05.14
ヤマハ初のナイトミーティング 「The Dark side of Japan Night Meeting 2024」開催
-
ニューモデル
2024.05.14
超絶人気の「ジープ・ラングラー」がマイチェンでまさかの値下げ! しかも装備充実ってこの先も勝ち組確定!!
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.14
今夏、北米で発売予定の新型日産「キックス」新着フォト集! 国内仕様に期待膨らむ!
-
コラム
2024.5.14
【稀少モデル】BMWが「M4 CS」発表! 超高速クーペは2000強、日本には何台入る?
-
コラム
2024.5.12
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
-
コラム
2024.5.11
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
-
コラム
2024.5.10
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
-
コラム
2024.5.09
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
-
コラム
2024.5.09
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500でライバルは高級SUV
-
コラム
2024.5.09
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
-
コラム
2024.5.08
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!