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- 人生を楽しむ人にすすめたいフレンチバン
シトロエン ベルランゴ 「人生を楽しむ人にすすめたいフレンチバン」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 3
人生を楽しむ人にすすめたいフレンチバン
2021.10.29
- 年式
- 2019年10月〜モデル
- 総評
- アクティブで人生を楽しんでいるキャラクターと実用性のハイレベルなバランスが最大の特徴。スライドドア付のクルマがいいけれど、3列目は必要ないし国産ミニバンは普通過ぎるという人に、これほどマッチするクルマは少ない。あとは兄弟車のプジョー「リフター」や大人気のルノー「カングー」くらいだ。
- 満足している点
- なにより注目したいのは、人生を楽しむためのアクティブなハイトワゴンというキャラクター。国産車ではちょっと見かけない。スライドドアがついていて子育てにもピッタリでありつつ、所帯じみた感じがないのも魅力。
- 不満な点
- 便利なスライドだが、電動開閉機構がオプションでも用意がなくて完全手動式となるのが、日本のユーザーにとっては残念な部分だ。あとは、カーナビを装着すると純正の専用品となり高いこと。しかしこれは、スマホ対応のディスプレイが標準装備なので、スマホのナビアプリで済ませるユーザーには全く気にならないだろう。
- デザイン
-
5
- 言ってしまえば商用バンをベースにした乗用モデルだが、デザインセンスはさすがとしか言いようがない。シトロエンの個性の上にSUVっぽい雰囲気を巧みに演出することで「人生を楽しむ人が乗るクルマ」というオーラを放っているのだ。なにより、普通の国産ミニバンよりもオシャレに見える。
- 走行性能
-
5
- 排気量1.5Lのディーゼルターボエンジンは最高出力150psとたいしたことがない。しかし、市街地でも峠道でも、そして高速道路でもよく走るのは300Nmを誇る極太トルクのおかげ。とにかく乗りやすい。そしてハンドリングも、俊敏さはないけれどジワジワとよく曲がる上に、高速道路では安定感抜群。フランスの実用車の骨太さを具現化したような乗り味に思わずウットリ。
- 乗り心地
-
4
- 商用バンをベースにしているのが信じられないほどに、しなやかな乗り心地。路面の凹凸をしっかりと吸収してくれるので、乗員に振動や衝撃が伝わってこないのがいい。そんな乗り味は人気のルノー・カングーとも共通するものがある。
- 積載性
-
4
- もはや手品。荷室は単に広いだけじゃなく、丈夫なボードによって空間を上下に分けることで立体的に有効活用。2段フロアによって床面積が実際よりも1.5倍になるくらいの感覚で実用的に使える。また2列目シートの背もたれは3分割で、倒すと低く沈み込むのも素晴らしい。
- 燃費
-
5
- ディーゼルエンジンの恩恵もあり、WLTCモード燃費は18.0km/Lとハイレベル。高速道路では20km/Lに迫るし、街乗りでも丁寧に運転すれば12km/Lほどをキープできるので財布にやさしい。経済的な話をすれば、燃料の軽油は単価が安いのも嬉しいポイント。
- 価格
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3
- ベーシックグレードで325から。最上級グレードでも362万9000。輸入車としてはかなりリーズナブルな部類だ。それにリセールバリューだって期待できる。パワートレインは全車共通で、装備類だけが異なる。オススメは左右独立エアコンやガラスルーフが備わる「SHINE」。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 中古車本体価格
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253.8 〜 430.0
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- 新車価格(税込)
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422.7 〜 455.4
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