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- スーパーハイトワゴンの個性派
マツダ フレアワゴンタフスタイル 「スーパーハイトワゴンの個性派」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
スーパーハイトワゴンの個性派
2022.6.21
- 年式
- 2018年12月〜モデル
- 総評
- 実用性の高いスーパーハイトワゴンが欲しいけれど、遊び心も欲しい人向けのクルマです。フレアワゴンは、標準仕様、カスタム、そしてこのタフスタイルの3つのテイストから好みに応じて選べるのがいいです。
- 満足している点
- 実用性の高いスーパーハイトワゴンながら、クロスオーバーSUVスタイルという遊び心。使い勝手がいいうえに、アクティブデザインだからカーライフが楽しくなりそうな雰囲気がいいですね。スライドドアもやっぱり便利だし、燃費がいいのも素晴らしい。それから、インパネまわりの小物入れの充実度も魅力です。
- 不満な点
- 「スペーシアギア」と間違えられそう……というのは冗談ですが、特に気になる部分がないのも完成度の高さかもしれません。強いて言えば、夏場はエアコンが効きにくく後席が暑くなりがちなことですが、これはほかのライバルも一緒ですね。
- デザイン
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4
- スーパーハイトワゴンにおける変化球。丸いヘッドランプを組み合わせたワイルドなグリルや無骨なバンパー、そしてルーフレールを組み合わせてSUVテイストとしています。ベースはフレアワゴンですが、イメージがガラリと変わっているのが面白いです。ちなみにスズキ「スペーシアギア」のOEMモデルです。こういうスタイルが好みかどうかで判断は変わってくるでしょう。個人的には、普通のフレアワゴンよりも楽しそうな雰囲気が好きです。
- 走行性能
-
3
- サスペンションなどは標準タイプのフレアワゴンから変わっていないので、乗り味の違いはありません。注目したいのは、ターボエンジン搭載モデルが用意されていること。通常のフレアワゴンにはターボエンジンの設定がなく、ターボエンジンが選べるのはフレアワゴンカスタムスタイル、もしくはこのタフスタイルとなるのです。フレアワゴンのようなスーパーハイトワゴンは車両重量がかさむので、峠道や高速道路を走るのであればターボエンジン搭載車を選びたいところ。ターボを選べば、力強さが増して運転もしやすくなります。
- 乗り心地
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4
- サスペンションにハードさはなく、乗り心地良好。街乗りでは路面の悪い場所でもしっかり衝撃をいなしてくれます。かつての軽自動車に比べるとシートの作りも良くなって、座り続けたときに疲れやすいといったネガもなくなりました。後席はゆったり広く、最新軽自動車の底力を見せつけられます。
- 積載性
-
3
- 荷室の広さやシートアレンジは他のフレアワゴンと共通。後席には左右独立のシートスライドや床下格納機能を備えているので、状況に応じて使い分けができます。床が低いので自転車なども載せやすいです。自転車といえば、テールゲートを開けると開口部下部に、自転車のタイヤを通らせるためのガイドが付いているのが独自アイデアです。いっぽうで、タフスタイルだけの仕立てになっているのが荷室のフロア。汚れに強く、汚れたら水拭きで掃除できる防汚タイプとなっているので、アクティブに使い倒せます。
- 燃費
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5
- 安心してください。クロスオーバーSUVスタイルだからといって、フレアワゴン標準車やフレアワゴンカスタムスタイルに対して著しく燃費が悪いわけではありません。WLTCモード燃費は自然吸気エンジン搭載車が21.2km/Lでターボエンジン搭載車は19.8km/L。かなり良好です。実燃費でも郊外路であれば15km/L以上を狙える実力を持っています。
- 価格
-
4
- スーパーハイトワゴンなので軽自動車の中でも価格レンジは高め。自然吸気エンジン搭載車「ハイブリッドXS」の価格は172万5900ですが、これは装備仕様が左右両側の電動スライドドアやアルミホイールを標準装備する上級タイプのため。通常のフレアワゴンと比べると20ほど高いですが、装備内容をよく見るとLEDヘッドライトが標準装備されるなど、フレアワゴン標準車よりも装備が充実していることがわかります。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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172.6 〜 197.6
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- 中古車本体価格
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10.0 〜 229.8
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