CARVIEW |
- carview!
- 新車カタログ
- スズキ(SUZUKI)
- アルトハイブリッド
- 専門家レビュー・評価一覧
- 毎日乗りたくなるベーシック軽
スズキ アルトハイブリッド 「毎日乗りたくなるベーシック軽」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 3
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
毎日乗りたくなるベーシック軽
2023.7.21
- 年式
- 2021年12月〜モデル
- 総評
- 先代より50mm高くなった全高は、居住性アップに加えて先進安全運転支援装備が装着しやすくなりました。空気抵抗には不利ですが、それでもマイルドハイブリッド搭載で走りは爽快、上質、低燃費を実現。ホワイトルーフのツートーンカラーなど、好みの外観も手に入って、毎日の相棒としてさらに魅力的になっています。
- 満足している点
- たっぷりとゆとりのある頭上空間や、Aピラーの傾斜がゆるくなったデザインの効果もあり、左右の視界が開けた見晴らしの良さも美点。ドア開口部も20mm拡大し、乗り降りがしやすくなっています。後席も頭上にたっぷりスペースがあり、大人2人が並んで腰掛けてもリラックス。収納では紙パック飲料も置けるドリンクホルダーや、サッと出し入れしやすいインパネトレー、USBで充電したままスマホを置くのに便利なポケットなど、使いやすさ抜群の室内です。
- 不満な点
- 軽自動車を代表するスポーツモデルだった、アルトワークスがなくなってしまったのは残念。フロントガラスにカメラなどの先進安全装備を付けても視界を確保するために全高をアップしたことや、環境性能との両立が難しいことが大きな理由だといいますが、あの「背中を蹴飛ばされるような」強烈な加速には未練タラタラです。
- デザイン
-
4
- 先代でガラリと変身したデザインを、より磨き上げてきたのが現行モデルのエクステリア。ちょっと精悍さがありながら、どこか上質で大人っぽさも感じさせるフロントマスクや、豊かなハリのあるボディの面が好印象です。ドアノブがフラップタイプなのがちょっと古い感じがしちゃいますが、価格を考えるとそれくらいは目をつぶれるところかもしれません。
- 走行性能
-
5
- 出足から元気でパワフル。まるでターボがついているのかと思うほど、低速から高速域まで余裕があることに感心しました。カーブや交差点でもグラリとしない剛性感、安定感がアップし、高速道路で車線変更をした際などもガッシリとした感覚があって、安心して運転できます。ノイズは少々大きめな場面があるものの、これなら毎日乗っても快適だと感じます。
- 乗り心地
-
5
- 一般道はもちろん、高速道路でも安定感がしっかりあって、ベーシック軽の常識を変えたと思えるほど。これは先代が新しいプラットフォーム「ハーテクト」の第一弾だったのですが、現行型アルトで2巡目に入り、他モデルで培ったノウハウをフィードバックしているという理由もあるとのこと。ハイブリッドではエンジンが静かな分、風切り音などが少し目立つシーンもありますが、快適性はしっかり感じられると思います。
- 積載性
-
3
- 4人乗車時のラゲッジの奥行きは425mmで、日常の買い物の荷物くらいは十分に積み込めるスペースといった印象。開口部の形が、上の方が広くて、フロアに近いところがちょっと狭くなるのが気になりますが、バックドアは高くまでガバッと開くので、大きな荷物も積みやすいはずです。後席を倒せば1225mmの奥行きが確保できます。
- 燃費
-
5
- アルト初のマイルドハイブリッド搭載。減速時のエネルギーを利用して発電し、充電した電力で加速時にアシストすることで、軽快な走りと低燃費を両立しています。WLTCモードで27.7km/Lを達成。エネチャージ搭載のガソリンモデルが25.2km/L(WLTCモード)なので、もう少し差がつくといいなと思いますが、走った感じでは実用燃費もよくなりそうです。
- 価格
-
5
- トップグレードのマイルドハイブリッド搭載グレードで125台なら、今の時代ではリーズナブルというべきでしょう。ワゴンRのハイブリッドが138台からそろっているので、よりコスパを重視する人に向きそうです。グレードごとの装備差が大きめなので、快適性重視ならやはりトップグレードがおすすめです。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
-
- 新車価格(税込)
-
121.9 〜 150.0
-
- 中古車本体価格
-
1.0 〜 400.0
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。