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SHAREいざ、鈴鹿。角田裕毅が3度目のF1日本GPで狙うは入賞「トップ10近くを走れるはず」アップデート投入で戦闘力UP?
2024年のF1は開幕3戦を終え、次戦は今年から春開催となった第4戦日本GPだ。母国戦となるRBの角田裕毅は3月27日(水)に早くも帰国。ここ2年の日本GPでは惜しくも入賞を逃したが、2024年では3度目の正直を狙うと語った。
過去2年の角田の日本GPを振り返ると、2022年は13位、2023年は12位といずれもトップ10には届かなかった。
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しかし2024年、上位5チームがポイントを分け合う中で、RBは2023年シーズン終盤の勢いをそのままに、VCARB01を中団グループのトップを走ることができるできるマシンに仕上げてきた。角田は開幕2戦こそ入賞には届かなかったが、第3戦オーストラリアGPでは上位勢がペナルティやリタイアで後退するという大チャンスを確実に活かし、7位入賞。貴重な6ポイントをチームに届けた。
日本GPを前に上り調子のRBだが、角田はリラックスした気持ちでいることができているという。そして日本のファンの応援に応えるべく、今年こそは鈴鹿でトップ10に入りたいと意気込んだ。
「いつもと違って今年の日本GPは4月ということで、今までとは少し異なる鈴鹿グランプリが観られるのではないかと思います。もちろん、いつも通りワクワクしています」と角田は語った。
「ただ、日本GPだからといってすごく興奮している訳ではありません。メンタル面では、24レースあるうちの1戦を走るぐらいリラックスしています。僕的には良いスイートスポットにいるんじゃないかなと思います」
「もちろん、それでも日本GPで日本人のファンの皆さんの前で走るのはすごく楽しみですし、過去2年で味わった歓声の中を走るという経験は日本人として特別に感じますし、光栄で誇らしいことです。今年こそは皆さんの前でトップ10に入り、決勝のリザルトで活躍を見せていけたらと思います」
そして角田は次のように続けた。
「サーキットで走り始めたからと言って、日本GPだとプレッシャーを感じるみたいなこともありません。逆に楽しみですね。僕は本当に鈴鹿というサーキットがレイアウト的に好きですし、予選Q1、Q2、Q3に入って行く時に感じた観客の皆さんが拍手してくれる光景を前に走るのはやはり特別です」
角田曰く、RBは日本GPでVCARB01にアップデートを投入する可能性があるという。実際に新パーツが持ち込まれるという確証はまだないものの「アップデートがあれば最高ですすし、速くなるのであればさらに良いことです」と語った。
そして鈴鹿サーキットとRBのVCARB01との相性について訊かれた角田は次のように答えた。
「去年みたいに『合うかな? 合わないかな?』っていうほど心配はしていません」
「それこそ、ここ3戦全てのサーキットで良いパフォーマンスを発揮しています。バーレーン、サウジ、オーストラリアはどれも特性の異なるコースですが、毎回トップ10近くを走れているので、鈴鹿でも同じようなことが見込めると思います」
「ただ、オーストラリアほどかどうかは正直わかりません。オーストラリアと鈴鹿はかなり違いますからね」
「でも僕の予想ではサウジに近いと思います。サウジは高速コーナーが多いですが、鈴鹿も高速コーナーが多いので、近いパフォーマンスを発揮できると思います」
「アップデートはまだ100%(投入される訳)ではないんですが、アップデートがあり、それでパフォーマンスを伸ばすことができれば、もしかしたらオーストラリアぐらいのパフォーマンスが出せるかなと思います」
なお角田は、3度目の母国戦に向けて特別デザインのヘルメットを準備中だ。
角田にとって初の日本GPとなった2022年には、レッドブル・ジャパンが行なったデザインコンテストを経て、“秋開催”ながらも鯉と桜と波をあしらった和風デザインを採用。2年目となる2023年にはホンダF1の活動第1期のマシンカラーを思わせる日の丸デザインとなった。ちなみにCOVID-19の影響により中止となった日本GPでは、現在も角田が自身のグッズのロゴにも使用する紅葉デザインを使用する予定だった。
しかし2024年の日本GPでは、デザインのアプローチを変えるつもりだと角田は明かした。
「確か、なぜか2年前に桜のヘルメットをやったんですよね。今年は今までとはちょっと違ったアプローチでヘルメットを作ります。日本人デザイナーとコラボしたヘルメットにするので、是非注目してみてください」
そして角田は、F1日本GPのチケット購入をまだ悩んでいるファンに向けてコメント。三重の松阪牛に舌鼓を打ちつつ、鈴鹿に足を運んでF1マシンの迫力を感じてほしいと語った。
「テレビで観るF1と実際のF1はかなり違うので、そこは観に来て体験してほしいと思います。松阪牛も美味しいので、食べるついでにでもふらっと観に来てほしいと思います」
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