CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/888bf0c699c07bbf7937a0ca5beb206e585bce66/
SHAREポルシェ「カレラT」に乗ってスッピン性能を楽しむ! MTで操りたいマニア殺到の「911」とは【東京~大阪試乗】
MTで操りたいピュアスポーツポルシェ
クルマ好きにとって“魔性”ともいうべき存在のポルシェ「911」。あらゆるクルマ好きの嗜好に合わせようとするかのような911の現行ラインアップのなかでも、「カレラT」はちょっと硬派なMTで乗りたいモデルです。そんなツウな選択肢を長距離テスト。カレラTらしい楽しみを見つけました。
ポルシェ「718ケイマンGT4 RS」をさらに過激にチューニング! 「フリードリッヒ・パフォーマンス」があえて挑戦した理由とは
ちょっと硬派なツウの選択肢
クルマ好きにとって歴代の911モデルは魔性の存在だ。どんなクルマ好きでも、必ずどこかの世代の911に憧れている、もしくは好んでいる、もしくは乗っている。歴代911好きを集めたなら、それはそのままクルマ好きになるんじゃないか、とさえ思う。
現行ラインアップを見れば、そう思わせるだけの理由のあることも分かる。911のグレードバリエーションは、できるだけ多くのクルマ好きの嗜好に合わせようとするかのようにきめ細やかだ。例えば2駆(RR)に限っても、カレラ・カレラS・カレラT・カレラGTSがあって、最近ではS/Tという“とんでも限定車”まで加わった。そのうえ4駆のカレラ4系もある。さらにターボやGT3などといった極め付けの役物グレードを省いての話だから、今や911ファミリーの樹形図は広範というか、ややこしいまでのレベルとなった。
今回、東京から京都(否、大阪だ)までの長距離ドライブに連れ出したのは、なかでも私が最もツウな選択肢だと思っているカレラTだった。
カレラTはカレラのちょっと硬派な仕様だ。車高を下げ、リアシートを取っ払った。カレラSに対するGTSとよくにたポジションだが、エンジンスペックは素のカレラと同じ。そして7速マニュアルが標準。つまり、現行992シリーズのスッピン性能を心ゆくまで楽しみたいという人向けである。
プラス要素は“T”の一文字で、後席を外して(無償で+2を残す手もあって、私なら残す。だって2+2であることがスポーツカー911最大の魅力だと思うから)、3ペダルマニュアルしかなく、エンジンも同じだというのに、プライスタグだけはスタートグレードのカレラより高いというのだから。
それでもマニアはカレラTに殺到した。
「Tですね、羨ましいなぁ~」
と今回もサービスエリアで声をかけてきた4S乗りがいた。いやいや、アナタの911のほうが色々と付いていて高級です!
3Lターボのフラット6は385psを発揮する。マニュアルで乗るにはちょうど良いパワー、というか400ps前後が今も昔も楽しい出力だという個人的な思いはここ30年、R32型日産「スカイラインGT-R」を400psにチューンして乗って以降、変わらない。
適切なギアを探して速く走らせるという楽しみ
クラッチペダルは重すぎず軽すぎず、あくまでも繋ぎやすい。シフトレバーのストロークも程よく、吸い込まれるように入っていく。ひとたびこの感覚を味わってしまうと、2ペダルのPDKがいくら優秀でも買う気にはならない。車重はなんとか1.5トン切り。400ps前後で走らせて楽しいと思えるギリギリの体重だ。
高速道路では最新の911らしく落ち着いたグランドツーリングカーに徹する。3ペダルも全く苦にならない。高いギアでもかなりフレキシブルだ。急加速で無理したりせず、のんびりクルージングにもピッタリ。コックピット周辺の景色は恐ろしく殺風景だけど!
もちろんそんなまったりクルーズの間でもお楽しみはちゃんとあった。ときどき屈伸運動のように手足を使って変速すれば、なんとも楽しい気分転換になる。1つ2つ低いギアに落としてエンジンサウンドを楽しんでみたり、高いギアでの滑らかな加速を楽しんでみたりと、高速道路で使えるすべてのギアを使って遊べてしまう。
RR(リアエンジン・リアドライブ)という今となってはレアな駆動レイアウトであるにもかかわらず、よくできたグランドツーリングカーであるという資質が気まぐれな“お遊び”も支えてくれるのだ。サービスエリアへの侵入路でシフトダウンの決まった時の心地良さったら!
あっという間に京都へ辿り着く。なんだろう、この精神的な時間の短さは。いつもの450kmがとても短く感じられた。実際の所要時間はレクサスとさほど変わらないというのに。そして程よい疲労感。軽いジョギングでいつもより長く走ってみた、という感じ。
大阪でのロケを終えて、神戸の山道を走ってみた。高回転域まできっちりと回しながら、慈しみつつTを操る。3ペダルマニュアルで操って楽しいターボエンジンとギアレシオになっているから、適切なギアを探して速く走らせるという探究的な面白みがある。だから飽きない。賢い2ペダルではまず望めない楽しみ方だ。
こんな記事も読まれています
この記事に出てきたクルマ
ポルシェ 911の中古車
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
-
-
AUTOCAR JAPAN0
-
-
Auto Messe Web6
-
motorsport.com 日本版0
-
AUTOCAR JAPAN5
-
Auto Messe Web1
-
motorsport.com 日本版0
-
AUTOCAR JAPAN2
-
Auto Messe Web0
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
おすすめのニュース
-
AUTOCAR JAPAN0
-
AUTOCAR JAPAN0
-
乗りものニュース1
-
motorsport.com 日本版0
-
-
AUTOCAR JAPAN19
-
WEB CARTOP13
-
motorsport.com 日本版2
-
-
-
-
-
Webモーターマガジン0
-
乗りものニュース10
-
motorsport.com 日本版8
-
-
motorsport.com 日本版0
-
motorsport.com 日本版1
-
-
-
Auto Messe Web1
-
motorsport.com 日本版0
-
-
AUTOSPORT web0
-
AUTOSPORT web1
-
Auto Prove0
-
motorsport.com 日本版5
-
-
乗りものニュース19
-
業界ニュースアクセスランキング
-
伊藤かずえの愛車、“30年以上”乗り続ける「シーマ」だけじゃなかった!? まさかの「もう1台の愛車」登場! 6か月点検の様子を報告
-
「最後まで使わなかったわー」……クルマって使わない[スイッチ]多すぎるよね?
-
トヨタ新型「ハリアー」!? めちゃ”精悍デザイン”で超カッコよく!? ワイド&ローな大胆予想したCG「2025 VENZA」に反響も
-
信号が青になっても動かないクルマに「プッ!」何か問題が? 法的にはどうなのか 「私は待つ」
-
新型「GT-R“R36”」まもなく公開へ!? 1000馬力の“4.1リッターV6”搭載!レトロな「旧型風デザイン」もカッコイイ「和製スーパーカー」の正体は?
関連サービス
メールマガジン
メルマガ登録でcarview!の最新情報をcheck!
みんなのコメント
ターボつきになって広い回転域からトルクで加速できるようになったので、NAのマニュアルよりも気を使わずにシフト操作ができ運転はかなり楽になりました