アルファロメオ「ジュリア」は、1962年に販売が開始されたクルマです。この車両の初代モデルは、空気力学が考慮されたコンパクトな車体にスポーツカーと同等の高性能エンジンが搭載されており、4ドアセダンタイプの「ベルリーナ」系、日本国内では「ジュリア・クーペ」という名称の方が馴染み深い2ドアクーペの「ベルリネッタ」系などが展開されました。なお、「ベルリネッタ」系においては、ベルトーネ社のジウジアーロによってデザインされた「スプリントGT」系が1963年に登場し、当時の年代を代表するスポーツカーとして好評を博しました。加えて、同じく「ベルリネッタ」系で1965年に誕生した「スプリントGTA」は、1966年から4年間ヨーロッパツーリングカー選手権を制覇するなど、数多くのレースで活躍しています。また、「ベルリーナ」系は、「ベルリネッタ」系とともに1977年に生産が終了しましたが、2015年に新型の2代目「ジュリア」が発表されました。2代目モデルは「感情に訴えかけるマシン」というテーマで開発されており、ベースグレードや、高級グレードの「スーパー」、スポーツグレードの「ヴェローチェ」、最上級スポーツグレードの「クアドリフォリオ」がラインナップされています。2018年1月発売モデルには、スポーツグレードの「ヴェローチェ」に駆動方式FRの右ハンドル仕様が新たに追加され、駆動方式フルタイム4WDの左ハンドル仕様に比べて、40kg程の車両重量の軽量化が図られています。※記載の文章は、2019年2月時点の情報です。