2004年に発売されたホンダの「エディックス」は、同社の7代目「シビック」をベースにした6人乗りのミニバンです。この自動車は、家族や友人などと一緒に従来にはない移動の喜びを共有するといった観点から、「乗る人同士の自由・多彩なコミュニケーション空間を生み出す『3×2ミニバン』」を開発コンセプトとしています。このクルマでは、V字シートレイアウトが採用されたシート配列により、横3人掛けの6座独立シート「3×2(スリーバイツー)」を実現しています。なお、車名は、編集を意味する「EDIT」と、数字の6を意味する「SIX」を組み合わせた造語となっています。この車両の2006年11月発売モデルには、2Lエンジンを搭載する「20X」と「20X 4WD」、さらに2.4Lエンジン搭載の「24S」といったグレードが用意されています。このモデルは、フロントセンターシートを前に倒すことで、シートバックを前後2個ずつの収納式カップホルダーを備えたラウンジテーブルとして活用できます。加えて、リアシートにセンターアームレストを装備するなど、使い勝手を向上させています。そのほか、このクルマの特別仕様車については、2007年12月発売モデルに異なる駆動方式やトランスミッションの組み合わせで2種類設定されている「スタイルエディション」などがあります。この特別仕様車には、ディスチャージヘッドライトや本革巻ステアリングホイールのほか、16インチアルミホイール+205/55R16 89Vタイヤが標準で装備されています。なお、このクルマは、2009年に後継車であるフリードに統合される形で販売終了しています。※記載の文章は、2018年10月時点の情報です。