2002年9月にデビューした「カイエン」は、ポルシェ初の5ドアクロスオーバーSUVで、「新しいかたちのスポーツカー」をコンセプトに開発されました。この車両は、ポルシェの名に恥じない高次元の走行性能と圧倒的なオフロード走破性を兼ね備えています。なお、2011年にはポルシェ初のハイブリッド車である「カイエンS ハイブリッド」が販売されました。2017年6月発売モデルには、「カイエン」「カイエンS E-ハイブリッド」「カイエン ターボS」といったグレードがラインナップされています。このモデルでは、サスペンションとして、前輪にダブルウィッシュボーン、後輪にマルチリンクを採用し、ブレーキには前輪・後輪ともベンチレーテッドディスクを装備しており、オンロードでのスポーツ走行にもしっかりと対応できるクルマに仕上がっています。2017年8月には第3世代カイエンがデビュー。3リッター6気筒ターボエンジンを搭載した「カイエン」と、2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載した「カイエンS」2つのバージョンで発売されました。2020年6月発売の「カイエンGTS」「カイエンGTSクーペ」では、再びV8エンジンが採用されました。走りの性能を進化させつつ、燃費は11.4-11.2L/100 kmとなっています。また、日本仕様のカイエンGTSはアダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセスなど日本以外のマーケットではオプションとなる多くの装備を標準で搭載しています。2021年6月発表の「カイエンターボGT」には、4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し「カイエン ターボクーペ」を上回る走行特性を実現。また、次世代ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムが導入され、Apple CarPlayに続きAndroid Autoに対応しました。※記載の文章は、2021年9月時点の情報です。