スズキ「SX4 Sクロス」は5ドアのクロスオーバーSUVであり、同社「SX4」の2代目モデルとしてリリースされました。「SX4」の車名で2006年から販売された先代モデルは、「X-OVER REVOLUTION(クロスオーバーレヴォリューション)」をコンセプトにフィアットと共同で開発され、コンパクトカーとSUVをクロスオーバーさせたスポーツクロスオーバーとして展開されていました。2013年に実施されたフルモデルチェンジから「SX4 S-CROSS」として生産が開始され、先代モデルより車体とホイールベースが拡張され、荷室空間も拡大しました。なお、日本市場では2015年に販売が開始されており、同年に「2015年度グッドデザイン賞」を受賞しています。この車両には、FFと4WDの駆動方式が用意されており、4WD仕様車にはスズキ独自のシステム「ALLGRIP」が採用され、電子制御により路面状況と運転手の意思に応じて4つの走行モードから選択することが可能となっています。また、車体に同社が開発した軽量衝撃吸収ボディー「TECT」を採用したことにより、高い衝突安全性能を備えながらも軽量化を実現している他、優れた燃費性能も達成しています。2017年7月発売モデルでは、「ベースグレード」がラインナップされています。このモデルでは、大径タイヤや新意匠のアルミホイール、力強いフロントデザインの採用により迫力のあるエクステリアとなっています。また、LED式のヘッドランプ、リアコンビランプが採用されています。ボディカラーについては、標準色には新たに追加された「エナジェティックレッドパール」「スフィアブルーパール」の他、「コスミックブラックパールメタリック」が設定され、オプション色の「クールホワイトパール」を合わせた計4色がラインナップされています。※記載の文章は、2019年2月時点の情報です。