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ダイハツ ブーンレビュー・評価
ブーンの新車
新車価格: 115〜193 万円 2016年4月12日発売〜2023年12月販売終了
中古車価格: 17〜289 万円 (402物件) ブーンの中古車を見る
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モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
ブーン 2016年モデル | 2.83 | —位 | 11人 | |
ブーン 2010年モデル | 4.00 | —位 | 1人 | |
ブーン 2004年モデル | 3.50 | —位 | 2人 | |
モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 0人 | - |
ブーン 2016年モデルの評価
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 | 3.17 | 4.32 | -位 |
インテリア 内装のデザイン及び機能性 | 2.83 | 3.92 | -位 |
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など | 2.57 | 4.11 | -位 |
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 | 2.69 | 4.19 | -位 |
乗り心地 乗り心地のフィーリング | 2.49 | 4.03 | -位 |
燃費 燃費の満足度 | 2.85 | 3.87 | -位 |
価格 総合的な価格の妥当性 | 3.29 | 3.86 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
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自動車(本体) > ダイハツ > ブーン 2016年モデル
プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む
2016年9月22日 17:02 [962669-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
ブーンが6年振りのフルモデルチェンジを受けた。ブーンはパッソと姉妹車を構成するクルマだが、今回のモデルでは従来と少し違った関係になった。従来は商品企画やパッソのデザインについてはトヨタが受け持ち、開発と生産をダイハツが受け持っていたが、今回のモデルでは企画から生産までをすべてダイハツが担当し、トヨタ車のパッソについてはOEM供給を受ける形になった。
ブーンにはダイハツが木更津市のかずさアカデミアパークをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードは最上級グレードとなるブーンシルクの“Gパッケージ SA?”だ。
以前は、小型車(登録車)で培われた技術をベースに軽自動車が作られていたが、最近では軽自動車で開発した技術を盛り込んで小型車が作られるようになっている。最近のダイハツは、生産車種のほとんどが軽自動車で、自社で開発・生産する登録車は実質的にブーンだけなのだから、それも当然といえば当然である。
外観デザインは標準モデルのブーンと、デザイン的にやや差別化を図ったブーン・シルクの2タイプが用意されている。シルクはフロントグリルをメッキモールで囲むほか、ファニーな感覚の顔つきとするなど、標準車との間に違いを設けている。
ダイハツは軽自動車に標準車とカスタム系の2種類のデザインを採用し、明確な差別化を図っているが、シルクの標準車に対する違いはカスタム系ほどではない。やや抑制の効いた差別化というところである。
インテリア回りの質感はコンパクトカーの平均レベルといったところだが、試乗したシルクについてはシート地やカーナビの周囲、エアコンの吹き出し口などに赤いアクセントが加えられていて、より質感の高い仕様としている。
室内の広さはコンパクトカーとは思えないくらいだ。まあ今は軽自動車でも相当に広い室内空間を作っているので、そのパッケージング技術を生かした登録車なら、さらに広い室内を作れるのは当たり前のことである。
後席のドアは開口部も大きくて乗降性に不満はない。後席は大人が足を組めるくらいの広さがある。これはホイールベースが50mm延長され、前後席間の距離が75mm延長されたことによるもので、クラス最大級の広さである。ただ、足元空間に比べると頭上空間の余裕はあまり大きくはない。
搭載エンジンは直列3気筒1.0Lの自然吸気DOHCで、従来のモデルに設定されていた直列4気筒1.3Lエンジンは廃止されて1.0Lのみの設定になった。1KR-FE型のエンジン型式やパワー&トルクの数値は変わらないが、エンジンそのものは燃料を噴射するインジェクターをデュアル化するなど、さまざまな改良が加えられている。
それにもかかわらず動力性能の数値が変わらないのは中低速域のトルクの向上に重点を置いて開発したためだそうで、街中での走りがこれまで以上にフレキシブルで扱いやすい印象になっている。51kW/92N・mと絶対的な動力性能はさほどではないが、910kgのボディに対しては不足のない実力である。
ボディの軽さや停車前の減速中にエンジンが停止するアイドリングストップ機構の採用などによって、ガソリン車としてトップの28.0km/Lの低燃費を達成している。軽自動車やアクアのようなコンパクトなハイブリッド車が存在する中で、ブーンの存在意義をどう確立するかもひとつの課題だったが、ガソリン車としてトップの燃費を達成することで、それを果たしている。
燃費の向上には無段変速のCVTも貢献している。今回のモデルではCVTも改良されている。CVTに特有のエンジン回転が先に上昇して車速が後からついてくる違和感が、かなり解消された感じになった。
エンジン音を始めとする騒音対策については、さまざまな改善を図ったということだが、運転していて特に静かなクルマという印象はなかった。アクセルを踏み込んで加速したときには、それなりにエンジン音が聞こえてくる。
足回りは乗り心地を重視して柔らかめの設定になっているが、コーナーではロールが大きめで落ち着きが足りない印象を受けた。これも従来のモデルに比べたらグンと進化しているのだろうが、操縦安定性についはまだ物足りなさがある。またちょっと大きめの段差がある部分での突き上げも気になった。
それ以上に気になったのはステアリングのフィールで、軽いだけのステアリングはロックトゥロックも大きく、一所懸命に回して一所懸命に戻さないとダメという印象。これはもうひと工夫もふた工夫も必要だろう。
ダイハツはムーヴでデキの良い足回りを作っているから、ブーンの足回りについても大いに期待していたのだが、その期待ほどのデキではなかった。このクラスの競合車に比べたら間違いなく良くできていると思うが、絶対的には満足できるレベルには届いていない。
試乗車は最上級グレードのシルク“Gパッケージ SA?”だけに装備の充実度が高い。安全装備もカメラとレーザー、ソナーなどを使ってクルマにも人にも対応できるスマートアシスト?を搭載する。競合する1.0L級のコンパクトカーの中で優位に立つクルマであるのは間違いない。
試乗車の価格は160万円中盤とかなり高めの設定だ。装備の充実度を考えてもちょっと高めの設定である。普通にブーンの購入を考えるなら、標準車のXに充実した快適装備と安全装備を備えたX“Lパッケージ SA?”を選ぶと良いだろう。これなら130万円台前半の手頃な価格で手に入る。
- レビュー対象車
- 試乗
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自動車(本体) > ダイハツ > ブーン 2016年モデル > CILQ Gパッケージ SA II
プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2016年7月17日 15:25 [945908-1]
満足度 | 3 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
ブラックルーフの2トーンはCILQシリーズのみ設定 |
CILQシリーズはリアバンパーも独自の造形 |
Xグレードとは2トーンの色分けを変えたCILQ |
前席はすべてのグレードがベンチシート |
前席と同じシート/ドアトリム配色となる後席 |
高圧縮比化などにより燃焼効率を高めたエンジン |
ダイハツ・ブーンはトヨタ・パッソの兄弟車で、過去2世代はトヨタとの共同開発車でしたが、3代目となる新型はダイハツが開発・生産を行い、トヨタへはOEM供給するという形に変わりました。千葉県で行われた試乗会で乗ったのはCILQ(シルク)GパッケージSA?というグレードの2WDです。
ダイハツは軽自動車に「カスタム」シリーズを普及させた立役者で、そこで培った「2フェイス戦略」を新型ブーンにも取り入れています。今回取材したCILQシリーズは上級車種に位置づけられています。SAは運転支援システム「スマートアシスト?」が標準装備されていることを示すものです。
ボディサイズは全長3660mm、全幅1665mm、全高1525mmと、旧型とほぼ同じです。ただしホイールベースは50mm延長しており、台形基調のスタイリングがより安定して見えるようになりました。ただCILQシリーズのスタイリングは女性を強く意識した感があり、個人的には標準型のXシリーズに好感を持ちました。
インテリアはまず、乗り降りのしやすさに感心しました。サイドシルがかなり低く、シートが乗り降りしやすい高さにあることが効いています。インパネのデザインはオーソドックスですが、収納スペースが多彩で、センターパネルは機能が整理されているなど、考え抜かれた設計です。マゼンタのアクセントカラーはやはり女性を意識した配色だそうです。
前席は座面の厚みがたっぷり取られており、幅は軽自動車より余裕があって、掛け心地は良好でした。後席はコンパクトカーとしてはかなり広いほうで、前席同様座面には厚みがあり、中央席にもヘッドレストと3点式ベルトが用意されているなど、ある程度の距離を過ごせる設計だと感じました。その一方でシートアレンジは背もたれを前に倒すだけとシンプルです。
パワートレインは1L直列3気筒自然吸気エンジンとCVTの組み合わせのみです。街中では910kgのボディに十分な加速を与えてくれました。自然吸気エンジンならではの、文字どおり自然なレスポンスと力の盛り上がりも好印象です。ただし高速道路では、ターボ付き軽自動車のほうが余裕がありました。
コンパクトなサイズは、狭い道での圧倒的な機動性を生み出しています。台形基調のスタイリングは、車両の見切りもしやすいと感じました。乗り心地は、路面の悪いところではサスペンションがショックを伝えてくることもあるものの、分厚いシートがそのショックを和らげてくれるので、さほど不快ではありません。
ステアリングは軽く、操舵に対して正確に切れるのですが、フィードバックはほとんどありません。運転にあまり興味がない人を想定したチューニングです。ただしハンドリングそのものは安定しており、旧型にあった不安感は解消されていました。
ダイハツはブーンについて、軽自動車で培ったノウハウを投入した小型乗用車としています。たしかにCILQシリーズの設定や後席の広さ、カタログ燃費などからそれを感じました。逆に言えば、小型車ならではのデザインやパッケージング、走りといった部分は希薄であり、多くの軽自動車同様、クルマを移動の道具として考えるユーザーに向けた車種だと感じました。それを考えればCILQシリーズはやや高価に映りました。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった21人
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ブーンの中古車 (全3モデル/402物件)
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ブーン X4ハイグレードパック 4WD ETC アルミホイール 電動格納ミラー MT 衝突安全ボディ ABS エアコン パワーステアリング パワーウィンドウ
- 支払総額
- 123.0万円
- 車両価格
- 109.0万円
- 諸費用
- 14.0万円
- 年式
- 2009年
- 走行距離
- 14.6万km
-
- 支払総額
- 134.5万円
- 車両価格
- 126.8万円
- 諸費用
- 7.7万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 0.3万km
-
- 支払総額
- 134.8万円
- 車両価格
- 127.1万円
- 諸費用
- 7.7万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 5.3万km
-
- 支払総額
- 120.4万円
- 車両価格
- 109.9万円
- 諸費用
- 10.5万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 1.2万km