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『実用的なホットマシンは、進化を遂げていた』 ミニ MINI CLUBMAN (クラブマン) 2015年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価
MINI CLUBMAN (クラブマン)の新車
新車価格: 400〜607 万円 2015年11月7日発売
自動車(本体) > ミニ > MINI CLUBMAN (クラブマン) 2015年モデル > JOHN COOPER WORKS
プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む
2019年8月31日 23:59 [1255574-1]
満足度 | 5 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
グリル周辺の専用パーツやレッドラインが佇むだけでもその違いを感じさせる |
4270mmの全長は、居住性、実用性にも長けている |
観音開きのリアドアを採用。エキゾーストパイプは左右2本出し |
225/35R19にブレンボ4ピストンキャリパーを装備 |
1998cc直列4気筒ターボエンジンは231馬力を発揮 |
ブラック&レッドのスポーティなインテリア |
今回試乗したMINI ジョン・クーパー・ワークス・クラブマンは、実用性を備えながらも、レーシング・スピリッツを受け継ぐ直系モデルです。
現在、BMWグループは、このJCWブランドのコンサルタントとして、ジョン・クーパー氏の息子であるマイク・クーパー氏を招聘しているというから、スピリッツばかりか流れる血も本物なのです。
明らかに、ノーマルのクラブマンのそれとは異なるエクステリアは、専用エアロキットで武装されています。
フロントバンパーの大型エアインテークや、下げられた車高をはじめ、JCW専用のアロイホイールからチラリと覗く真っ赤なブレンボ製4ピストンキャリパー、左右に突き出る大口径ツイン・エグゾースト・パイプなど、単なる飾りではなく、このクルマのレーシング・スピリッツから受け継ぐ動力性能を支えるものなのです。試乗車はメーカーの広報車両ですが、オプションの大口径19インチホイールがより一層迫力を感じさせます。
ダウンサイジングエンジンが多い中、2.0リッターと意外と大排気量な直列4気筒直噴ツインパワーターボを搭載。最高出力は231ps/5200-6000rpm、最大トルクは320Nm/1250-4800rpmを発生し、ALL4ドライブにより、0-100Km/h加速は、6.1秒とスポーツカー顔負けのパフォーマンスを発揮します。
インテリアは相変わらずミニらしい個性あふれるものですが、速度計、レブカウンターのデザインは、先代モデルの方が個性的という声も多いの事実です。
センターコンソールのトグルスイッチでエンジンを始動させますと、オオッ!と思わず声を上げてしまうほど威勢のいいサウンドがドライバーに単なるミニではないことを教えてくれます。
市街地走行は、先代モデルでは、ダンピングが強く、終始硬い乗り心地という印象があったJCWですが、最新モデルでは、実にしなやかで、乗り心地も良好。荒れた路面でも車体剛性の高さが際立ち、試乗車が装備していたオプションの19インチ、35扁平タイヤでも、ボディは岩のようなガッシリ感を実感できます。
高速道路に合流し、アクセルを踏み込むと、今時珍しいほどのどっかんターボで、パワーが一気に炸裂し、時速100Km/hまでは、一瞬で到達します。無論これ以上加速することはできませんが、この勢いでアウトバーン領域まで弾丸のように速度を上げていく様は、容易に想像できました。
走行モードをスポーツに切り替えてみると、マルチインフォメーションのライトが真っ赤に点灯し、ドライバーを刺激させてくれます。アクセルレスポンスは、まるで運動神経と直結したかのような”電光石火レスポンス”となり、腹に響く重低音サウンドは、スポーツカーそのもの。シフトアップをするたびに「バフッ!」と響くサウンドもド迫力です。ステアリングはパワーアシストがないクラシカルミニのような手応えとなり、カミソリのようなクイックなフィーリングです。
追い越しのため、時速70Km/hからアクセルを踏むと、蹴飛ばされたかのようなロケット加速を演じてくれます。ほんと、このクルマってアツイです。
今回の試乗では、本領発揮のワインディングでの試乗はできませんでしたが、高速道路から一般道に合流するタイトコーナーでも、クルマは路面に張り付いたままのまさにゴーカートフィーリング。
退屈なクルマがますます増える中、ここまで刺激的な気分にさせてくれたクルマは久々でした。
3ドアJCWには、散々試乗しましたが、このクラブマンJCWでも、その血統には変わりありません。
なめると火傷するクルマとは、このクルマのためにある!のではないでしょうか。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった5人
「MINI CLUBMAN (クラブマン) 2015年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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いい車です! | 4 | 2024年6月7日 09:24 |
デザインはやはり素晴らしい | 5 | 2024年5月9日 18:14 |
唯一無二 | 5 | 2023年5月22日 17:40 |
ライバル不在の独特なクルマ | 5 | 2022年9月25日 07:06 |
良いクルマです。 | 5 | 2022年3月26日 14:28 |
5年までの付き合いになりました。 | 5 | 2021年10月30日 07:07 |
さよなら…ミニライフ! (ミニか…それ以外か… ) | 4 | 2021年2月14日 16:00 |
mini cooper と比較して車幅は 8cm広いだけで広々と感じます。 | 4 | 2021年1月23日 19:10 |
個性的で運転していて大変楽しい車でおすすめです | 5 | 2020年10月26日 17:48 |
MINIらしさを持ちつつも高い実用性と上質さを持つ | 5 | 2020年9月7日 20:44 |
MINIClubmanの中古車 (全2モデル/886物件)
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- 諸費用
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- 年式
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- 走行距離
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- 支払総額
- 350.0万円
- 車両価格
- 333.0万円
- 諸費用
- 17.0万円
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- 走行距離
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- 走行距離
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- 支払総額
- 236.0万円
- 車両価格
- 219.0万円
- 諸費用
- 17.0万円
- 年式
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