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『軽四の力を身につけた「軽四みたいな普通車」』 ダイハツ ブーン 2016年モデル あくとうさんのレビュー・評価
ブーンの新車
新車価格: 115〜193 万円 2016年4月12日発売〜2023年12月販売終了
中古車価格: 49〜190 万円 (363物件) ブーン 2016年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > ダイハツ > ブーン 2016年モデル > X Lパッケージ SA II
2016年7月9日 22:18 [923606-3]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 5 |
【前回までのあらすじ(ウソ)】
大発明は、ある日親友の豊田了から、「悪魔族(ケーヨン族)」が日本の自動車業界を蝕んでいると伝えられる。
不当な税金の安さ、安全性のかけらもない粗悪なボディ、乱売による未使用車による価格崩壊・・・
ケーヨンの悪行により健全な普通登録車は滅ぼそうとしていることを知らされる。
了は明に、ケーヨンの超能力を取り入れて戦わなくては普通登録車に勝ち目はないと、ケーヨンと合体する話を持ちかけてくる。
普通登録車の正義の心がまさればケーヨンのような粗悪なクルマになることはないというのだ。
明は悪魔の力と普通登録車の心を持つデビルマンとなることに成功する。
ケーヨンたちは、デビルマンを倒すために次々と刺客を送ってくる。
やがて景気は停滞し、ケーヨンは目先の登録台数に目が眩んだホンダや日産も勢力化に収め宣戦布告し総攻撃を仕掛けてくる。
ケーヨンによる無差別登録という自爆攻撃に業界がパニック状態となる中、
明は了の制止を振り払い、単身、ケーヨンとの戦いに赴くものの、ダイハツのブランド力のなさに力尽き倒れる。
しかしなぜか、とどめを刺されようとした時、「TPPー。」「燃費偽装ー。」と妙なタイミングで事件が起こり
また大魔神トヨタの「デビルマンを殺すな」という意思が伝えられ、明は解放される。
一人の力では戦えないと悟った明は、デビルマン化した者たちを集め、デビルマン軍団を組織しようと考える。
しかし明は同じ全く同じ外見を持つデビルマンが「軽じゃないK」と高名なメーカーから発表され、悪魔狩りの名の下、
「ノアに乗ってたのに次に軽じゃ落ちるとこまで墜ちた感じですねえ。(プライドってなもんあるもんナー)」
「うちでも軽自動車は扱いありますけど、正直、おすすめはしてませんけどねえ・・・(売っても利益でねえしナー)」
「余裕の走りですよ!(数馬力だけだけどナー)」
などと語りかけながら、異常なCM投下とともに製品力じゃなくイメージだけで売ってしまおうという現場を目撃してしまう。
そして、明は了の正体が大魔神トヨタであることを知る。
親友を装っていたが、「もっと安く作って安く納めろ」と言われたら逆らえない親会社だったのだ。
普通登録車のシェアが減れば自らのシェアが減ることになるため邪魔なケーヨンを駆逐しようという了の暗躍だったのだ。
明の戦いはまだ始まったばかりだ!
(ブーン先生の次回作にご期待ください。(意味不明))
【エクステリア】
パッソと同じです。いや、こっちが本家なんですけど。
特徴はないですが、嫌味もないです。
ただリアの黒樹脂がどれくらい変色せずにすむのかが気になるところではあります。
【インテリア】
質感はかなり向上しています。
ただ軽自動車の作法に則って作られているので軽自動車と乗り比べてもあまり普通車に乗っている気がわきません。
相変わらずナビまわりだけはやたら目立つデザインです。オーディオレスにすると寂しすぎです。
リアシートは倒れるだけで沈み込んでフラットにはならないので、荷物の積載の使い勝手ではムーヴとかのほうが上です。
【エンジン性能】
基本設計が古いエンジンを騙し騙し使っているので、実使用域を超えると音もドデカクつかえるウェイク状態です。
数値上は低いはずの軽自動車のターボエンジンのほうがずっと洗練されていますし、元気に静かに走ります。
【走行性能】
相変わらずギリギリガールズな走行性能ですが、
不満をそんなに感じなくなった分、先代とは雲泥の差があります。
【乗り心地】
ふにゃふにゃしてるだけではなくなり、しゃんとしました。
不満をそんなに感じなくなった分、先代とは雲泥の差があります。
【燃費】
【価格】
以前のモデルに比べると異常なコストパフォーマンスの向上だと思います。
先代のベーシックグレードは売りたくないのか? と思えるくらい貧相でした。
安さを演出するためのカタロググレードに見られがちなXですら、ほぼ不満のない装備が揃います。
スマアシがついて約120万円はマーチやミラージュは瞬殺。
圧倒的じゃないか!
CILQ に引っかからなければ、すごくいい生活の友になりえます。
【総評】
ダイハツは「普通車っぽい軽自動車」が得意ですが、「軽自動車っぽい普通車」っていうのは誰得なんでしょう?
「ミラ イース ワイド」って名前で売ってもよくね? と思うほど、軽自動車感が漂います。
(まあミラ イースほど安っぽすぎることはないですが。)
実際に成り立ちもそんな感じなんじゃないかと思います。もうダイハツに自前の普通登録車のシャーシーなんてないでしょうし。
個人的には、ベーシックなX/X Sグレードがシンプルでお得感もあるし悪い選択ではないと思います。少なくてもCILQやパッソ MODAとかのデザインをちょこっといじった程度のクルマに30万円ほど上納するくらいなら、スマアシ付のX Sグレードにサイドエアバックやカーテンエアバックなどのセット(約5万円)とナビ&カメラ(約13万円)をつけたほうがよっぽど賢いと思います。(オートエアコンとかがどうしても要るならL package・Sで同等になるし。)
それでも欧州でポロやルーテシア、208などといった最強クラスを相手にしているヴィッツやフィット、デミオをJ1のクラブチームだとしたら、このクルマはせいぜい軽自動車相手にいきがるJ2のクラブチームのようなもの。
ゆめゆめ、なぜ自分は軽自動車のさまざまなメリットを選ばずにこれを買うのか、そして世界レベルの製品がすぐそこにあるのになぜこのクルマを買うのか? と熟慮を重ね、自分にはこのサイズ、或いは価格、或いは安定感…魅力があるクルマだ!ということならば、少々他人が何か言おうがどっしりと構えられるクルマ選びをなされるとよかろうなのでございます。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった64人(再レビュー後:49人)
2016年7月3日 00:20 [923606-2]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 5 |
【前回までのあらすじ(ウソ)】
大発明は、ある日親友の豊田了から、「悪魔族(ケーヨン族)」が日本の自動車業界を蝕んでいると伝えられる。
不当な税金の安さ、安全性のかけらもない粗悪なボディ、乱売による未使用車による価格崩壊・・・
ケーヨンの悪行により健全な普通登録車は滅ぼそうとしていることを知らされる。
了は明に、ケーヨンの超能力を取り入れて戦わなくては普通登録車に勝ち目はないと、ケーヨンと合体する話を持ちかけてくる。
普通登録車の正義の心がまさればケーヨンのような粗悪なクルマになることはないというのだ。
明は悪魔の力と普通登録車の心を持つデビルマンとなることに成功する。
ケーヨンたちは、デビルマンを倒すために次々と刺客を送ってくる。
やがて景気は停滞し、ケーヨンはホンダや日産も勢力化に収め宣戦布告し総攻撃を仕掛けてくる。
ケーヨンによる無差別登録という自爆攻撃に業界がパニック状態となる中、
明は了の制止を振り払い、ブーン単身、ケーヨンとの戦いに赴くものの、ダイハツのブランド力のなさに力尽き倒れる。
しかしなぜか、とどめを刺されようとした時、「TPPー。」「燃費偽装ー。」と妙なタイミングで事件が起こり
また大魔神トヨタの「デビルマンを殺すな」という意思が伝えられ、明は解放される。
一人の力では戦えないと悟った明は、デビルマン化した者たちを集め、デビルマン軍団を組織しようと考える。
しかし明は同じ全く同じ外見を持つデビルマンが「軽じゃないK」と高名なメーカーから発表され、悪魔狩りの名の下、
「ノアに乗ってたのに次に軽じゃ落ちるとこまで墜ちた感じですねえ。(プライドってなもんあるもんナー)」
「うちでも軽自動車は扱いありますけど、正直、おすすめはしてませんけどねえ・・・(売っても利益でねえしナー)」
「余裕の走りですよ!(数馬力だけだけどナー)」
などと語りかけながら、異常なCM投下とともに製品力じゃなくイメージだけで売ってしまおうという現場を目撃してしまう。
そして、明は了の正体が大魔神トヨタであることを知る。
親友を装っていたが、「もっと安く作って安く納めろ」と言われたら逆らえない親会社だったのだ。
普通登録車のシェアが減れば自らのシェアが減ることになるため邪魔なケーヨンを駆逐しようという了の暗躍だったのだ。
明の戦いはまだ始まったばかりだ!
(ブーン先生の次回作にご期待ください。(汗))
【エクステリア】
パッソと同じです。いや、こっちが本家なんですけど。
特徴はないですが、嫌味もないです。
ただリアの黒樹脂がどれくらい変色せずにすむのかが気になるところではあります。
【インテリア】
質感はかなり向上しています。
ただ軽自動車の作法に則って作られているので軽自動車と乗り比べても普通車に乗っている気がわきません。
相変わらずナビまわりだけはやたら目立つデザインです。オーディオレスにすると寂しすぎです。
リアシートは倒れるだけで沈み込んでフラットにはならないので、荷物の積載の使い勝手ではムーヴとかのほうが上です。
【エンジン性能】
基本設計が古いエンジンを騙し騙し使っているので、実使用域を超えると音もドデカクつかえるウェイク状態です。
数値上は低いはずの軽自動車のターボエンジンのほうがずっと洗練されていますし、元気に静かに走ります。
【走行性能】
不満をそんなに感じなくなった分、先代とは雲泥の差があります。
【乗り心地】
不満をそんなに感じなくなった分、先代とは雲泥の差があります。
【燃費】
【価格】
以前のモデルに比べると異常なコストパフォーマンスの向上だと思います。
先代のベーシックグレードは売りたくないのか? と思えるくらい貧相でした。
安さを演出するためのカタロググレードに見られがちなXですら、ほぼ不満のない装備が揃います。
スマアシがついて約120万円はマーチやミラージュは瞬殺。
圧倒的じゃないか!
CILQ に引っかからなければ、すごくいい生活の友になりえます。
【総評】
ダイハツは「普通車っぽい軽自動車」が得意ですが、「軽自動車っぽい普通車」っていうのは誰得なんでしょう?
「ミラ イース ワイド」って名前で売ってもよくね? と思うほど、軽自動車感が漂います。
(まあミラ イースほど安っぽすぎることはないですが。)
実際に成り立ちもそんな感じなんじゃないかと思います。もうダイハツに自前の普通登録車のシャーシーなんてないでしょうし。
個人的には、ベーシックなX/X Sグレードがシンプルでお得感もあるし悪い選択ではないと思います。少なくてもCILQやパッソ MODAとかのデザインをちょこっといじった程度のクルマに30万円ほど上納するくらいなら、スマアシ付のX Sグレードにサイドエアバックやカーテンエアバックなどのセット(約5万円)とナビ&カメラ(約13万円)をつけたほうがよっぽど賢いと思います。(オートエアコンとかがどうしても要るならL package・Sで同等になるし。)
それでも欧州でポロやルーテシア、208などといった最強クラスを相手にしているヴィッツやフィット、デミオをJ1のクラブチームだとしたら、このクルマはせいぜい軽自動車相手にいきがるJ2のクラブチームのようなもの。
ゆめゆめ、なぜ自分は軽自動車のさまざまなメリットを選ばずにこれを買うのか、そして世界レベルの製品がすぐそこにあるのになぜこのクルマを買うのかということをよーく考えて、少々他人が何か言おうがどっしりと構えられるクルマ選びをされるとよかろうなのでございます。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった1人
2016年4月18日 13:29 [923606-1]
満足度 | 2 |
---|
エクステリア | 3 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 2 |
走行性能 | 2 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 4 |
価格 | 5 |
【エクステリア】
パッソと同じです。
特徴はないですが、いやみもないです。
リアの黒樹脂がどれくらい変色せずにすむのかが気になるところではあります。
【インテリア】
シンプルです。
先代よりは質感は劇的に向上しています。
ただ、ムーヴと比べて・・・となるとなかなか微妙です。
デザインも軽自動車の作法に則って作られているので軽自動車と乗り比べても普通車に乗っている気がわきません。
リアシートは倒れるだけで沈み込んでフラットにはならないので、荷物の積載の使い勝手ではムーヴのほうが上です。
【エンジン性能】
基本設計が古いエンジンを騙し騙し使っているので、実使用域でも音も大きめで、音質もこもったような感じで安っぽいです。
軽自動車のエンジンのほうが洗練されているというのは皮肉以外の何者でもないです。
あまり長時間走りたくなる音ではないです。
【走行性能】
市街地を軽く流しただけだと何の印象も残りません。
加速感はムーヴのターボモデルのほうがあると思います。
軽自動車と比べて高速走行だと安定性が違います、疲れませんよ、とセールさんは言われますが、なかなか実感できません。
【乗り心地】
走行距離20Kmのクルマではまだまだ当たりが付いていないと思いますので話半分で。
道路の凹凸をいなしきれないで、コツコツとした乗り心地です。
これも軽自動車と比べても・・・
【燃費】
【価格】
以前のモデルに比べると異常なコストパフォーマンスだと思います。
安さを演出するためのカタロググレードかな? と思えるXですら、ほぼ不満のない装備が揃います。
スマアシがついて約120万円はマーチやミラージュは瞬殺。
頑張っているなと思っていたバレーノはもうカタログすら取り寄せられないんじゃないかと思えるほど。
税金も1リッターなのでライバルたちと比べても5000円安い!
圧倒的じゃないか!
と、普通車からみれば圧倒的ですが、軽自動車サイドから見るとなんとも微妙な価格でもあります。
【総評】
「ミラ イース ワイド」って名前で売ってもよくね? と思うほど、軽自動車感が漂います。
ダイハツは「普通車っぽい軽自動車」をうまく作るな、と思っていますが、「軽自動車っぽい普通車」っていうのは誰得なんでしょう?
これ、実は東南アジア向け戦略車なんですかね?
税金、保険、高速料金・・・これらの優遇を棄てて普通車に代えるだけの魅力があるかと言われるかとなんともいえない微妙なできです。
デミオやスイフトなどと比べると価格差はありますが、あちらにはブーン/パッソには足りない普通車っていいな!と思える走りや安定性などの魅力があります。
コンパクトカー好きなので期待していましたが、ちょっとがっかりな出来栄えでした。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった14人
「ブーン 2016年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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軽自動車からの買い替え | 4 | 2022年7月24日 17:29 |
軽とは別物 | 5 | 2021年5月30日 17:06 |
軽自動車と同じレベル感ではありますが、よくできています | 3 | 2021年5月4日 01:08 |
街乗り専用車かな | 2 | 2021年1月21日 17:00 |
ボロ過ぎる。 | 1 | 2020年12月7日 08:17 |
普通に良いクルマです。 | 4 | 2020年1月25日 23:53 |
既に売却 | 2 | 2019年3月22日 22:48 |
クラスでは優位に立つクルマながら物足りなさが残る点も | 3 | 2016年9月22日 17:02 |
軽自動車的な思想から生まれた小型乗用車 | 3 | 2016年7月17日 15:25 |
ブーンの中古車 (全3モデル/399物件)
-
ブーン X4ハイグレードパック 4WD ETC アルミホイール 電動格納ミラー MT 衝突安全ボディ ABS エアコン パワーステアリング パワーウィンドウ
- 支払総額
- 123.0万円
- 車両価格
- 109.0万円
- 諸費用
- 14.0万円
- 年式
- 2009年
- 走行距離
- 14.6万km
-
- 支払総額
- 134.5万円
- 車両価格
- 126.8万円
- 諸費用
- 7.7万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 0.3万km
-
- 支払総額
- 134.8万円
- 車両価格
- 127.1万円
- 諸費用
- 7.7万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 5.3万km
-
- 支払総額
- 120.4万円
- 車両価格
- 109.9万円
- 諸費用
- 10.5万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 1.2万km