先日ご成約いただきました、トライアンフ ストリートスクランブラーの納車前点検になります。
Bikebros |
トライアンフ | TRIUMPH ストリートスクランブラー | Street Scrambler
車輌プロフィール
2016年モデルで、水冷エンジンを採用して次世代モデルとなった、モダンクラシックのボンネビルシリーズ。伝統的な並列2気筒エンジンが水冷化されたことは、大変革だった。その、水冷となったボンネビルシリーズに、2017年モデルから加わったのが、ストリートスクランブラーだった。空冷エンジン時代の2006年からラインナップされていたスクランブラーの後継モデルにあたり、車体右側面にアップマウントされた上下2本出しのマフラーなどからも、そのことは明らかに示されていた。新しい水冷エンジンの排気量は899ccで、SOHC4バルブ。これは前年に登場したストリートツインとベースを同じくするユニットながら、最大トルクの80Nmは、ストリートツインよりも低い2,850回転/分時に発生。実際に悪路を走破するかどうかは別として、日常的に用いる低中速域での扱いやすさは向上していた。組み合わされたギアボックスは5段変速で、トラクションコントロールやABSは備えるものの、(ストリートツイン同様に)ライディングモードは搭載されていなかった。2019年モデルで仕様変更を受け、エンジン出力の大幅な向上(10psアップ)を果たし、「ロード」と「レイン」のライドモード選択が可能になった。シート下のUSBポートとイモビライザーは初期モデルから継続して装備していた。2018年秋に、よりオフロードモデルらしいデザインを得たスクランブラー1200シリーズが発売されたが、ロードバイクをベースにした不整地用モデル、という「スクランブラー」の成り立ちを色濃く投影していたのは、これまで通りストリートスクランブラーのほうだった。2021年モデルでは、欧州排出ガス規制ユーロ5に適合するとともに、各部の仕様変更を受けた。
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