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- 流麗で優雅なクーペに暴力的なパワー
BMW M4 クーペ 「流麗で優雅なクーペに暴力的なパワー」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 橋本 洋平(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
流麗で優雅なクーペに暴力的なパワー
2021.11.24
- 年式
- 2021年1月〜モデル
- 総評
- 優雅さや快適性を忘れることなく実現する一方で、速さや官能性までも十分に有しているところはさすが。スポーツ度は4ドアのM3より明らかに上。機敏な運動性能が欲しいのであればM4を選んだほうが良い。
- 満足している点
- 直列6気筒ツインターボエンジンが発するパワーとトルクは見どころだが、そこに滑らかな回転フィールや爽快なエキゾーストノートが加わっているのだから心地良い。官能性にとにかく優れているエンジンだ。
- 不満な点
- 多人数で乗ろうというタイプのクルマではないが、M4はM3とは違って4人乗りであるということを忘れずに。
- デザイン
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4
- 真横から見れば伸びやかで優雅なクーペにしか見えないのだが、前後バンパーを見れば戦闘モードであることが即座に感じられるデザインが展開されている。開口部の多さ、リアのディフューザー形状など、走るための機能美がそこにある。
- 走行性能
-
5
- 車重1730kgという重量なのだが、その重さを一切感じさせない回頭性が見事だったM4コンペティション。キビキビとした身のこなしはライトウエイトスポーツかのようだ。そこに510PS、650Nmが組み合わされ、FRで駆動しようというのだ。スタビリティコントロールをオンにしていても、リアの危うい動きを安全に味わえるところが面白い。
- 乗り心地
-
4
- 多少引き締められた乗り味ということもあって、乗り味は硬質。だが、入力を即座に収め、視線をブレさせない仕上がりとしているところはさすが。不快な感覚はそれほど感じない。
- 積載性
-
4
- クーペながらもラゲッジはかなり広大に備えており、さらにトランクスルーもしっかりとした開口部で備えられている。実用性もかなり高い一台だ。
- 燃費
-
5
- WLTCモード10.1lm/Lと、セダンに比べて0.1km/Lだけ勝るが、基本的にはお世辞にも燃費が良い部類のクルマではないことは明らか。だが、前述したパワーもトルクも備える割には優秀といっていい。
- 価格
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4
- コンペティションは1348で、試乗したクルマはカーボンセラミックブレーキをはじめとした各種オプションが加わり1570とかなり高価な状態になっていた。ただ、動力性能も運動性能もかなりのパフォーマンスがあり、その上でしっかりと上質なのだから許せる範囲内か!?
- 橋本 洋平
- 自動車ジャーナリスト
- JAF国際B級ライセンスを持ち様々なレースに参戦。ワンメイクレースではチャンピオンを獲得したこともある。主にスポーツカーやタイヤのインプレッションを寄稿するほか、ドライビングレッスンのインストラクターも務めている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
1325.0 〜 2196.0
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- 中古車本体価格
-
338.0 〜 2680.0
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