CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/3e7f6dd15b094271180f9772d0c77ac9ee652255/
SHARE現行D:5ラストスパート! 今だからこそ“デリカらしさ”を感じる
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:篠原 晃一
今年で誕生50周年を迎えた三菱「デリカ」シリーズ。デリカの名前の由来は「デリバリーカー」だそうで、ルーツをたどると1968年に発売された600kg積みのトラックでした。現行型となる「デリカD:5」はデリカシリーズの5代目で、登場は2007年となんと今年で11年目を迎えたロングライフモデルです。巷では今年後半あたりには新型が出るというウワサが流れており、今年がラストスパートとなりそうな現行デリカD:5をあらためてチェックしてみました。
今回ご紹介するモデルは今年4月に一部改良を受け、それに合わせて発売された「ジャスパー」という特別仕様車です。一部改良されたのは11年目にして初のエクステリア変更となった、大型化されたフロントバンパー。これは歩行者保護規制を受けて変更となったもので、言ってしまえばそうせざるを得なかったものですが、ボリューム感がアップしたことでSUVらしさが増した印象です。ジャスパーではそれに加えてディープシーグリーンマイカという専用色を設定。エクステエリアでは専用のデカールやメッキ加飾されたフォグランプベゼル、ミラー、ドアハンドルなどが特徴となっています。
インテリアはジャスパーの特別装備として、7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーション、ピアノブラックのアッパーグローブボックスに専用のデカール、同じくピアノブラックのパワーウインドウスイッチパネル、運転席パワーシート、専用の撥水機能付きのシート生地となるスエード調人工皮革(グランリュクス)などが標準で装備されています。D:5のインテリアは、今でもそこまで古さを感じさせないスッキリとしたエクステリアと比較するとやや経年を感じますが、インパネ周辺などは操作系がシンプルにデザインされていることで使い勝手が良く、初めて乗っても操作に迷うことはありませんでした。居住空間は5ナンバーに縛られないゆとり(車幅1795mm)を感じることができます。特に三列目シートは前後方向も窮屈さを感じず、長距離でも問題なく使用できそうです。ただしこの三列目シート、格納操作が最新のミニバンと比較して重たく、女性によっては格納が難しいかもしれません。このあたりは新型で良くなってくれることを期待したいですね。
ハンドル下のノブをひねるタイプのスターターをひねりエンジン始動すると、音質はまさにトラックのそれで、カラカラとたくましいディーゼルエンジン音を響かせます。なんだかそこにデリカ感を感じたりするのは懐古主義かなと思いつつアクセルを踏み込むと、ややラグを感じさせてからディーゼルサウンドと共に力強く加速します。さらに踏み込めば太いトルクが湧き上がり、2トン弱あるボディをグイグイと加速させます。ブレーキはしっかりしたもので、なかなかの効き心地です。ステアリングはやや重めですが、反応は素直で切り足した分もしっかり曲がってくれます。乗り心地は入力のやさしいゆったりとしたもので、直進安定性もよいので長時間の乗車も快適に過ごせるのではないでしょうか。
細部に年代を感じさせる部分はあるものの、走りは素直で乗り心地も良好。ボクシーでミリタリー風のデザイン、大型化されたフロントバンパーなど「往年の三菱らしさ」が随所に感じられる11年目のデリカには、現行最新ミニバンには無い魅力があるかもしれません。
次のページ>>スペック
-
- 新車価格(税込)
-
400.2 〜 457.7
-
- 中古車本体価格
-
19.8 〜 715.9
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース
2024.05.26
「宝石」のようなレーシングカー MGA ツインカム・ワークスマシン(2) 競技人生を静かに物語る凛々しさ
-
業界ニュース
2024.05.26
12時間レースでクラス優勝を狙え! MGA ツインカム・ワークスマシン(1) エンジンも塗装も64年前のまま
-
イベント
2024.05.26
【クルマら部】今日から使えるクルマ愛クイズ!「F1」全4問・解答編
-
スポーツ
2024.05.26
ハースF1モナコGPの予選でリヤウイング規定違反で失格。一体何があったのか? 小松礼雄代表「思い込みがあった……二度と起こしてはいけない」
-
業界ニュース
2024.05.26
ついにEV“充電レス”!? 世界初の「次世代ソーラーEV」実証開始 電池は“超極薄”
-
業界ニュース
2024.05.26
アルパインスタイル沖縄が爆誕! 「カリカ」や「ハバナ」もレンタルできる「アルスタレンタカー」を展開
-
スポーツ
2024.05.26
2024スーパー耐久第2戦富士24時間がスタート。DAISHIN GT-R GT3が総合トップを奪う
-
業界ニュース
2024.05.26
気がつけばジワジワと輸入EVトラックが増えている! 「どうする?」日本のトラックメーカー
-
ニューモデル
2024.05.26
ルノー『5』がEVで復活、航続410km…受注がフランスでスタート
-
スポーツ
2024.05.26
リカルド、F1モナコGP予選は悔しい13番手「トップ10圏外からのスタートは痛い」僚友、8番手の角田裕毅に差つけられる
-
スポーツ
2024.05.26
中升 ROOKIEがメルセデス同士のバトルを制し、富士24時間連覇&シリーズ連勝!|スーパー耐久第2戦
-
スポーツ
2024.05.26
スーパー耐久ST-Qクラスに挑む5社が富士24時間決勝を前に共同で記者会見。これまでの活動を報告
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.26
【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
-
コラム
2024.5.26
【マツダが明言】本当だった次期「CX-5」計画! ハイブリッドはTHSのマツダチューン版が濃厚
-
コラム
2024.5.25
キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】
-
コラム
2024.5.25
【199!】大人気プチバン「シエンタ」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?
-
コラム
2024.5.24
近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】
-
コラム
2024.5.24
スズキ ハスラーに新スタイル「タフワイルド」登場! 通常モデルもアップデート&価格上昇も
-
コラム
2024.5.24
PHEVで高性能なランボSUVの本命「ウルスSE」は3150。電動パワー+新デザインでお買い得
-
コラム
2024.5.23
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
-
コラム
2024.5.23
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン