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- 5気筒のターボエンジンが刺激的に気持ちいい!
アウディ TT RS 「5気筒のターボエンジンが刺激的に気持ちいい!」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 2
5気筒のターボエンジンが刺激的に気持ちいい!
2023.9.13
- 年式
- 2017年5月〜モデル
- 総評
- ついにファイナルモデルが登場し、その歴史に幕が閉じるカウントダウンが始まりましたね。デザインがまず売りのクルマなので、スタイルに惚れたら買っていいのではないでしょうか。運転する歓びを求めるのなら「TTSクーペ」以上がおすすめです。エンジンが気持ちよくなるので。
- 満足している点
- まずスタイリング。そしてこのスタイリングなのに荷物をたっぷり積めて実用性が高いこと(後席はさすがに狭い)。そしてTTSクーペやTT RSであればパワートレインも気持ちいいこと。屋根が開くのが楽しいオープンモデルが選べるのもいいですね。
- 不満な点
- 「40 TFSI」や「45 TFSI」だと、エンジンにアクセルを踏み込む歓びがないのがちょっと残念なところ。動力性能は不満ないのですが…。
- デザイン
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4
- ついに最終世代となったTT。初代に比べるとフルモデルチェンジのたびに高級感と洗練度は高まりましたが、初代のあの衝撃的なデザインは超えられなかったと個人的には思っています。まあデザインは主観的なものですし、カッコ良さは文句ないですが。
- 走行性能
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4
- ゴルフ系(アウディA3系)のプラットフォームを活用したスポーツカーという作り方は、初代モデルから変わらないクルマ作りの特徴。とはいえ、乗ればしっかりとスポーツカーの味に仕立ててあるのはさすがです。爽快感を味わいたいのであれば「40 TFSI」や「45 TFSI」ではなく「TTS」が欲しくなりますね。動力性能というよりは、エンジンのピックアップや高回転の炸裂感など官能面で大きな違いがあるからです。アウディRS3などと同じ5気筒のターボエンジンを積む「TT RS」になると、その気持ちよさ(刺激たっぷりのレスポンスやサウンド)に昇天するかと思うほど。
- 乗り心地
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4
- エンジンが高性能になればなるほどサスペンションは硬くなりますが、スポーツカーだからといって乗り心地が荒いわけではなくしっかりコンフォートと判断できる範囲内。そのあたりの味付けは上手だと思います。
- 積載性
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4
- これは自慢していいのではないでしょうか。全長4.2mなので荷室がメチャメチャ広いというわけではありませんが、テールゲートが大きく開いて開口部が広いので大きな荷物も積みやすい。これは便利です。加えて、後席を倒すとフラットに床が拡大されて、テントやテーブルを積んで2人でキャンプに行けるほど実用的。クーペでここまで便利なクルマはそうそうないですね。
- 燃費
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4
- 「40 TFSI」であればWLTCモード燃費14.5km/L。これなら燃費が悪いなんて言わせません。320psのエンジンを積む「TTSクーペ」でも12.4km/Lですから、なかなかです。街乗りはさすがに悪化しますが、高速巡行は思っている以上に燃費が伸びますね。
- 価格
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2
- 最終モデルに近い年式だと新車価格500オーバーですが、かつては400台で買える新車もありましたね。いっぽう中古価格は現時点では極端に高くないので、気に入ったら即買いしてもいいのでは?
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 中古車本体価格
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218.0 〜 997.7
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- 新車価格(税込)
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1076.0 〜 1309.0
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