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BYD ATTO3 「格安スマホのような安心感とお値打ち感」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- carview!編集部(著者の記事一覧)
- 編集部員
- 評価
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4
- デザイン
- 2
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
格安スマホのような安心感とお値打ち感
2023.4.8
- 年式
- 2023年1月〜モデル
- 総評
- この先、BEVが実際どれほどのスピード感で普及していくかはともかく、20年後に振り返ったとき「ATTO3ってあったよね」と思い出すこと確実。ゲームチェンジャーとまでは言わないが、クルマとしての完成度が高く、記憶に残る一台だ。メーカーの国籍に捉われないグローバル感覚に長けた人ほど、ぜんぜんこれでいいじゃん!と軽やかに手にすることができるだろう。(担当:HK)
- 満足している点
- 熱安定性、エネルギー密度、コストをいいとこ取りした自社開発のブレードバッテリーを採用しているところ。BEVの価値を決める要素としては、まだまだバッテリーそのものの性能が占める割合が高く、現時点でATTO3が最も価格競争力の高いBEVであることは疑いようがない。
- 不満な点
- テスラのようにブランド性や付加価値で選ばれるBEVには、まだ育っていないところ。個人的には有機物的なアプローチのデザインやキャラクター設定もあまり好みではなく、バッテリーメーカーならではの独自性に期待したい。
- デザイン
-
2
- 外観は良くも悪くも普通。Dピラーの意匠やインパネのデザインに生き物をモチーフにしたような意図が感じられるが、もっとSFチックで無機質なデザインも見てみたい。回転式のセンタータッチスクリーンは便利。メーターも必要最小限のシンプルな表示で好感が持てる。
- 走行性能
-
3
- 最高出力150kW、最大トルク310Nmのモーターを搭載し、BEVらしい力強い加速感とロースピードでの扱いやすさを実感できる。バッテリー容量は58.56kWhで、自社調べ航続距離は470km。個人的には東京-大阪間を定期的に移動するので物足りないが、自宅から片道200km圏内の移動がほとんどだという人には十分に実用的だと言えるだろう。ブレーキ性能に関しては、もう一段のレベルアップを望みたい。
- 乗り心地
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3
- フロア下の全面にブレードバッテリーを敷き詰め、重心の低下を実現。バッテリーパックがシャシーの一部として機能し、剛性感の演出にも寄与している。今回は後席にも乗ってみたが、思いのほか乗り心地がよく、広さも必要十分。車内の静粛性が高い分、ドライバーとの会話も弾み、BEV入門車としてのお値打ち感を実感した。
- 積載性
-
3
- 最近多くのクルマで採用されている高さ可変式のデッキボードを採用。後席シートも6:4分割可倒式となっており、広さと使い勝手の良さをそつなく備える。
- 燃費
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3
- 自社調べの交流電力消費率は139Wh/km。バッテリー容量が近い日産リーフの「e+」が161Wh/kmなので、電費においても高い競争力を持っていると言えそうだ。
- 価格
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4
- 電費を比較した日産リーフe+が525万3600〜583万4400なので、440の車両本体価格は魅力的だ。型式認定を受けていないのでCEV補助金は少し減りそうだが、なにせ元の価格が安いので、そこまで大きな問題ではないかも。
- carview!編集部
- 編集部員
- スポーツカー&チューニング大好物な20〜30代から、華麗なる(?)クルマ遍歴やマニアックな知識を持つ40〜50代の家族持ちお父さんまで。個性豊かなクルマ大好き編集メンバーが日々奮闘しながら記事を制作中。感じたことをリアルに書いていくスタイルで、みなさんのカーライフがハッピーになる情報を発信していきます。
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