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- 初めての独自開発ハイブリッドは今後の進化に期待
ダイハツ ロッキーハイブリッド 「初めての独自開発ハイブリッドは今後の進化に期待」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 伊達 軍曹(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
初めての独自開発ハイブリッドは今後の進化に期待
2022.12.21
- 年式
- 2021年11月〜モデル
- 総評
- 「とりあえず初めて自社で開発したハイブリッドシステム」ということで、粗も見え隠れするのは致し方なしか。今後はこのシステムがさらに洗練されたうえで、他の車種や軽自動車にも展開されることを期待したい。
- 満足している点
- 燃費が良いというのは単純に嬉しいことであり、アクセルペダルの踏み加減で車速をコントロールできる「スマートペダル」も、慣れてくると扱いやすい。
- 不満な点
- そもそもガソリン車の燃費もまずまず良好であるため、ハイブリッド車の燃費における優位性を多大には感じず、それでいてエンジン始動時の振動などハイブリッドシステムとして未洗練な部分もあるため、「お買い得感」はあまり感じられない。
- デザイン
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3
- ブルーをあしらったエンブレム以外は、ガソリンエンジン車とデザインは同じ。どうということもない造形ではあるが、「実直な道具」としての美しさは感じられる。
- 走行性能
-
3
- 当初のパワーユニットは1L直3ターボエンジンのみだったが、2021年11月にシリーズハイブリッドの「e-SMART HYBRID」を追加。新設計の1.2Lエンジンは発電のみに使用され、駆動は最高出力106psのモーターが担当する。「スポーティ」であるとか「パワフル」であることを狙ったハイブリッドシステムではないが、モーターの性質を生かした急加速も、その気になれば行うことはできる。
- 乗り心地
-
3
- 乗り心地は比較的重厚でまずまず良好だが、走行中にエンジンがかかるときの振動と音はデカい。このあたりは「ダイハツ初の自社開発ハイブリッドシステム」ゆえだろう。今後の進化に期待したい。
- 積載性
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3
- デッキボードより上の荷室容量はガソリン車と同じ369L。荷室の最大幅は1000mmとまずまず広いため、使いやすくもある。ただしデッキボード下のサブスペースは、ハイブリッド車は補機類用の12Vバッテリーが置かれている関係でかなり狭い。
- 燃費
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4
- ガソリン車2WDのWLTCモード燃費が20.7km/Lであるのに対し、ハイブリッドの「Premium G HEV」と「X HEV」は28.0km/L。さすがにこのあたりは優秀である。
- 価格
-
3
- ハイブリッド車の最上級グレード「Premium G HEV」の車両価格は235万7000。この金額だけを見れば「まあまあ安い」と感じるが、ガソリン車であれば約29安く入手できるため、ハイブリッド車のエンジン振動のことを考えると、少々悩むところではある。
- 伊達 軍曹
- 自動車ジャーナリスト
- 外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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