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レクサス RXハイブリッド 「レクサスの主力SUVにしてハイブリッド」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 2
- 積載性
- 4
- 燃費
- 2
- 価格
- 2
レクサスの主力SUVにしてハイブリッド
2022.6.24
- 年式
- 2015年10月〜モデル
- 総評
- この先もSUVがユーザーから支持されるのであれば、レクサスとしてもRX、そしてクロスカントリー色の強いLXを前面に押し出すはずだ。ただ、ユーザークリニックではすでに多くのSUVユーザーが、SUVのデザインに飽きてきたという声も出始めている。その意味で、新型RXには注目したい。クーペライクな要素をふんだんにとりいれている。実車を確認したが、画像で確認するよりも抑揚があり美しい。
- 満足している点
- 重厚感のある乗り味と、それをハイブリッドシステムの電動モーターで力強くアシストする走行性能だ。デザインも大きく立派に見える。こうしたわかりやすさが支持され日本市場以外でも引き合いがある。3列シート車を追加したことも良かった。少なからずこのクラスのSUV購入層には3列を望む声があるからだ。
- 不満な点
- レクサスでなければ、RXでなければならないという理由がとくに見当たらない点だ。登場当時の2015年では他の選択肢がなかったことから選ばれる理由になったが、時代の先端を狙い続けるレクサスの方針からすれば、この代の役割は終えたといえる。すでに発表されている新型RXは電動化をさらに推し進めながらプラットフォームをすべて新しくした。軽量化にも大いに取り組んでいる。
- デザイン
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3
- このRXからレクサスSUVのデザインテイストが変わったと言われる。大型化したグリル「スピンドルグリル」を配して顔立ちをくっきりとさせ、ボディ全体で塊感を強調する。そしてインテリアでもパーソナル空間の印象が強くなるようにアクセントラインや囲まれ感を強調しだした。今となっては横長の液晶モニター画面サイズは小さいが、間違いなくRXからレクサスが独自の方向で歩み始めている。
- 走行性能
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3
- V型6気筒3.5Lにハイブリッドシステムを組み合わせた。FFをベースに後輪モーターを備えたE-Fourもラインアップする。LSなどが備えるマルチステージではなく、通常のTHS-Ⅱだが、走りは豪快だ。パフォーマンスを重視した頃のハイブリッドモデルであることから、アクセル操作に対してグンと加速し、エンジン透過音もそれなりに盛大になる。これはこれで躍動感があっていい。
- 乗り心地
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2
- プラットフォームはトヨタでいうところのTNGAが採用される前の旧世代なので、重さをはっきりと感じる乗り心地だ。重厚で良いと評されるものの、ステアリング操作に対してはやや鈍い。また、路面状況に乗り心地が大きく左右される。連続する荒れた路面が苦手なようで、前輪でいなしきれなかった振動が後輪へと伝わり、車体全体がブルッと震えるシーンが多くなる。
- 積載性
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4
- 450hは2列シートの5人乗り。450hLは3列シートの6人/7人乗り。ホイールベースは同じだが450hLの全長は110mm長い。その延長分で3列シートを組み込んでいる。よって3列シートを倒せばラゲッジルームは広い。さらに、2列目シートも倒すことができるので、実質的にはLクラスのミニバン以上の積載能力がある。
- 燃費
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2
- WLTC値はFFが15.6km/Lで4WDが15.3km/L。これが3列シート車の450hLになると4WDのみとなり14.7km/Lに。7人乗りでは2240kgの重量級ボディとなることから納得の値だ。全面投影面積が大きく、高速道路モードでも15.9km/L。わかりやすく燃費数値向上ではなく、走行性能向上を狙ったハイブリッドモデルだ。
- 価格
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2
- 450hは6,380,000から用意されグレードや駆動方式により異なる。450hLが6/7人乗りとも7,960,000とワングレードだ。ちなみに直列4気筒2.0Lターボモデルの300もあり、こちらは5,240,000からとグッと(それでも十分高価だが)リーズナブルに。
- 西村 直人
- 交通コメンテーター
- WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 中古車本体価格
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89.5 〜 1200.0
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- 新車価格(税込)
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638.0 〜 877.0
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