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マツダ CX-7 「疾走!超スポーツSUV CX-7」のユーザーレビュー
beat8798さん
マツダ CX-7
グレード:クルージングパッケージ(AT_2.3) 2006年式
乗車形式:マイカー
- 評価
-
5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 燃費
- 5
- デザイン
- -
- 積載性
- 4
- 価格
- 5
疾走!超スポーツSUV CX-7
2021.5.21
- 総評
- このクルマを美しいと言う方もいるが、絶対にそんなことはない!
「不満な点」に書いたとおりです。
こんな素晴らしい性能のクルマなのに、日本でまったく売れなかったのは、ボディデザインが原因です。断言します。そう、我々日本人の感性に合わなかったんです。
だから、今のCXシリーズは、完全にコンセプトを変えてきています。同じCXなのにね。
今の5や8に乗っている人がこのクルマを運転したら驚くでしょうね。マツダの思い切りの良さが存分に発揮されていることに気付いてびっくりするでしょう。こっちの方がいい!ってね。
随分トガッていた過去の名車、それがCX-7です。
RX-8やロードスターなどとは異なり、パワーでガンガン押していくタイプのクルマです。運転すると、とにかく楽しい! 爽快で面白いクルマです。
内装のセンスも抜群!ハリアーと比べて質感は×だが、オシャレ感はサイコーです。往年のホンダ車みたい!
部品の精度が高く、塗装の質やポリカーボネイトの仕上げも高品質です。ヘッドライトなんて、10年以上経っているのに新車と変わらない!
近所の人は、私が新車を買ったと勘違いしている。いや、自分でも「新車並みだ。」と感じる瞬間がある。(実際は10年落ちなんだが・・・こんな安くて高品質な中古車、初めて!)
過去の『マツダ地獄』がウソのような質の高いクルマなんです。ほんっとに言うことなし!
でも・・・私は「降りる」ことに決めた。
運転しているときはサイコーの気分なんだが、クルマから出ると途端に気持ちが萎えてしまう。悲しくなってしまう・・・
やはり、このデザインは私の感性には合わない。出来の悪いデザインを与えられた名車。その悲哀を感じるたびに、切なくて堪らなくなった。
サイコーに気に入っていて、でも、悲しくてやり切れない・・・これまで国産車ばかり20台以上乗り継いできたが、こんな複雑な気持ちになったのは初めて。
そして今月、ついに、この名車を信頼できる身内に委ねることに決めた。
もうすぐお別れです。 - 満足している点
- 背の高いSUVの形をした生粋のスポーツカー。
ほんとにそのコンセプトを実現していること!
動力性能・走行性能・内装のセンス
どれをとっても、言うことなし!
感動モノの仕上がりです。
乗れば乗るほど好きになる走り。とりこになる運動性能。ものすごくお洒落な内装デザイン。
すごいクルマです!隠れた名車と言えましょう。 - 不満な点
- あまりにもアメリカンなフロント・リアデザイン。いや、これじゃ売れないでしょ!
素朴なくせに、酷くゴツい顔!!
(アメ車が日本で売れないのは、デザインが日本人の好みからあまりにもかけ離れているから。米国でベストセラーのトラックなんて、とんでもなくゴツくて大味なフロントデザインだもの!えぐいくらい。実際、あれが好きな日本人は少ないよなぁ・・・
その一方で、同じ外車でも、ドイツ車はどれも繊細そのもので、日本人好みの“バタ臭さ”を感じさせる!だから売れる!みんなが欲しがる!)
そして、とどめはサイドのウインドウライン。
顔が米国好みの「ごつくて素朴」系なのに、ここだけ妙に奇をてらっている。はっきり言って「変!」どう見ても、変だ。
昔、一時つぶれかけた日産がよくこういう「奇をてらって失敗する」のをやっていた。奇をてらうのが許されるのは、ベンツ様くらいなものだ。国産車でそれをやっても、日本国民はそっぽを向く。当時のマツダも同じ轍を踏んだということ。
いや、さすがにこれでは売れないよ・・・マツダさん。
私自身も「妙なデザインのクルマだなあ。」としか感じていなかったくらい。(乗ると目が覚めるんだが)
- デザイン
-
-
- 素晴らしい動力性能と理想的な足回り。そして、卓越したセンスの内装。
それらすべてを台無しにする顔・・・嗚呼!
現在のマツダデザイン(魂動など)がどれほど優れているか、どれほど進化したかがよくわかる。 - 走行性能
-
5
- もう、言うことなし!
こいつに勝てるのは、カイエンだけですっ!
ボディはでかくて1.6トンを超えるし、RAV4やエクストレイル、フォレスター、今のハリアーなどのミディアムサイズSUVとはちがって、堂々たるラージサイズ。
本来ならば3.5リッターV6が搭載されるクラス。なのにこのクルマは2.3リッター。しかし、そこは直噴ターボ! はっきり言って、3.5リッターV6なんて問題にならないほどのパワー感を持っている。いや、ホント、すごいトルク感を味わえます。
ハリアーやエクストレイルなんて比べることも恥ずかしいほどの加速をします。それもアクセルを1センチ踏めば、です。(そういうアクセルのセッティングになっているということですけどね)
実のところ、動力性能で言えば、国産SUVは、すべてこのクルマの足元にも及ばない。
いや、本当ですよ。
3.5リッターV6といっても所詮はNA。パワー感では小排気量ターボにはかないません。
疑うのなら、実際に乗ってみたらいい。絶対に驚くから! 驚かない人なんているはずがない!
4.3リッターV8のセルシオから乗り換えた人間が言うんだから、信じていただきたい。
(ただしエンジン音と吹き上がりのフィーリングはガサツで最低。昔からマツダのレシプロはそうなんですけどねぇ・・・ホンダの4気筒には遠く及ばない) - 乗り心地
-
5
- ごつごつ。ロールなんて、しない。
こんな固い脚のSUV、他にあるだろうか?
でも、スポーツカーだからこれでサイコーだ。
ワインディングをみずすましのようにスイスイと滑る。全く不安なくカーブを抜けることができる。まるでR34のように軽さを感じる走り。
そのしっかり感が安心感に変わる。そういう乗り味です。これはCX-7を運転する者にしかわからんでしょ。 - 積載性
-
4
- 車幅が190センチ近いので、そりゃ積載性は悪くない。でも・・・所詮クーペスタイルだしなぁ・・・
- 燃費
-
5
- 街乗りでリッター8というところか。
でも、直噴といっても2300ccでターボ、しかも1.6トンオーバーのボディだからね。
それでリッター8なんだからすごい! - 価格
-
5
- 不人気車だから、中古車は安いぞ!
コスパ最高だ!こんな『買い』なクルマはそうそうあるもんじゃない!(ただし、玉があまりに少ない・・・) - 故障経験
- 昔のマツダ車の品質を知っている者としては、信じられないくらい品質が上がっている。たぶん、ホンダ車より遥かに信頼性が高いぞ。トヨタには負けるが、日産よりうんと故障が少ない!!
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