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SHARE■今年も開催!「D-SPORT Cup&ダイチャレ2024」の会場は大盛り上がり
2024年4月14日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)のショートコースにて「D-SPORT Cup」「DAIHATSU Challenge Cup」が開催されました。
トヨタ「2000GT」が50年ぶりに復活!? ロングノーズを完全再現した「2020GT」の正体とは
本イベントはモビリティビジネスのグローバル商社であるSPKとダイハツがタッグを組み「モータースポーツを起点としたモノづくり・コトづくり」の一環として催されたもので、ダイハツ車(OEM車両を含む)ユーザーであれば誰でも参加可能な走行会イベントです。
ダイハツはかつて、エントリーのモータースポーツ活動として「ダイハツチャレンジカップ(通称ダイチャレ)」を開催していましたが、2009年を最後にモータースポーツ活動から撤退するタイミングに合わせて終了していました。その後、SPKが主催する「D-SPORT Cup」と共催というかたちで2022年に復活を果たし、それ以降定期的に開催されています。
■エントリーは67枠の大盛況!
イベントは車種やレベル別に6つのクラスに分けられ、午前中に練習走行が35分、午後はタイムアタック走行15分×2回の走行枠が設けられました。
さらに、インストラクターによる初心者向け講習や走行アドバイスなども実施されたほか、完走すると「JAF 国内Bライセンス」を取得する権利を付与。参加者が1日たっぷり走行できる魅力的なイベントです。
当日は快晴のもと、ダブルエントリーも含めて67枠もの参加者が集まる盛況ぶり。そのなかで、今回初めて参加したという20代のダイハツオーナー3人に、イベントに参加した感想を聞きました。
■まさかのムーブラテ MT仕様!?
「ばななしぇいくらて」さんのムーブラテ ターボは、父親が新車で購入した個体を、自身が免許を取った際に譲り受けたとのこと。それ以降、なんと5速MTへ載せ替えをして公認取得、さらにエンジンチューンを実施して“ガチ”の走り仕様に仕上げたマシンとなっています。
足回りやブレーキパッドなどはショップに協力してもらったそうで、同じ世代のダイハツ車であればシャシーの共通パーツも多いので、部品に困ることはないとのことです。午後のタイムアタックでは、ボーナスで奮発して導入したという国産ハイグリップタイヤを履いて39秒台に入り、見事ターボクラスの2位を獲得しました。
「ダイハツさんは最近いろいろあって、メーカーとしては少し雰囲気が盛り下がっているかもしれません。でも、こうやって新車で購入したダイハツ車で、クルマや走りを楽しんでいる人がいることを、ダイハツで働く皆さんに伝わればいいなと思って参加しました」と話してくれました。
■ミラ トコットで初めてのサーキット走行を体験
兵庫県から友人と一緒に、ミラ トコットで参加した「マーサT」さん。もともとモータースポーツに興味があり、今までグランツーリスモやカートで経験を積んできたそうですが、サーキットを走るのは今回が初めて。このイベントは初心者でも歓迎していると知り、親御さんが乗っていた車両を譲り受けたのをきっかけに参加したとのことです。
「このミラ トコットはサスペンションもタイヤも完全にノーマルで、内装だけ純正アクセサリーのフルオプション装着になっています(笑)。初めてのサーキット走行なのですが、とても楽しいです! サスペンションが柔らかくロールが大きいので1コーナーでちょっと横転しそうかなと感じつつ、走りながら楽しさが勝っています」とうれしそうにインタビューに応じてくれました。
足回りがソフトなノーマル車両で、かつ初めてのサーキット走行とは思えないほど、丁寧で滑らかなブレーキングとステアワークで、終始安定したタイムで周回を続けていました。
■2台目に買い替えたコペンはめったに見ない超希少グレード!
当日朝3時(!)に起きて富士スピードウェイに駆け付けたのは、初代コペンで参加した「群馬のコぺリン」さん。このコペンは取り外し式の樹脂製ルーフを備えている「ディタッチャブルトップ」と呼ばれる、コペンの大きな特長である電動開閉式の「アクティブトップ」機構を持たない軽量仕様で、生産台数もごくわずかな希少グレードです。
コペンは屋根をクローズドにすると見た目以上にラゲッジスペースが広いことで知られていますが、このグレードは電動開閉機構がないことでさらに広く、タイヤも楽に搭載できてしまうそうです。
「この個体は以前もサーキット走行で使われていた車両で、私で3オーナー目です。以前は、同じ初代コペンの4ATモデルに乗っていたのですが、サーキット走行に目覚めてMT車への乗り換えを検討していた時に、この個体と会いました。ATから比べるとより走りが楽しいですし、ガツン!と後ろから押される加速感を味わうことができます。周りが同じ車種で、クラス分けもされているので、テクニックに集中しながら走行できるのがいいですね」と話してくれました。
たっぷり1日の走行時間が終了したあと、部門ごとに表彰式がおこなわれました。その後は、最後のイベントとして富士スピードウェイの本コースに移動して、参加した車両たちみんなでパレードランをおこない、大盛況の中、本大会は無事終了しました。
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