CARVIEW |
www.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/89b9b694ceafa4f61d76406bd426c99221854432/
SHARE新型フォレスターの2.5Lはターボの代替にはならなそうだが食わず嫌いはもったいない
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
ボディは大きくなったが視界が良いので取り回ししやすい
昨年6月にフルモデルチェンジした「フォレスター」で東京から長野の雪山へ行ってきました。発表時に先代と見た目があんまり変わってないとか、ターボをなんで無くしたんだとか、それまでのフォレスターファンから熱いコメントをもらったわけですが、編集Kも先代のターボモデルはやたら速くてフラットに曲がるというSUVらしからぬ走りをするクルマという印象があり、ターボモデルの代替になるであろう2.5Lモデルの走りがどうなったのか興味津々なのであります。
試乗車は2.5L 水平対向4気筒エンジンを搭載する「X-ブレイク」で、タイヤはブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザック VRX2」を装着。エクステリアにはレッドオレンジのアクセントがフロントロア、サイドロア、ルーフレールなどに入り、ホイールはガンメタリックに塗られています。インテリアにもステアリングやシフトブーツにレッドオレンジのステッチが入り、シートヒーターや撥水カーゴプレートなどが標準装備となっています。
車内は先代と比較して広く感じられ、特に横方向と後席の開放感がアップしています。これにはボディサイズの拡大と30mm延長されたホイールベースが効いているわけですが、ではボディサイズが大きく変わったのかといえばそこまででもなく、先代の全長4595×全幅1795×全高1715mmに対して全長4625×全幅1815×全高1730mmと数値的には微妙に大きくなった程度なので、うまくパッケージングされていると感じます。また運転席からボンネットはしっかり見えるし全体的にグラスエリアが広いので視界がよく、大きさを感じつつも取り回しはしやすかったです。
それまでの「フォレスターらしさ」は弱まったが…
気になる走り。まずはドライ路面ですが、アクセルを強めに踏み込むとなかなかパワフルな加速感があります。もちろんターボのような強烈な力強さはありませんが、高速道路などでの追加加速は十分以上のパワーを感じることが出来ました。直進安定性は座りが良くしっかりしていて、乗り味は硬すぎない当たりの丸いもの。コーナーではロール控えめにオンザレールコントロールが可能で運転も楽しめます。ただ、スタッドレスタイヤの影響があるとはいえ、ステアリングセンター付近の手応えは気持ちユルく感じられました。
雪上ではフルタイム4WDの本領が発揮され、安定性だけでなくコントロール性も高く、クルマが滑り出しても安心して走ることができ、このあたりはさすがスバルといったところでしょうか。
まとめますと、ボディデザインは先代のイメージを踏襲したキープコンセプト、走行性能は2.5Lエンジンは先代のターボエンジンほどではないですが力強い走行が可能で、乗り味はややおおらかになった感あり。居住空間が広くなり快適性が向上したといった具合で、先代ターボモデルと比較すると「SUVらしくなった」ように感じました。北米では月販1万6000台とバカ売れで、完全にスバルの屋台骨となったフォレスターが、速さよりもSUVらしさが求められるアメリカの好みに変化していくのはやむを得ないのかもしれません。それまでの「SUVの風貌なのにドカーンと速い」というフォレスターはそこにはいませんが、運転の楽しさもあるので、食わず嫌いせずに一度試乗してみてることをおすすめします。
今回の総走行距離は690kmで、高速が8割、一般道が2割(そのうち雪上1割)。トータル燃費は13.3km/Lでした。
次のページ>>スペック
【 スバル フォレスターのその他の情報 】
スバル フォレスターの中古車一覧
スバル フォレスターのカタログ情報
スバル フォレスターの買取相場
スバル フォレスター
4.5 2,486件-
- 新車価格(税込)
-
346.5 〜 390.5
-
- 中古車本体価格
-
25.0 〜 444.1
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース
2024.05.17
北陸の“出入口”さらに改良! 国道8号に5kmのバイパス建設へ 「大谷防災」が新規事業化
-
スポーツ
2024.05.17
宮田莉朋、F2イモラ戦へ。事前テストでのトップタイムは「自信に繋がった」/FIA F2第4戦プレビュー
-
カー用品
2024.05.17
たっぷり2時間! カロッツェリアの「車載Wi-Fiルーター」が新型に デリカ用トゥイーター取付キットも登場
-
カー用品
2024.05.17
来た! カロッツェリア「楽ナビ」がモデルチェンジ 車内Wi-Fiがもっと便利に
-
カー用品
2024.05.17
ワイヤレス接続だぞ! 6.8型の新ディスプレイオーディオ、カロッツェリアが発売へ
-
業界ニュース
2024.05.17
「カウンタック」はいかにフェラーリに対抗すべく進化したのか? 排気量アップした「LP5000 QV」はいまや7600と価格高騰中です
-
業界ニュース
2024.05.17
車中泊ファン注目! 温泉やドッグラン併設のRVパークなど14か所が新規認定。
-
カー用品
2024.05.17
イエローハットが社長交代、木村昭夫経理部長が新社長に昇格 堀江康生社長は会長に
-
スポーツ
2024.05.17
ルクレールのF1レースエンジニア交代は「チームの決定」フェラーリ代表は”1000分の1秒”でも稼ぐためと説明
-
スポーツ
2024.05.17
レースの最新テクノロジーを紹介。WEBフォーラム『モータースポーツ技術と文化』が7月25日開催
-
スポーツ
2024.05.17
2025年F1ドライバー契約状況と残り10席の予想。サインツは今月中に移籍先を決定か
-
ニューモデル
2024.05.17
話題沸騰!新型ホンダ・フリード先取りチェック! 新旧モデルの違いは? どれがオススメグレードなの?
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.5.17
コンパクトSUV「キックス」が仕様向上 日産創立90周年記念モデルは装備が充実!
-
コラム
2024.5.17
【禁断のアウトドアミニバン比較】新型フリードクロスターとデリカD:5を比べたら、意外と悩ましい結果に…
-
コラム
2024.5.17
アウトドアでも人気の日産「キャラバン」が改良 アースカラーな2つの新色も追加!
-
コラム
2024.5.16
日産「エクストレイル」仕様向上! 日産90周年記念車も同時に登場、アクセントは「カッパー」
-
コラム
2024.5.16
アメリカでハイブリッド勢が大躍進。EV神話のメッキがはがれて…この後どうなる?
-
安で驚愕の700超えもあり得る?" width="200">
コラム
2024.5.16
新型「ゴルフGTI」欧州発売。大幅改良で魅力アップも…安で驚愕の700超えもあり得る?
-
コラム
2024.5.15
超人気モデルの納期「ウン年待ち」は今どうなってる? ランクル、アルヴェル、ジムニー最新事情
-
コラム
2024.5.15
【大幅性能アップ】ポルシェ「911」ハイブリッド正式予告。チラ見せ画像とタイムからわかること
-
コラム
2024.5.14
今夏、北米で発売予定の新型日産「キックス」新着フォト集! 国内仕様に期待膨らむ!