CARVIEW |
ホンダ「N-ONE」中身を完全刷新したオシャレ系軽自動車の最適なグレードの選び方とは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業 135
弱点だった先進安全装備も最新版を搭載
ホンダ「N-ONE」は、その初代モデルは2012年11月に登場した、ハイトワゴン(全高1550~1700mm)より少しだけ背が低い軽自動車です。現在は、2020年11月に発売となった2代目のN-ONEが新車として販売されています。
初代N-ONEはシンプルでタイムレスなハッチバックスタイルと上質なインテリア、そして小型車にも匹敵する走りの良さで人気となったモデルでしたが、2代目のN-ONEは初代のエクステリアデザインをほぼ踏襲。そのうえで車台や内装を刷新して商品力を高めるという、ちょっと異例のフルモデルチェンジを経て誕生しました。
もちろん、「初代のデザインをほぼ踏襲した」といっても細部のデザインはより現在的なものに改められており、よく見れば雰囲気はけっこう違います。またフルLED式のヘッドランプには、デイタイムランニングランプとポジションランプ、ウインカー、ハザードランプの機能を備えた「マルチファンクション発光リング」を採用。そしてテールランプも新たにフルLED化されています。
初代のデザインをおおむね踏襲した外観と違い、インテリアは大きく変更されました。
ダッシュボードは、メーターから助手席の端まで伸びた装飾パネルで広さを表現し、なおかつ自然光を受けやすいよう、やや上向きにレイアウト。これにより「車内空間の明るさ」が強調されています。ちなみに従来モデルにはあった「ハイルーフ仕様」は廃止され、全高1545mmの標準ルーフ仕様に一本化されました。
ボディの骨格部も現行型「N-BOX」の軽量・高効率なプラットフォームをベースとしたものに刷新され、構造の変更や高粘度接着剤の使用箇所の拡大、高強度ハイテン鋼の積極的な採用などにより、従来モデル比で7%の軽量化と車体剛性のアップを同時に実現。いささかの古さが感じられたエンジンとトランスミッションも、最新世代のものに置き換えられています。WLTCモードによる燃費は自然吸気が21.0km/L(FF)~23.0km/L(4WD)で、ターボが20.2(FF)~21.8km/Lです。
初代N-ONEは先進安全装備があまり付いていないという弱点がありましたが、新型はさすがに充実させてきました。
具体的には、自動緊急ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)などからなる運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全車標準装備。ACCは渋滞追従機能付きで、誤発進抑制制御は前進・後進ともに対応しています。車両後方のセンサーで障害物を検知し、自車との距離を音とディスプレイ表示で知らせる「パーキングセンサーシステム」も全車に標準装備です。
2代目のN-ONEは、いわゆる走行フィールにおいても優秀です。「オリジナル」と「プレミアム」に搭載される自然吸気エンジンは、高速道路で100km/h巡航からの追い越しを図る際などにはさすがに力不足を感じますが、市街地や国道などを20~60km/hぐらいで走ったり、高速道路を90~100km/hぐらいでのんびりめに走る分には十分な力強さがあり、なおかつ「頼もしい剛性感」のようなものも常に感じられます。
次のページ>>それぞれのグレードにどんな人がマッチするか考えてみた
-
- 新車価格(税込)
-
166.2 〜 208.6
-
- 中古車本体価格
-
1.0 〜 250.0
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
2021/8/13 19:38先代モデルにはあった明るい色の内装色が無くなり、どれもこれも暗めの雰囲気。フロントシートは加飾されているがリアシートはどのグレードも一緒の手抜き仕様。N-WGNにはあるステアリングのテレスコピックも付かない。安全装備の充実不足なのに、装備や内装をケチっているところが残念で、N-WGNで実現していることがどうしてできないのだろうか?
-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース
2024.04.28
テスラ失速! もうどうにも止まらない……販売不振で30値下げ! 低価格車EVの投入前倒しへ
-
業界ニュース
2024.04.28
トヨタが新たな「新型3列SUV」を生産!? 異なる2車種が26年登場か 米国BEVに14億ドル投資
-
業界ニュース
2024.04.28
【インタビュー】MotoEマシン、ドゥカティ「V21L」に備わる独自の電気ブレーキと冷却システムとは
-
スポーツ
2024.04.28
【MotoGP】25台中15台クラッシュの大波乱、スプリントレースは「赤旗中断にすべきだった」のか。転倒ビニャーレス主張
-
業界ニュース
2024.04.28
トヨタの名車2000GTならぬ3000GTで登場!! 元々オープンカーの設計だったの……紆余曲折あった70スープラ
-
ニューモデル
2024.04.28
GW明けに新車を狙うなら、このお買い得な人気モデルは、絶対に外せない!【2024春商戦・トヨタ注目モデル4選】
-
業界ニュース
2024.04.28
群馬の朝は早い! 3時発東京行き「超早朝バス」日本中央バスが運行へ その使い道は?
-
スポーツ
2024.04.28
RB、F1マイアミGPでアップデートを予定。「中団トップ争いに踏みとどまるため」とメキーズ代表……ライバルのハースを突き離せるか?
-
業界ニュース
2024.04.28
EVのリチウムイオン電池は「温度管理」が大切だった! 走行性能だけじゃなく充電性能に劣化度合いまで温度で大きく変わる!!
-
ニューモデル
2024.04.28
話題のマツダ『EZ-6』、詳細スペックを公開! 後輪駆動でBEVは600kmの航続距離に
-
ニューモデル
2024.04.28
内外装とグレード見直し 2代目ホンダ・ヴェゼルがマイチェン アクセントカラーや新色採用も
-
業界ニュース
2024.04.28
「トンネルできると便利」京都・新名神への新ルート! 長さ3km鷲峰山トンネルに待望の声 犬打峠の府道バイパス2024年度開通
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム
2024.4.28
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486
-
コラム
2024.4.27
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000級も初回220台は即完売か
-
コラム
2024.4.26
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
-
コラム
2024.4.26
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
-
コラム
2024.4.26
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
-
コラム
2024.4.25
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
-
コラム
2024.4.25
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
-
コラム
2024.4.25
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
-
コラム
2024.4.24
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!