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- ゆっくり走っても楽しい
ホンダ シビックタイプR 「ゆっくり走っても楽しい」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 2
- 価格
- 5
ゆっくり走っても楽しい
2022.11.22
- 年式
- 2022年9月〜モデル
- 総評
- とにかく運転を楽しみたい人のためのクルマ。正直言ってそれ以外に買う理由はないですが、その目的をもって車選びをする人には最高のプレジャーを与えてくれるクルマです。
- 満足している点
- とにかくその走り。単に速いだけでなく、ゆっくり運転していても楽しいのがいいですね。スポーティな運転が好きな人は、買えるうちに買っちゃいましょう!
- 不満な点
- オーダー入れてからかなり待たされてしまうのが残念。2022年11月時点だと、2年も3年も待つことになるようです。ただし、まだ現時点では「受注停止」となっていないだけマシですかね……。欲しい人は急いで!
- デザイン
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4
- 新型(FL5型)になって、大きく方向を変えましたよね。従来のガンダムチックなゴテゴテ感がなくなり、滑らかなラインでクリーンな造形になりました。デザインは主観的な話ですが個人的な感想を声高にいうと、これはいい! 素の美しさにあふれていることに好感が持てます。ところでそれを実現できた理由はどこにあるのか? たくさんありますが、大きな理由のひとつは専用のリヤフェンダーを作れたこと。従来まではフェンダー張り出しの手法としてノーマルフェンダーにオーバーフェンダーを重ねていたので、ここまでスッキリのデザインにはできませんでした。しかし新型はシビック標準車とは異なる、専用で張り出したリヤフェンダーを採用したことで新しいステージに立ちました。ちなみにどうしてリヤフェンダーを専用で作れたかというと、これまではタイプRの生産台数が少なかったのでコスト的に無理だったのですが、先代の販売がタイプRとして歴代最高の台数にまで伸びたこと(北米への輸出が本格化したのがその理由)で“さらなる伸び”が狙える新型はコストをかけられるようになったからです。
- 走行性能
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5
- もう見事です。言葉はいりません。運転している間はずっとニヤニヤしていられるほど楽しいです。サーキットでも乗りましたが、そこでの性能や運転の楽しさは言うに及ばず。日常域で、制限速度を守って走っているだけでも気持ちいいのがこのクルマのいいところだと思っています。
- 乗り心地
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3
- タイプRだから足回りはガッチガチ……というのはもう過去の話。先代からは電子制御ダンパーを手に入れたので、運転席のスイッチ操作だけで乗り心地も変えられます。もちろんサーキット用の「+R」にすれば相変わらず硬いですが、日常用の「コンフォート」にすればセダンかと勘違いするほど(はさすがに言い過ぎだけどそれにちょっと劣るくらい)の乗り心地を実現。かといって「コンフォート」でもフニャフニャではなく、峠道を気持ちよく走れるくらいの実力なのだからさすがです。
- 積載性
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4
- スポーツカーだからといって犠牲無し! 厳密にいえばラゲッジの床下収納スペースは標準車よりもフロアが高いので狭いですが、床上に関しては標準車と同じです。つまり404Lとクラストップであり、お世辞抜きに実用的。ちなみに、標準車よりも床が高いのはセンター出しのマフラーを採用しているからです。
- 燃費
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2
- タイプRに燃費を期待する人なんていないでしょう。燃費をよくするくらいなら、少しでも速くしたほうがユーザーは喜びますよね……。というFrontきをすれば、12.5km/LというWLTCモード燃費は素晴らしい数字では? 燃費を望むのであれば、素直にシビックのハイブリッドを買いましょう!
- 価格
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5
- 500弱の価格は、絶対的な金額として考えれば安くありません。しかし、このクラスにおいて世界最速級(今後の動向次第では世界最速)の本格スポーツモデルが500を割り込むなんてお値打ち価格以外の何物でもないことは断言できます。カーナビだって標準装備ですよ。これだけの性能を持ったクルマが、ここまでお手頃に買えるのは日本だけ(メガーヌR.S.の乗り出し価格は本国フランスでも日本より高いし北米でのシビックタイプRも同様)。日本人でよかった!
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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499.7
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- 中古車本体価格
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60.0 〜 999.8
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