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レクサス ESハイブリッド 「動的質感は気になるが、輸入車には乗りにくいけど高級なセダンが欲しい人におすすめ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 国沢 光宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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2
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 5
- 価格
- 3
動的質感は気になるが、輸入車には乗りにくいけど高級なセダンが欲しい人におすすめ
2021.5.27
- 年式
- 2018年10月〜モデル
- 総評
- ESも「エクステリアやインテリアなどから感じる高級感は輸入車に近いけど、動的質感はまだまだ」という多くのレクサスと共通の印象が強い。そのためESを指名買いする人以外はカムリや輸入車など、他のクルマを検討することも強く勧める。
- 満足している点
- ESをプレミアムセダンとして見るなら、ベンツCクラスなどに対しボディサイズが大きいというのはアドバンテージかもしれない。一方「輸入車には乗りにくいけど、高級なセダンが欲しい」という人にはレクサスのブランドイメージも含めピッタリのクルマではある。
- 不満な点
- 全体的に乗り心地に代表される動的質感がライバルとなる輸入車にはまったく追いついてないのに加え、カメラ式のドアミラーはメリットもあるが、距離感がつかみにくいなどデメリットの方が多い。現時点では絶対に普通のドアミラーにするべき。
- デザイン
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4
- スピンドルグリルやCピラーの傾斜が強いクーペルックという点など、「セダン系レクサスのド真ん中」という印象。ただLSと似ており見分けがつかないという点はブランドアイデンティティという解釈もできるが、各車の個性という面で疑問も残る。
- 走行性能
-
3
- ほかのレクサスと同じ傾向で、標準車は「柔らかめのダンナ仕様」、Fスポーツは「硬いけど全体的なまとまりはいい」という具合。しかしベースとなったカムリに対し静粛性が向上している点くらいしかアドバンテージが浮かばない点が大きな問題だ。
- 乗り心地
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3
- 標準車は「サスペンションは柔らかめだけど、それほど乗り心地はよくない」、Fスポーツは「引き締まったサスペンションだけど、乗り心地も上下動の収まりがよく標準車より上」と、乗り心地もほかのレクサスと同様の方向だ。
- 積載性
-
3
- ラゲッジスペースはボディの大きさに加え、ハイブリッドの駆動用バッテリーがリアシート下に置かれるなど(4人分のゴルフバッグが積める)、ラージセダンとして十分な広さを確保している。またリアシートのセンターアームレスト部分のみだが、トランクスルーも可能だ。
- 燃費
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5
- 実用燃費は20km/L前後とラージセダンとして申し分ないが、同じハイブリッドを積むカムリに対し重量増により5%程度見劣りするのはちょっと気になる。燃費が落ちるなら、その分動力性能などのアドバンテージがあってもよかった。
- 価格
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3
- 約600からという価格はカムリの200高ながら、大きなアドバンテージは高級感あるインテリアくらいしか浮かばず「割高」という言葉に尽きる。ES300hの購入を考えているなら、ベンツCクラスやBMW3シリーズなどの輸入車もぜひ検討して欲しい。
- 国沢 光宏
- 自動車ジャーナリスト
- 東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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- 中古車本体価格
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269.8 〜 760.0
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- 新車価格(税込)
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602.0 〜 728.0
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