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トヨタ コペン 「トヨタ ガズーレーシングの知見を盛り込んだ走りのコペン」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 2
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
トヨタ ガズーレーシングの知見を盛り込んだ走りのコペン
2023.1.19
- 年式
- 2019年10月〜モデル
- 総評
- 2代目となるコペンは2014年にデビューしており、すでに長い年月が経過している。さすがに新鮮味は薄れつつあるが、いまや唯一の軽オープンスポーツモデルとしてラインアップされている。ガズーレーシングがチューニングしたGRコペンはスポーティな走りと日常的に使える快適性を備えたモデル。専用アイテムの内容を踏まえると、リーズナブルに思えてくるのも嬉しいところ。
- 満足している点
- スポーツ一辺倒ではなく、快適性にも配慮した乗り味が得られること。それでいてワインディングでは気持ちのいい走りが得られ、スイッチひとつで爽快なオープン走行も楽しめる。軽ならではの維持費の安さもグッド。
- 不満な点
- インパネのデザインや質感が物足りない。メーターまわりを含め、内装デザインがモダンになればコペンの魅力は一段と向上するに違いない。エンジンもGRには専用セッティングがあってもいい。
- デザイン
-
4
- エクステリアは大開口のフロントグリル、アンダースポイラー形状のフロントバンパー、ディフューザー形状のリヤバンパーで標準のコペンと差別化。マットグレー塗装のBBS社製の鍛造アルミホイールも装着される。
- 走行性能
-
5
- パワーユニットは変わらないものの、普段使いにはこれで十分とも言える。GR専用の足まわりは「意のままに操れる気持ちのいい走り」を目指し、アンダーボディも補強されている。ステアリング操作に対してロールが穏やかに進行し、クルマとの一体感が得られるセッティングだ。空力にも配慮したデザインは高速での安定性が向上し、直進性を高めている。
- 乗り心地
-
4
- 専用サスペンションは単に足まわりを硬めているだけではなく、乗り心地にも配慮した設定だ。シートはレカロ製のセミバケットタイプが採用されており、コーナーでもしっかりと身体をホールドしてくれる。電動開閉式のアクティブトップを開けるとスポーツカーらしさが極まり、走らせる楽しさが実感できる。
- 積載性
-
2
- トランクルームは浅めながら、ルーフを閉じた状態ならば2人分の旅行にも対応できそうな収納スペースがある。ルーフを格納すると高さのある荷物が積めなくなるが、積み方を工夫すればある程度の荷物は何とかなりそう。
- 燃費
-
3
- WLTCモード燃費はCVTで19.2㎞/L、5速MTで18.6㎞/L。ターボエンジンを搭載するスポーツモデルとしては悪くない数値だが、生産中止となったS660は20.6㎞/LとGRコペンを上まわる。
- 価格
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4
- コペンシリーズではもっとも高価(5速MTで243万7200)なモデルとなるが、GRの専用パーツが装着され、ノーマルとは違ったスタイリングや装備内容、走行性能には高い満足度が得られると思う。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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238.2 〜 243.7
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- 中古車本体価格
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160.0 〜 264.9
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